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偏差値72、天皇家で一番の頭脳 愛子さま東大入学の可能性は

2013.11.12
# 雑誌


週刊現代
講談社
毎週月曜日発売

プロフィール



子どもの未来は、無限の可能性に満ちている。それを思うと、親は勇気づけられ、強くなる。学才をメキメキと伸ばしている愛子内親王。愛する我が子の成長が雅子妃にもたらした、ある「変化」とは。



学年でトップの成績
「愛子さまは、学業が大変優秀で、通信簿はほぼオール5。常に学年でトップクラスの成績だそうです。特に国語がお好きで、放っておいてもご自分で本を読み、読めない漢字は漢和辞典を引いて勉強されています。ややもすると、午前0時を回っても本を読んでいることがあって、皇太子殿下が苦笑しながら早く寝るよう促すこともあるとおっしゃっていました」
こう語るのは、皇太子家に近い元皇族だ。ここ最近、愛子内親王の勉学の才能が、周囲を驚かすほど目覚ましく花開いているという。元皇族が続ける。
「漢字のテストは毎回ほぼ100点です。何度か満点をとれなかったことがあるのですが、読めなかった漢字、書けなかった漢字をそれぞれノートに100回書くことを、自らに課しているようです。
また英語の実力も相当なもので、皇太子殿下が『愛子は私よりきれいな英語を話す』とおっしゃっていました。科目の中では算数があまりお好きではないらしく、教えるのがお上手な雅子さまが、つきっきりで指導することもあるそうです。ただ、好きではないだけで苦手ではなく、成績は5の評価。何でもできて、本当に優秀でいらっしゃいます」
一時、不登校問題などもあって、学校にうまくなじめていないのではと心配されていた愛子内親王だが、最近では同級生の間で〝浮く〟こともなくなったという。愛子内親王と同じ学年に息子を通わせる父兄が明かす。
「低学年の頃、愛子さまの周囲には、皇室とお近づきになりたいと思っている父兄の子どもしかいませんでした。
ところが、今は多くのお友だちができて、楽しく快活に過ごされているようです。また、先頃の初等科の運動会では、愛子さまは自分たち6年生の前に座っている1年生に声をかけたり、一緒にリレーを応援したりと、面倒をよく見ておられました。
雰囲気もずいぶんと変わりましたね。運動会の日は髪を後ろで束ねていたのですが、両頬に髪の一部が垂れるようにして縛ってありました。『ああ、オシャレする年頃になられたのだな』とほほえましく拝見していました。
以前の運動会は警備の数も半端ではなく、どこかピリピリしていたのですが、今年はとても穏やかな運動会でした」


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東大受検も視野に


成績は学年でもトップクラス。生活態度もしっかりして頼もしい。こうした娘の成長が、雅子妃の気持ちにも変化をもたらしていると、宮内庁関係者が打ち明ける。
「実は、愛子さまをエスカレーターで学習院大学に行かせるのではなく、東京大学へ進ませるお考えを持っていらっしゃるのです」
折しも先日、週刊誌などで「秋篠宮紀子妃が悠仁親王を東大へ進学させようとしている」という報道がなされたばかりだ。
「皇室に嫁いで以降、雅子さまはことあるごとに〝完璧な皇族〟である紀子さまと比較され、バッシングを受け、終いにはご病気になるほどに肩身の狭い思いをしていらっしゃいました。しかし、愛子さまという『宝物』が順調に、聡明に成長された今、雅子さまの胸中には、娘を東大に入れて、これまでのすべてのマイナスを、プラスに転じたいという新たな思いが去来しているのです」(前出・宮内庁関係者)
学習院大学と言えば、昭和天皇、今上天皇、皇太子をはじめ、代々皇族の学びの場としての伝統を誇ってきた。しかし、皇族は学習院で学ぶもの、というのは一昔前までの不文律で、今は時代が変わってきているという。
「眞子さまがご自分の意志でICUに進学されて以来、必ずしも学習院でなくていいという雰囲気が生まれました。愛子さまも中学は引き続き学習院に通われると見られていますが、高校・大学まで決まっているわけではありません。愛子さまの成績と照らし合わせれば、東大という選択肢は十分考えられます」(宮内庁担当記者)

〔PHOTO〕gettyimages

英語の準備も万全
学習院初等科でトップの成績というのは、実際、全国的にはどれほどのレベルなのだろうか。
中学受験コンサルタントで森上教育研究所社長・森上展安氏が解説する。



「名門私立小学校の御三家は、慶應義塾幼稚舎、青山学院初等部、学習院初等科ですが、学習院トップの学力は、その中でも最も高いレベルと言っていいでしょう。御三家の偏差値は70前後なので、トップクラスの子なら71~72くらい。この学力なら、もちろん将来東大を狙うのに何ら問題ありません」
ただし、東大進学となれば、国民とともに入試を受ける必要がある。万一落ちることがあれば「宮内庁がひっくり返るほどの大問題」(前出・宮内庁担当記者)だし、受かったら受かったで、愛子内親王が合格したため、一般受験生が一人不合格になるという事実が残る。国民の税金で育った皇族が、国民を押しのけてまで我を通すのはいかがなものかといった批判が出ないともかぎらない。
だがこの懸念は、愛子内親王の受験時には解消されていると、前出の宮内庁担当記者が語る。


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雅子妃はハーバード大から東大



「3年後の平成28年度から、東大にも各科類合わせて100名程度の推薦枠ができるのです。これを使えば『国民を押しのけて』といった批判が起きることはない。推薦枠ができることで、愛子さまの東大進学の可能性はぐっと広がったと思います」
それを意識してのことなのか、最近の皇太子ご夫妻による英才教育は、かなり徹底している。
「特に、雅子妃が熱心です。たとえば一日一度、1~2時間、英語だけで愛子さまと会話する時間を設けています。愛子さまはすでに初歩的な挨拶や自己紹介、会話はできますし、会話中に雅子妃が知らない単語を使うと、『その単語は知りません』と英語でお応えになるそうです。また、毎年夏には英語のサマースクールにも通われるほどの力の入れようです。
一方、皇太子さまはもっぱら文系科目が担当で、日本史・世界史・国語・社会をみておられるとか。日本史は、歴史上の人物を、声音を駆使して演じてみせたり、時代背景や社会情勢を物語仕立てにして臨場感たっぷりに教えているそうです。
ほかにも、一般でいうところの家庭教師役の女官がいる他、造形専門の先生や書道の先生もつき、多角的でバランスのいい教育を受けています」(別の宮内庁担当記者)



雅子妃はハーバード大から東大というコース
こうした環境の中、愛子内親王は自分から進んで机に向かい、楽しんで勉強に励んでいるという。だが、国民の多くも知るところだが、ここにたどり着くまでには幾多の苦労もあった。
「愛子さまは2~3年生の頃、同学年に乱暴な男子生徒がいて、おびえてしまい不登校気味になられた。当時は机に向かう心の余裕もなかったため、成績は中の上程度だったのです。
しかし、立ち直って以降、もともと勉強好きなこともあり、成績がメキメキと向上。そして、そんな愛子さまの成長を見て、雅子妃の体調もまた、よくなってきています。雅子妃は、ご自身がハーバード大から東大というコースを歩まれたので、まず海外に留学させ、それから東大という選択肢もお考えのようです」(前出・宮内庁関係者)
体調の回復にともなって、このところ雅子妃の姿を公の場で目にすることが多くなっている。8月は宮城県、9月には福島県の被災地を訪れ、その後には国際青年育成交流事業の記念式典や障害者スポーツ大会開会式に出席した。学習院初等科の運動会は、この障害者スポーツ大会開会式が終わった後に見に来ている。あの雅子妃が、家族の行事よりも公務を優先した—。「自覚が芽生えていらっしゃった」と、宮内庁職員たちは心が晴れる思いだったという。


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女性天皇誕生なるか




女性天皇は誕生するのか
「愛子さまが大学に進学される7年後は、ちょうど東京オリンピックが開催される年です。雅子妃はオリンピック招致で活躍された高円宮妃久子さまに強い刺激を受け、ご自身もあのように世界の舞台で活躍したいと思われている。
愛子さまの東大進学と、五輪を舞台としたご自身の華々しい復活により、東宮家にしみついてきたネガティブなイメージを払拭したいというお考えがあるようにお見受けします」(ある皇室ジャーナリスト)
愛子内親王と同様、母親と二人三脚で勉強に励んでいるのが、秋篠宮悠仁親王だ。悠仁さまもまた、東大を視野に入れた教育を受けているのは、前述した通りである。
「悠仁さまのご教育は、もっぱら紀子妃がなさっています。紀子妃は眞子さま、佳子さまに読み聞かせていた本を悠仁さまにも読んでいますが、ざっと5000冊はあるでしょう。中にはアルファベットの絵本もありますし、NHKのテレビ番組を副音声にして英語を流し続けるといったこともなさっています。
小学校から中学、高校と成長するにつれ、従兄弟同士で学歴を競い合う心が芽生えるのは、一般にもよくあること。雅子妃と紀子妃にも、愛子さまと悠仁さまを通して、そうした良い意味での『ライバル意識』があるようにお見受けします。
悠仁さまは未来の天皇として、愛子さまはいずれ皇籍を離れる一人のキャリアウーマンとして社会に貢献するために、勉強に励まれているのでしょう」(前出・宮内庁関係者)
だが、この愛子内親王への徹底教育の裏には、実はもう一つ皇太子夫妻の思いが隠されている、と見る向きもある。愛子内親王が、「女性天皇」になる可能性を、ご夫妻は完全に捨てているわけではないというのだ。



皇室ジャーナリストの神田秀一氏が語る。
「現行の皇室典範のままいくと、悠仁親王が男のお子様をもうけない限り、悠仁親王以降の皇位継承者はいなくなってしまいます。そうすると、皇室の存続が再び危ぶまれる事態が訪れる。これにかんしては皇太子ご夫妻も懸念されており、愛子さまにも、その可能性を踏まえた教育を受けさせておかなければとお考えになっているのだと思います。
現行の皇室制度では女性天皇の可能性はありませんが、いつ、何が起こるかわからない。教育に関する基本的な考えの中に将来天皇になりうるということも入れておかなくてはならないのです」
実際に女性天皇の議論がなされるのはまだ先のことだとしても、愛子内親王の成長が、雅子妃に自信と希望を与えているのは間違いのないことだ。そして、愛子内親王が努力で東大入学を勝ち取れるのであれば、それは国民にとっても喜ばしいことである。
「週刊現代」2013年11月9日号より


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