廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。

 

先日、築30年の大型マンションから理事会で

コミュニティに関する話をしてほしいという依頼が

ありました。

 

そのマンションのコミュニティの状況を知らないと

話ができないので、

それを知るのに苦労しました。

 

コミュニティは、

将来に向けての円滑な合意形成に大切なものです。

 

築30年になると、

入居当時の子供たちが大人になって

行事への出席者も少なくなります。

 

そのマンションは、

2年任期の役員の中から自治会担当理事を選びます。

 

急に自治会担当理事になった方は、

状況がわからないので、

つい前年と同じ行事をすることになります。

 

参考に他のマンションの取り組み事例を話しましたが、

このマンションで、

一番大事なのは挨拶をすることではないかと思いました。

 

理事長も挨拶に興味を持ったようです。

 

女性の理事の方々からは、

「今、子供たちは学校で大人に声を掛けられても

無視するようにと教えられていて挨拶ができない。

どうしたらいいのか。」

 

「ゴミ置き場で会った夫婦に挨拶しても、

どちらも挨拶を返さない。

そういう状況でも挨拶をするのか」

 

という質問がありました。

 

自分がマンション内で人と会ったら

挨拶をすると決めていたら、

返答を気にすることはないのです。

 

ニコッっと笑って子供に挨拶しても

子供から返事が返ってこなかったら、

それもそれでいいのです。

 

そのうち、子供も分かって

挨拶を返すようになるかもしれません。

 

挨拶をしないご夫婦も、

挨拶をし続けていれば、いずれ返ってくるかも…。

 

 

でも、やはり挨拶に返答がないのは気分がめげますから、

理事会で

「今年、理事はマンション内で挨拶をするようにしましょう」

と決めてやると、気にせず続けられます。

 

理事会の度に、

「挨拶をしない人がいるが、

何度目になったら返すか、たのしみだ」

という話をしたり、

 

「子供に挨拶したら、

このごろ向こうから挨拶するようになった」

という話題があれば、

たのしんでやることができます。

 

それを毎年、理事の方々が続けていたら、

2、3年でマンションの雰囲気は変わると思います。

大事なことは、

挨拶をしても返ってこないときに腹を立てないことです。

 

そういう方もいるという事実知った上で、

自分は挨拶をし続けることで、

きっとコミュニティが変わります。

 

 

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