何とも言えぬカルト感を醸し出しているインパクト“大”なエチケットとそのネーミング。
今回はナパ・ヴァレー指折りのワイナリー「ザ・プリズナー・ワインカンパニー」の“ザ・プリズナー ”2017年VTをいただきました。
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【ザ・プリズナー・ワイン・カンパニーとは？／サイトより引用】
ヒュネイアス家がオリン・スフィウトのデーヴ・フィニー氏からザ・プリズナーとザルドを買収して創業したワイナリー。
ジェン・ベロスを筆頭ワインメーカーとして、トップ栽培家たちがタッグを組んだチームです。
ジェンは10年以上にも及ぶジンファンデルの造り手であり、ワインのブレンドに関しては芸術の域に達する見事なセパージュを考えだしています。
「醸造家である以上、無限の目標に向かって突き進みたい」そんな思いを胸に掲げ、興味深い品種にも着目しながら新たな試みをし続けています。
またチームのメンバーは情熱にあふれており、自分たちが飲みたいと思えるような楽しいいワイン造りを志しています。
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■ヴィンテージ／2017年
■種類／赤
■タイプ／フルボディ
■生産国／アメリカ
■生産地／カリフォルニア州、ナパ・ヴァレー、オークヴィル
■生産者／ザ・プリズナー・ワイン・カンパニー
■原産地名称／A.V.A.オークヴィル
■セパージュ／ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・シラー、シラー、シャルボノ
■ALC／15.2％
色調は深みのある黒みを帯びた非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は非常に濃い。
香りはブラックベリー、ブラックチェリー、プラム、カシスの果実香に牡丹、スミレ、針葉樹、メントールや黒胡椒、甘草、シナモン、カカオ、木樽由来のヴァニラ香等が感じられます。
味わいはアタックから凝縮感のある豊かな果実味と円みのある優しい酸味、肉厚ながらも口当たりシルキーなタンニンがバランスよく調和した力強さの中に緻密さ感じるしなやかなフレーヴァーが広がり、果実の旨味とアルコール感、心地良いビターかつスパイシーなニュアンスが余韻として長く持続。
最初はそのネーミングから、良い意味？で荒々しい味わいをイメージしていました（笑）…確かに重厚感ありありでしたが、味わいの根底にしっかりとした品（柔軟性）が下支えしており、「柔よく剛を制す」的な思想が感じられるなかなか傑出した一本でした。
☆HP 85+pt
