KONASUKEの部屋

最近はすっかり昆虫ブログと化してます(笑)
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クロモンドクガ♀20200914

2021年01月12日 | チョウ目
クロモンドクガの♀。
普通、蛾の仲間は♂が灯火に集まり、♀はほとんど来ないのが相場ですが。
この蛾は例外的に、♀は良く灯りに集まるが、♂は稀にしか飛来しないという変わり種。

♀の前翅は地色が黄色で、後縁部に沿って、黒色の鱗粉が密集します。
また、この個体のように、そこから前縁に向かって、黒色鱗が帯状に伸びる個体もあります。

♀でも触角は櫛歯状(小振り)のようです。

ドクガ科は、胸や前脚がフワフワのモコモコになることが多いですが。
本種ではちょっとまばらで、直毛のゴワゴワって感じですね。

①黒色鱗:前翅後縁沿いに中央付近まで
②黒色鱗が帯状に前縁まで延びる個体もある
③黒色点:前翅に一対

分類:チョウ目ドクガ科
翅を広げた長さ:♂35~37mm、♀37~44mm
分布:北海道、本州、四国、九州
   平地~山地
成虫の見られる時期:6~7月、8~9月(年2化)

エサ:成虫・・・口吻が退化して食べない
   幼虫・・・バラ科、ハシバミ、アサダ、アカシデ、イヌシデ
その他:地色は黄色で、一対の黒点がある。
    ♂は前翅の大部分と後翅が黒褐色だが、黄色部が拡大した個体もある。
    ♀は翅底部から中室まで黒色鱗を密布する。
    さらに帯状に暗色部が延びて前縁に達する個体もある。
    ♀の後翅は黄色。
    下唇鬚は上向し、頭頂を越える。
    後脚脛節の距は二対。
    前翅には1個の小室がある。
    広葉樹を中心とする樹林と林縁、公園、果樹園、庭などで見られる。
    ♀は良く灯火に飛来するが、♂は非常にまれ。
    普通種で個体数も多い。
    成虫は毒針毛を持たない。
    幼虫は、危険を感じると落下して身を守る。
参考:Digital Moths of Japan
   みんなで作る日本産蛾類図鑑V2
   かたつむりの自然観撮記
   虫ナビ
   岐登牛山彩々
   渓舟の昆虫図鑑
   北茨城周辺の生き物
   +++Coffee Time+++
   TMUAnimalEcology(都立大動物生態)
   芋活.com

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