旅・ふ・る Tabi Full

夏の富良野・美瑛・洞爺湖1日め <松山から富良野へ>

●はじめに

まず最初に、これは昨年2019年7月の北海道旅行記ということをお伝えしておきます。


美瑛 四季彩の丘(2日めに訪問)

海外旅行ができなくなって、ずいぶん経ちますね。
今年の3月頃は『GWには行けるよね!』と期待し、GWが過ぎてからは『夏には行けるよね!』と淡い期待を抱きましたが、一向に海外旅行できそうな気配はありません。
もう今年は無理かもって空気ですよね(T T)

「今日はパリへ出発の日でした。」とか「今頃はハワイだったのに・・・。」という皆さんのブログを読むと、一緒に悲しくなってきます。
来年こそは!と期待しているのですが、さてどうなるでしょうか・・・。

海外旅行ができないということは、当然、旅行ブログも作れません。
旅行ブログを作れないことも結構ストレスで、昔のブログを読み返しては、変な文章(多いんです ><)を修正したり、写真を追加したりして気を紛らせていましたが、最近「国内旅行のブログも作ろうかな。」と思い始めました。
と言っても、今は国内旅行も自粛しているので、去年までのものになりますが。

有難いことに、以前から国内旅行のブログも作ってほしいという声は頂いていたのですが、なかなか時間がなくて作れませんでした。
でも今は時間が有り余っているので、少しずつ思い出しながら作ってみようと思います。

今回は、昨年2019年7月の連休に行った北海道の旅行記です。
車椅子の母と一緒にレンタカーで、富良野、青い池、美瑛、洞爺湖を3泊4日で巡りました。
満開のラベンダーや、色あざやかな花のじゅうたん、神秘的な青い池など、少しでも自粛生活の皆さんの癒やしになれば、と思います。

また、車椅子の母を介護しながらの旅が、何かのお役に立てれば幸いです。
ちなみに母は要介護3で、普段は歩行器を使用し、付き添われながらゆっくり歩くことはできますが、外出時は車椅子を使用しています。

●旅程

1日め ANA3125 松山11:30⇒新千歳13:40 
     レンタカーで富良野へ
2日め 青い池、美瑛 四季彩の丘、千代田の丘展望台、美瑛選果(ランチ)
3日め ファーム富田、カンパーナ六花亭(ランチ)
     富良野から洞爺湖へ
4日め ANA3126 新千歳14:25⇒松山16:45 

*松山~新千歳往復は、ANA便名ですが、IBEXエアラインズ機材のコードシェア便です。


~2019年7月14日(日)~

自宅は愛媛の山奥ですので、松山空港まで車で3時間くらいかかります。
母の準備に時間がかかることと、新千歳空港に着いてからのレンタカー移動が長いので自身の疲労も考えて、松山市内のホテルで前泊することにしました。

当日は、余裕を持って2時間くらい前に空港に到着できるようホテルを出発。
松山空港は2019年2月に駐車場が増設され、繁忙期でも満車ということはなくなったので、かなり便利になりました。
と言っても私たちは、車椅子専用の駐車場に停めるので、だいたい空いていますが。

●サポート専用カウンターでチェックイン

車を停めるとまず、車椅子の母を空港へ連れて行き、邪魔にならないところで待たせます。
そして私は急いで車に戻り、荷物を持って空港に戻り、母と一緒にサポート専用カウンターでチェックインとなります。
私たちはいつも自宅から車椅子を持って行くので、カウンターで車椅子を預け、空港内専用の小さめの車椅子に乗り換えます。
ちょっとぽっちゃりの母に空港の車椅子は窮屈そうですが、しばらくの我慢です(^^;

機内で食べる昼食用に、松山空港のお寿司屋さんで母の好きな穴子寿司を買い、早めにゲートへ向かいます。
母は機内の狭いトイレでは、1人で用を足せないので、優先搭乗の時間を確認し、ぎりぎりのタイミングでトイレを済ませておきます。
これで千歳までの2時間は持つでしょう。
おむつをしているので、ある程度は大丈夫なんですけど。

●最後列の座席を指定

車椅子の乗客は、通常、乗り降りしやすいように前方の席が割り当てられるのですが、私たちはいつも最後列にしてもらいます。
もし母がどうしてもトイレに行きたくなった時、ドアを開けたまま手伝わないといけないので、前方のトイレだと注目を浴びて困るのです(^^;
それを伝えると、いつも快く最後列を指定させてもらえるので助かります。


上空より新千歳空港近郊

座席に座ると、すぐCAさんが挨拶に来られ、母は満面の笑顔で答えます(^^)
車椅子だと特に気にかけてくれて、きれいなCAさんが何度も笑顔で声をかけてくれるのも、母が飛行機を好きな理由の1つなんです(笑)
そして大好物の穴子寿司を食べたり、CAさんとおしゃべりしたり、窓からの景色を楽しんだりして、なんとかトイレに立つこともなく、無事、新千歳空港に到着しました。

●無事、新千歳空港に到着。


新千歳空港到着。
乗ってきたIBEX機の車窓より。

最後列の席なので、今度は最後に降ります。
CAさんが機体の出口まで車椅子を押してくれ、そこで地上係員さんに引き継ぎます。
通常はターンテーブルで母の車椅子をピックアップし、乗せ換えるまでお世話をしてくれますが、母がすぐトイレに行きたいというので、ターンテーブルのところのトイレまでにしてもらいました。

ターンテーブルでキャリーバッグをピックアップして、レンタカー会社の送迎バス乗り場へ向かいます。
1人なので、右手で車椅子、左手でキャリーバッグを押さないといけません。
床がフラットできれいな空港内だからできる技です(笑)
でもバス乗り場は端の方だったので、結構歩きました。

●レンタカーで富良野へ

レンタカーはバジェットレンタカーのJSコンパクトクラス(フィット、ヴィッツなど)を予約していました。
なぜバジェットを選んだか・・・よく覚えていませんが、たぶん数社比べてお得だったんだと思います。
もちろんANAのサイトから予約したので、ANAマイルも貯まります。
事前に電話で空港送迎バスについて確認したところ、車椅子で乗れるバスがあったので助かりました。

空港から10分くらいでレンタカーオフィスに到着。
説明を受け、保険の申し込みなどが終わると、念のためもう一度母のトイレを済ませ、出発です!

新しい土地でのレンタカーの運転はいつも緊張します。
普段から車線変更や高速道路の合流が苦手なので、できるだけ国道や県道を走ろうと思います(^^;
今回の旅行に札幌を入れなかったのは、都会を走りたくないからなんです。

●途中でおむつ調達

千歳から富良野まではのんびり下の道を走ろうと思います。
途中で、母のおむつも調達しないといけないし。
3泊4日分のおむつ(パンツとパッド)を家から持参するとすごい荷物になるので、いつも現地で購入しています。
一度買ってしまえば、車の中に置いておいて、必要な分だけホテルに運べばいいので楽ちんですね。

事前に調べたら、岩見沢市がちょうど中間地点で、トイレ休憩にもいい時間なので、ドラッグストアかスーパーで購入しようと思います。
車椅子の人との旅行では、「どこに車椅子用のトイレがあるか。」を事前に調べておくことが大切ですね。
高速道路ならSAやPAに必ずありますが、国道や県道なら、道の駅や、大手スーパー、大きな病院などを調べておいたらいいと思います。
特に北海道は広いので、走っても走ってもないという可能性があります。

今回はちょうど国道沿いにドラッグストアがあり、車椅子用のトイレもあったので助かりました。
いつも使っているメーカーのおむつ一式を購入してひと安心です。
ちなみに旅行の時はベッドを汚さないように、腰の下に敷く尿もれシートも必要ですが、これは持参しました。

富良野ホップスホテル

岩見沢市から富良野まではカーブの多い山道で結構時間がかかり、薄暗くなってやっとホテルに到着しました。
運転はとても疲れましたが、北海道らしい広大な牧場やじゃがいも畑、クマザサや白樺の林を眺めながらのドライブを母はとても喜んでくれてよかったです。(途中、写真を撮る余裕はありませんでした ^^;)


富良野ホップスホテル。
これは翌朝の写真ですが、外観はこんな感じです。
見晴らしのいい丘の上に立ち、富良野盆地を望むことができます。
丘一面に咲く黄色の花がきれいでした。


今日から2泊する部屋です。
残念ながらユニバーサルルーム(バリアフリーの部屋)はなかったのですが、広めでフローリングの部屋を用意して頂きました。
(このホテルはカーペットの部屋もあります。)
この広さなら車椅子でも余裕ですね。


バスルームも広めで助かりました。
バスルームの入り口に少し段差がありましたが、手引きで上がれる高さだったので問題ありません。
洗面台の前に椅子を置けたので、母は座って歯磨きができてよかったです。


浴室も広く、湯船があっていいですね。
ユニバーサルルームではないので、手すりなどがなくてちょっと大変でしたが、なんとか母を入浴させることができました。

●ホテル内のレストランモンマルシェでディナー

1泊めは2食付き、2泊めは朝食付きのプランにしました。
夕食は、5種類くらいのメニューから選ぶことができます。
母はとんかつ、私はパスタにしたんですが、とんかつは母には硬すぎたので、パスタを分けて食べました。
お肉が苦手な私はとんかつが食べれず、残してしまってごめんなさい!




このパンがクオリティ高くてびっくりしました。
いくらでも食べられそうです(*^^*)
ふらの白ワイン(別料金)もカルボナーラもおいしかったです。

●遠くに花火


部屋に戻ってしばらくすると、外でボン、ボンと音がするので、カーテンを開けると遠くに花火が上がっていました。
調べたら、「かみふらの花と炎の四季彩まつり」の花火でした。
ズームしてこの大きさなので、実際はかなり小さかったんですが、母と少しの間、花火を楽しみました。

明日は早朝から、念願の「青い池」へ行くので早く寝ることにしましょう。


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