定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

コメディに涙腺がゆるむ

2022年01月23日 18時51分00秒 | 日記
中国のコメディでタイムリープもの。主演の喜劇女優 ジア・リンが監督をしている。
出来が悪い自分は如何ともし難いが、何とか母を喜ばせようとする娘の物語。大学の第二部に合格したが、花形学部の合格証を偽造して祝いの会を大々的に催した帰り。母娘は交通事故に遭い、母は生死の間をさまよっている。

そんな時、娘は1981年にタイムスリップし、結婚前の母に遭遇するのだ。母は化学工場で働きボイラー技士に思いを寄せていた。
工場では有力者の息子が主任の職にあり、娘はどうにかして母と主任を結びつけるべく画策する。

成功すれば未来の自分はいないことは自明のなか、娘の涙ぐましい努力が可笑しく、笑いながら涙腺が。

1980年代初頭の中国、若者たちの素朴で元気な活動が描かれている。
公園でのボート遊び、職場の学芸会、映画館でのデート、百貨店でのテレビの争奪戦。どれもかつて、我が国の若者も経験してきた事象だ。

監督主演ジア・リンは中国では人気役者らしいが、アラフォーでありながら高校生を演じているのも笑える。
そして監督の母の人生がモデルとなっていること、ラストの実写(写真)で分かる。母に捧げたほのぼの作品。



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