窪み目に対する脂肪注入(ナノリッチ) 術後3ヵ月 | 医師の技術教育指導担当 Dr村松@湘南美容クリニック

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湘南美容クリニック新宿本院主任医長兼技術指導医Dr.村松が日々の症例や美容外科に関することを分かりやすく解説します。

本日ご紹介する症例の患者様は40歳代前半の女性、約10年ほど前に全切開+眼瞼下垂手術を他医にて受けられていました。

 

今回は上まぶたの窪み(窪み目、sunken eyes)を改善したい、とのことでした。

 

カウンセリングの結果、脂肪注入(ナノリッチ)を行うこととなりました。

 

術前→術後3ヵ月です。

目の上のくぼみが大きく改善し、若々しい印象となりました。

 

目を閉じた状態の鮮明なお写真が無くて申し訳ございませんが閉瞼時や伏し目の時など、いずれも凹凸は認めません。

 

 

ナノリッチは上まぶた全体の皮下にくまなく注入するため、術後はそれなりに腫れや内出血が生じます。

 

今回の患者様は上まぶたのナノリッチ注入以外にも、額やこめかみへのコンデンスリッチ脂肪注入なども同日に行ったため、術後の腫れは通常よりも強くなっていますが参考までに術後経過を掲載します。

 

術後1週

 

術後1ヵ月

 

窪み目(sunken eyes)の治療ですが、ヒアルロン酸注入や通常の脂肪注入では上まぶたのボコつき等が生じるリスクがあります。

 

その点、ナノリッチではそういったボコつきが生じる可能性は極めて低いと考えられ、良い方法の一つと言えます。

 

ご参考になりましたら幸いです。