ピロシキの親分 | ハラショーDays

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ロシア人夫+息子+ネコとのカリフォルニア暮らし


日本で一番有名なロシア料理といえば、コレ
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пирожки ピロシキ

パン生地でお肉や野菜等の具材を包んで焼いた
ロシア・東欧のお惣菜パン、ピロシキ

ワーニャが日本で知り合った人の中には
知っている唯一のロシア語は『ピロシキ』、
なんて人も少なくなかったそうです

それほど日本でもすっかりおなじみのピロシキですが
実は本場ロシアのピロシキは
私たち日本人が知っているピロシキとは違うものもあります

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日本のピロシキはパン生地にパン粉をつけて揚げる揚げパンで
具材に春雨や椎茸などが入った少し中華風なモノがよく見られますが
ロシアでは揚げずに、2回発酵させたパン生地をオーブンで焼くのが一般的

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具もひき肉や野菜、キノコを炒めたものの他に
魚を焼きほぐしたもの、マッシュポテト、刻んだゆで卵、ご飯、
それらを組み合わせたり単品で入れたり、
さらには甘く煮たフルーツを入れたおやつピロシキ等々
とてもバラエティー豊かです


そして、そんなピロシキよりもワーニャがもっと頻繁に食べていたのは

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ピロシキの親分、ピロギです

このピロギ、なにがピロシキの親分かというと…

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とにかく大きい!

ピロギはピロシキと同じ2度発酵させるパン生地に
同じような具材を包んで焼く大きなピロシキ

というか実はこのピロギがもともと先にあり
それを個人で1つずつ食べたり
持ち運んだりもできるように小さく作られたのが
ピロシキなのだそうです

ピロギは四角いものやパイのように丸いもの等
作る人や目的によって形も大きさも色々

お祝い事にも欠かせませんが
どの家庭でも作られる家庭料理で
大きく作り、家族みんなで何日かかけて食べられます

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ワーニャのバーブゥシカ おばあさん はピロギ作りが大得意でした

バーブゥシカの作ってくれるピロギはどれもおいしかったそうですが
特にキノコとタマネギの炒め物+刻みゆで卵が2層になったピロギは絶品!

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1週間かけて食べる大きなピロギの焼きたて熱々を
真っ先に味見させてもらうのは至福の時間だったそうです

さてさてそんなピロギ
ワーニャの家ではいつもシチュー等と一緒に食べたそうですが
特にピロギの中身が大好きだったワーニャ
おいしい中身をたくさん食べる為に、ある日いい方法を思いつきました

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中身だけ食べ放題!!

最大の問題は
もちろん何日かすると…

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中身なしパンだけしか残らないため
みんなにすごく怒られることでした

そりゃ そうやろ!


ちなみに現在の我が家では 
大きなピロギを焼くと 確実にすごーく食べ過ぎる誰かがいるので
残念ながら小さめサイズでしか焼けないのでありました

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誰が食べ過ぎるのかはあえて言うまい
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