KONASUKEの部屋

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セグロシャチホコ幼虫20210416

2021年10月19日 | チョウ目
セグロシャチホコの幼虫。

こっちは若齢のようです。

丸く表面だけを食べるようですね。

分類:
チョウ目シャチホコガ科ツマアカシャチホコ亜科
翅を広げた長さ:
25~35mm
分布:
北海道、本州、四国、九州
垂直分布?
成虫の見られる時期:
5~10月(年4~5化、北海道6~9月・年2化)
幼虫か蛹で冬越し
エサ:
成虫・・・?
幼虫・・・ヤナギ類、ポプラ、ヤマナラシ、イイギリなど
その他:
胸部背面中央に黒色毛塊を持つ。
全体褐色だが、翅色は明色型と暗色型がある。
前翅の後角付近に暗褐色斑はない。
(ツマアカシャチホコでは暗褐色斑がある。)
翅を閉じて止まった時、♂は腹の先がはみ出し、毛束がある。
♀は腹の先がはみ出さず、腹が大きい。
森林や公園で見られる。
灯火に飛来する。
卵は葉裏に400~500個固めて円錐状に産付される。
表層部が寄生バチに寄生されても、中心部は生き残る戦略の可能性あり。
若齢幼虫は集団で、葉の表面を削り取るように食べ、網目状の食痕を残す。
幼虫は次第に分散し、成長すると葉全体を食べる。
多発することがあるが長期化せず、食害によって樹が枯死した記録もない。
(落葉広葉樹類では、生長期に一度くらい葉が全部なくなっても枯れることはまれであるようで、それが関係しているかも知れない。)
摂食量は性差によって異なり、♀の幼虫の方が多い。
(性差が現われるのは亜終齢から。)
また、摂食量は終齢と亜終齢で、前摂食量の96~98%を占める。
第2化の摂食量は、他時期と比べて少ないらしい。
幼虫は、体が茶色。
背線は黒く、両側に黄色の縦線があり、各腹節に黄色と白色の小瘤起が対になって並ぶ。
朱色の小瘤起が、胸背面4個、腹端に4個ある。
第1・8腹節に黒い瘤起と刺毛がある。
幼虫は1年中見られる。
終齢(5~6齢)幼虫の体長は約35mm。
葉(食草に限らない)の表面に薄く糸を張って繭を作り、蛹化する。
蛹には毛がない。
幼虫は晩秋に樹皮の割れ目や落葉中で、薄い繭を作って越冬する。
もしくは蛹になって越冬する(北海道で10月上旬まで)
参考:
Digital Moths of Japan
みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
北海道立林業試験場・緑化樹センター
渓舟の昆虫図鑑
芋活.com
昆虫写真図鑑
森林総合研究所
YAMKEN明石の蛾達
北茨城周辺の生き物
北河内昆虫記
モンクロシャチホコおよびセグロシャチホコの幼虫の摂食量について
自然観察雑記帳
北海道博物館

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