堺市の管理計画認定の独自基準はなかなかすごい! | 廣田信子のブログ

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こんにちは! 廣田信子です。

 

堺市のマンション管理計画認定の独自基準が

発表になりました。

 

耐震性能に対する追加基準がしっかり定められています。

 

1.耐震診断未実施のマンション(*)においては、

     マンション管理計画認定申請日から5年以内に

    耐震診断を実施することを総会で決議していること

 

 

2.耐震診断を実施済みのマンションにおいては、

     耐震診断の結果、耐震性が不足するものである場合、

   下記のいずれかの基準に適合すること

 

・耐震改修計画認定(*)をマンション管理計画認定申請日から

 5年以内に取得することを総会等において

  決議されていること

 

・建替え等に向けて総会等において議論を行っていること。

 

   ただし、耐震診断実施後10年を超えて

   議論を行っている場合にあっては、

 耐震化にかかる進捗がないものとみなし、

   原則としてマンション管理計画の認定を行わない。

 

 

3.耐震改修計画認定を取得している場合、

     その計画に基づく耐震改修工事が

    マンション管理計画認定申請から5年以内に完了することを

    長期修繕計画に記載していること

 

*耐震診断未実施のマンションとは、

 →1981年5月31日以前に新築の工事に着手したマンションで

  耐震診断を実施していないマンション

 

*耐震改修計画認定とは、

 →建築物の耐震改修の促進に関する法律第17条の規定に

  基づく建築物の耐震改修の計画認定

 

と定められる予定です。

(マンション管理新聞による)

 

私としては、これが本来の姿かなと思います。

 

関東圏では、

耐震性能に関する規定がほとんどありません。

 

したがって、

耐震性能を調べていないマンションも

耐震性が不足していて対策を考えていないマンションも

 

管理計画認定基準に合っていれば、

認定マンションとして認定されます。

 

これは、

認定を受けるマンションには何の問題もありません。

その規定がないのですから。

 

でも、どうなんだろう。

耐震性能を考えないマンションが認定されるようでは、

 

頑張って耐震診断をして耐震改修をしようと思うマンションは

減る一方ではないか…と思ってしまいます。

 

耐震改修を考えたら、

認定を受けるのは厳しくなるのですから。

 

この矛盾を感じるのは、私だけ??

と思う今日この頃です。

 

 

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