人も街も変わっていく。どっちにしても変わりゆくものなら、
久しぶりに、観劇してまいりました。Mommy & Daddy 2人で行くつもりで前売りを買っていたのですが、その週末、V3 が唐突に帰って来ると言うので・・・「一緒に観に行きますか?」と聞いたら、予想通り「行きたいです」と。で、確認したところ、当日券あり、ということだったので(席は1人だけ離れてますが)目出度く3人で「穂の国とよはし芸術劇場プラット」へ。こちら、サイトから。とよはし歴史群像劇「海に生きる」の舞台は、昭和30~40年代の豊橋です。現在の豊橋の基盤となっている三河港の開発を最初に着想し行動した神野太郎、困難な漁業補償に取り組んだ河合陸郎、大きな建設計画を構想した青木茂。群像劇「海に生きる」は豊橋の未来を夢見た男たちと海の恵みを生業としていた人々との相克をえがく物語です。穂の国とよはし芸術劇場プラット穂の国とよはし芸術劇場プラット。演劇・ダンスなどの舞台劇術を核とした東三河地域の新たな芸術文化の創造拠点、舞台芸術を通じた人々の出会いと交流の拠点が豊橋に誕生。www.toyohashi-at.jpこちらは、プログラムから。プロローグ老津と大崎の地先に浮かぶ大津島は、昭和16年、周辺の漁場とともに埋め立てられ、海軍航空隊の飛行場になった。いつの頃からか、地元の人々は愛着を込めて島を「大崎島」と呼んだ。ところが、戦後の昭和21年、その「大崎島」に突然見知らぬ人々が現れ製塩工場の経営を始める。大崎は耕地面積が少ない漁村である。村人は、飛行場は本来、漁民が農地として払下げを受ける権利があると主張したが、認められない。そこに助け舟を出したのが、県会議員の河合陸郎。ここから大崎漁民と人情家・陸郎(ロクさん)との楽しくもあり苦しくもあった長い付き合いが始まる…。これは、まさにプロローグで。この後、東都製鋼(現トピー工業)の進出、そして、三河港臨海工業地帯の造成へと話は進んでいきます。そういった時代の流れの中、(大雑把に言えば)これまでの暮らしを守りたい地元の人々と、これからの暮らしをより良くするためだと言う人々と、それぞれの屈託や葛藤を描いた群像劇、ということになります。終演後、V3 に感想を聞いたところ「すごかったです」と一言。うん、まあ、確かに凄かった。良い舞台でした。こちらは、その翌日、思い立って書いたらしい彼女の「感想文」。と思ったら、3週間前の豊田市博物館と2週間前の豊橋美術館の話でした。『旅(?)する V3 さん。』唐突ながら、こんな企画展があると言うので・・・ 約1万年という長く長~く続いた縄文時代。特に、約5千年前は、地域色が豊かで、火焔型土器をはじめとするユニー…ameblo.jp『芸術の秋なので・・・』先週は、日本古代へと旅した V3。今週は、現代日本画の世界。地元美術博物館の企画展に行ってきました。豊橋市美術博物館 | 郷土の美術や歴史に関する資…ameblo.jpこちらが今回の感想。「私がしらなかったじだいをしる事が、できました」うん、確かに。チチやハハにとっても、歴史として多少知ってはいても、ほぼほぼ生まれる前の話だからね。以下、翌日ローカル紙の記事です。 豊橋市を舞台にした歴史群像劇「海に生きる」が7日、「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で上演された。NPO法人「ひとすじの会」主催、東愛知新聞社など後援。午前と午後の部はいずれも満席となった。 「ひとすじの会」の6作目の舞台。最近では「神野新田物語」の3部作がある。 今回は戦後すぐの大崎村が舞台。眼前には旧海軍が埋め立てた大崎島があった。いつか自分たちに土地が払い下げられることを夢見ている半農半漁の人たちだ。県開拓課と交渉するが、基準以下の農地を持っていない人は対象外とする決定が出る。そこに登場するのが後に市長となる県議の河合陸郎氏。農林省や大蔵省との折衝の結果、払い下げが決定。村は喜びに沸くが、ほぼ同時進行で「東都製鋼」(現トピー工業)の豊橋進出が新聞記事になる。 時代は下がって1960年、市長選に立候補する河合氏。県の部長から有能な人物として紹介されたのが岐阜県で浪人中だった青木茂氏だった。助役に就任し、豊橋の工業開発を任された青木氏は商工会議所の神野太郎氏とともに港湾部の埋め立て開発計画を立て…というあらすじ。 昭和40年代までの20年間の重厚な歴史物でありながら、笑いあり、涙あり、踊りありと観客を飽きさせない2時間15分の舞台。中には懸案の「新アリーナ」問題を思わせるようなせりふ回しもあった。 最後は漁民が埋め立てに同意し、かつての海をしのぶシーンで終わる。会場からの拍手に応え、出演者全員が再び登場すると、一層大きな拍手が起きた。歴史群像劇「海に生きる」上演 豊橋のプラットで満員御礼 - 東愛知新聞東愛知新聞社 東愛知新聞higashiaichi.jpそんなわけで、V3 の作品「踊る私」。芝居の内容とは、あまり関係ない。というか、作業所で近々行われるクリスマス会の方に関係あるらしい。にほんブログ村にほんブログ村にほんブログ村難病ランキング患者・家族会ランキング豊橋市ランキング上で引用した「海に生きる」の記事中〈懸案の「新アリーナ」問題を思わせるようなせりふ回しもあった〉と書かれていますが、まさにそのとおりで。感情が受け入れない、それでも理性で納得する。裏切り者と呼ばれる、それでも説得する。そこら辺の遣り取りには、本当に唸りました。豊橋公園の新アリーナ建設について言えば・・・実際に公園の周辺に住んでいて、直接生活の変化にさらされるであろう人々が反対する気持ちは分からないではないし、行政としてちゃんとケアしなきゃいけないとも思います。ですが、いわゆる「反対のための反対」をしている人もワンサカいて、そういう人達の言うことは切実さが感じられなくて、やたら「政治」の話にしたがるし、何なら(屁)理屈で勝ちたいだけみたいな人もいたりで・・・長坂氏が選挙で得たのは45,491票。単純比較はできないにしても(↓)は民意じゃないのかという問いかけに「一有権者風情が民意を語るな」みたいな反応をする人までいて、ホント困ってしまいます。 【豊橋公園東側エリア(アリーナ)の事業継続を求める請願署名総数134,083名】 豊橋 58,931人 市外 75,152人#豊橋 #新アリーナ pic.twitter.com/MJA4NWhVIG— 伊藤哲朗 豊橋市議会議員 (@tezloito) December 3, 2024選挙とか民主主義とか、そりゃそうなんだけれども・・・今、問われているのは、現に契約・着手済みの整備・運用計画を継続するのか中止にするのか。そのどちらが、これからの豊橋をより良い街にするのか。得るものと失うもとを冷静に見つめて判断することでしょう。豊橋のことを気にかけてくださっている方、ひょっとして署名をしてくださった方、もとより「一市民」でしかない私ですが、感謝申し上げます。請願を受け取った市議会の諸氏が、誠意をもって、何なら覚悟を決めて、議論してくれることを願っております。 豊橋市の長坂尚登市長が中止を掲げる豊橋公園東側エリアと新アリーナ整備計画について、市民有志らでつくる「豊橋新アリーナを求める会」は3日、市議会に計画継続を求める請願書を提出した。併せて市民らが寄せた13万4000筆を超える署名簿も添えた。今後は付託先の総務委員会で審議し、20日の本会議で採決する。 求める会によると署名は11月14日から今月3日午前まで募り、20日間で目標の10万筆を大きく超える13万4083筆まで達した。うち、豊橋市内は5万8931筆、市外からは7万5152筆。東三河全体では約7万筆だった。ほか、北海道から沖縄まで全国から5000筆余りを集めた。【豊橋新アリーナ】継続求める署名13万人 市民団体が市議会へ提出 - 東愛知新聞東愛知新聞社 東愛知新聞higashiaichi.jp三遠ネオフェニックス、今週のホームゲーム。入場者数は土曜日:4,648人、日曜日:4,711人。長坂氏は、地元の多くの人々や企業と共に、20年以上かけてここまで育ったチームを、その夢の続きを、自ら手放そうと言うんでしょうか・・・【試合結果】12/7(土)りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦 第10節 GAME1 三遠 87-79 千葉Jりそなグループ B.LEAGUE 2024-25B1リーグ戦 第10節 GAME1三遠ネオフェニックス vs. 千葉ジェッツ www.neophoenix.jp【試合結果】12/8(日)りそなグループ B.LEAGUE 2024-25 B1リーグ戦 第10節 GAME2 三遠 99-84 千葉Jりそなグループ B.LEAGUE 2024-25B1リーグ戦 第10節 GAME2三遠ネオフェニックス vs. 千葉ジェッツ www.neophoenix.jp
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