■炎のクリエイター日記

イタリア人菓子職人が考案したデザートのティラミスは、イタリア語で直訳すれば、私を引っ張りあげてと言うのが語源だそうだ。普通にイメージすると「私を元気づけて」みたいな、実際にはブルジョア令嬢くらいしか口にしないような、命令口調となっているのが何ともマリーアントワネット的だ。



ティラミスに使う純ココアの主成分は、カカオポリフェノールでカカオ本来の味が楽しめる。冷え性予防・筋力アップの効果があると言うので、どんどん加齢していくワシには、喉から手が出るほど欲しい効能があるようだ。なお甘み自体は純ココアにはなく、自分でお好みの糖分調整をするのがティラミスの繊細な自分好みの旨さとなっているのだろう。



甘さ控えめにしてティラミスを自分で食べるのか？ 超甘くして落ち込んでいる人を元気づけてあげるのかは、作る人次第と言うことで。上部に飾るものはなにもなく、プランターのレモンの香り漂う雑草ハーブ「レモンバーム」を添えてみた。



■ティラミスの材料
・クリームチーズ：１箱（200g～250g）
・砂糖：40g
・卵黄：２個
・生クリーム：１箱（200ml）
・砂糖：40g
・森永マリービスケット：お好きな量（マリーつながり？）
　※森永マリービスケットを市販カステラのスライスに差し替えるレシピは王道なのでお好きなように。
・インスタントコーヒー：大匙３（顆粒）
・お湯：コーヒーを溶く適量
・茶こし
・純ココア：適量



■ティラミスの作り方
・室温に戻して柔らかくしたクリームチーズに、砂糖を少しずつ入れて混ぜる。卵黄も少しずつ入れて混ぜる。別のボウルに、生クリームと砂糖を入れ、ボウルの底を氷や保冷剤などで冷やしながら10分弱泡立てる。生クリームを３回くらいに分けて入れ、その都度混ぜ合わせる。これでふんわりしたチーズクリームのでき上がり。
・森永マリービスケットは、インスタントコーヒー液に漬けこんで、タイルをはるように（隙間にも割って詰めて）均等に並べて、容器のチーズクリームと順に重ねて行く。容器の下から、マリービスケット→チーズクリーム→マリービスケット→チーズクリームの順で２～３回繰り返す。これで冷蔵庫で２～３時間冷やして馴染ませる。
・食べる直前に、最後のチーズクリームの上から、表面に茶漉しなどで純ココアをパウダー状にして振り掛けたら出来上がり。

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