KONASUKEの部屋

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リンゴツノエダシャク♂20210804

2022年01月18日 | チョウ目
リンゴツノエダシャク。
触角が櫛歯状なので、♂ですね。
画像がイマイチなので、もっと良いのがあったら、再掲載しようと思います。

似た種がいくつかあり、苦手とする蛾です。
ネットにはオオトビネエダシャク、フタヤマエダシャクとの違いが載っていますが。
KONASUKE的には、クロクモエダシャクも紛らわしいと思って。
自分のためのメモを残しておこうと思います。

クロクモエダシャクの方が翅が幅広ですが。
翅の太い・細いは相対的なものなので、見慣れないと判断基準にはなりません。
特に♀は翅が幅広になるので、分かりづらいです。

前翅外横線の前縁付近での曲がり方が違うようです。

クロクモエダシャクでは、前縁から出て、
一旦内側に曲がって
外側に同じ位戻ってから、
わずかに外側に膨らみながら後縁に向かいます

リンゴツノエダシャクでは、
内側に曲がってから、
戻りが少なく
内側に反りながら後縁に向かっています

また、腹部背面の様子も違うようです。

クロクモエダシャクでは、
前翅内横線の延長線上はあまり色が変わらず
その下も淡色ではありますが、白色からは遠いようです

リンゴツノエダシャクでは、
前翅内横線の延長線上に黒線があり
そのすぐ下が白く帯状になっています。

これでどうにか、区別がつくかな?

①前翅内横線:黒色
②前翅外横線:黒色でクッキリ出る
 ⓐ山は一つ、戻りが少ない
 ⓑ内側に反る
③赤褐色
④黒線:前翅内横線と繋がる
⑤白帯
⑥触角:♂は櫛歯状

分類:
チョウ目シャクガ科エダシャク亜科
翅を広げた長さ:
♂40~52mm
♀55~62mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
平地~山地
成虫の見られる時期:
5~9月(年1化~年2化)
越冬形態?
エサ:
成虫・・・樹液など
幼虫・・・ヤナギ科(キツネヤナギ)、ブナ科(コナラ、クリ、ブナ)、ニレ科、バラ科、カエデ科、ツツジ科(ミツバツツジ)、キク科(ダリア)、タニウツギ、キブシなどの葉
その他:
内横線、外横線は黒い。
♂はトビネオオエダシャク♂に似るが、本種は翅が細長くて、外横線が太くクッキリ出る。
(トビネオオエダシャク♂は、もう少し翅が太く、外横線が弱い。)
外横線の山は一つ。
フタヤマエダシャクは二山。)
一般に内横線内側、外横線外側は赤褐色。
全体的に黒化する個体もある。
腹部背面に前翅内横線と繋がる黒線があり、その下に白い帯模様がある。
♂の触角は櫛歯状、♀は糸状。
平地では年2化、山地では年1化の可能性がある。
東北地方で7~8月羽化。
灯火に飛来する。
幼虫は広食性で、多くの広葉樹、針葉樹、草本まで多岐に渡る。
終齢幼虫の体長は約55mm。
土中で蛹化する。
参考:
茨城の昆虫生態図鑑
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
虫ナビ
農研機構
暁の蛾類図鑑
北茨城周辺の生き物
昆虫写真図鑑
富山県産蛾類博物館
廿日市市の自然観察(昆虫)
自然観察雑記帳
昆虫エクスプローラ

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