五十路は人生半ばなり

五十路は人生半ばなり

2014年7月に好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(アレルギー性肉芽腫性血管炎、チャーグ・ストラウス症候群)という難病を発症。
退院後4カ月でプレドニンの処方も0mgになり、現在はほぼ健康人と同じ生活。あたふたと再起のための仕事の準備を進めている。

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2021/1/13富士山

雪をかぶって、ようやく冬の富士山らしくなってきた。昨年の暮れからの異常な乾燥で、冬になっても富士山の冠雪がとても少なかった。3連休が終わり、コロナ感染率はと見れば、東京の新規感染率は急激に落ち始めているようだ。ちなみに下のグラフは東京都でコロナの検査を受けた人の数から濃厚接触者を除外して、陽性者の人数を比率で表したものだが、日ごとの集計では傾向が不明瞭なため五日間の移動平均値を採っている。これだと割と動きがつかみやすい。このまま下がってくれれば良いのだが。

好酸球値が8%。

前回が7.5%で、その前が3.5%だったからジワジワ上がっているようでもあり、たいして変わらないとも言える。医師からも「好酸球が上がってますね」と指摘されたものの、「アレルギーが出やすい状態になっているかも知れません」とのこと。好酸球性疾患については意識していない様子だし、再燃するなら一桁のパーセンテージはあり得ないから、アレルギーだけ気を付ければ良いのかなと思うことにした。

 

毎回言われていた腎臓の障害を表す数値が今回は良好で、高かった尿酸値も基準値におさまり、全体的には良い検査結果だった。心配なのは医師の老化が目に付くようになってきたこと。かくしゃくとした初老の医師だったのだが、初めてこちらの病院にかかってから6年。昨年には内科医長も退いて、非常勤の医師になっていたようだ。頼りにしているだけに、少し心細い思いでもある。

 

東京は2回目の非常事態宣言で・・・宣言を出せば良いと思ってるのか、だからどうしろというのか釈然としない。町にも緊張感はなく、普段と何も変わらない状態で、どこかの誰かはオリンピックは開催するとか言ってるし、非常事態って何だと問いたいのが正直な気持ちだ。ここ数日で感染率は上げ止まりの様子を見せ始めているが、暮れから正月にかけての上がり方は尋常ではなかった。下のグラフは東京都のコロナ検査人数から濃厚接触者の人数を引いた上で、残りの検査人数中の感染者の割合を表したものだ。7月末から記録しているが、夏のピーク時でも6%止まりだったものが、今は14%を超えてしまっている。

 

好酸球値 7.5%。標準値内だけど前回が 3.5%だから、やや増加傾向ということだ。ここ数日ちょっと「風邪気味です」と言うと、医師は「花粉症かも知れない」とのこと。熱はないし好酸球の微増が、そのためかも知れないらしい。アレルギーの薬を一週間分だけ出しておきますということで、様子を見ることになった。前回の検査では「かなりのアレルギー体質」と言われているし、医師の言うように花粉症なのかも知れない。勝手に色々調べてくれる医師なので、とても頼りになる。

 

処方箋を持って薬局に行くと、激しい咳をしている先客と出くわした。薬剤師の話を聞いていると喘息のようだが、この時世では警戒心が強く働いてしまう。狭い薬局だがなるべく咳の客の空気を吸わないようにと、無駄な努力かも知れないがあっち向いたりこっち向いたり、そわそわと落ち着かないこと甚だしい。

 

プレドニンが 0mgになって、そろそろ2年になる。好酸球性多発血管炎性肉芽腫症が治ったとは言えないのだろうけど、まだ発症していない人くらいにはなったのかも知れない。このまま発症(再燃)しないかするのか解らないが、今はただ幸せだ。ついでに言えば、今私は仕事をしていない。考えた末に何とかなるだろうと計算して決めたことだが、そうなると面白いことに妻の収入がぐんと上がって、何とかなるどころか割りと楽な生活ができるようになった。妻に食べさせてもらっているわけだ。家事一切は自然に私がやることになったが、これがまた良くしたもので互いに自分がやるべきことを相手にやってもらっている意識があるから、「ありがとう」「すいません」が自然に出てくる。結果的に家庭円満で、私に限っては病気が良い転機になったような気もしている。