sub4に挑む日々 in NY

30代のへなちょこランナーyamakoが、無謀にもsub4に挑戦する日々 in NY

日光ウルトラマラソン完走記⑤私は私の知らない私に出会いたい。

こんにちは。

三連休も最終日ですね。

私は、連休前の金曜日、上司のくまもん課長(仮)にぷりぷり怒って帰宅したもので、なんかその流れでふてくされ気味な休みになってしまった感が…あ〜〜。(でも走ったし、ZUMBAも踊った)

このくまもん課長、普段はスーパー放置、無関心で有名なのですが、日光ウルトラに行く前、

今まで走ったことのない距離を走るから、月曜日、会社行けないかも…(笑)

と冗談で言ったのを、真顔!で、

…週明けの業務に支障が出る前に、リタイアしてください。

って言ったんですよね〜。

あら、珍しく上司らしい(笑)コメント。

が、yamakoがそんなこと聞くわけないじゃないですか。

注)実際、大変勤務態度良好な社員です。くまもん課長もまあ好きですよ。

は??灰になるまで走るのがマラソンですけど??

しかしねー、このときはね…本当の本当に灰になるとは思ってなかったですね。。。

さて、続きです。

レースは、国道121を左に折れ、県道279、轟工業団地に入っていきます。

こちらもYさんらと試走済です。

そして知っている、ここから何もないのを(笑)

実際、フルの距離を過ぎ、アクセント的なスポット(江戸村やワールドスクエアなど)皆無になるこの辺りからが、本当の勝負になると思っていました。

当初は全行程歩いたりせず、目標タイム7:30〜8:00あたりでゴールすると甘〜く目論んでいました。

だって、みんなとゴール後の一杯が…ね。笑

そんな甘い目論見は遠に吹っ飛んでいて、皆、先に帰ってしまっても仕方ない。(皆、翌日仕事あるから)

例え、1人で東京に帰ることになっても、絶対制限時間内にゴールする!

甘い気持ちがすっかりなくなって、腹を据えたのもこの辺りからか。

田舎の一本道、時折現れる工場があるだけで、ただただ田園風景が広がっています。

走り行く歩道は草ぼうぼう(笑)

ま、これはこれでなかなかよいではないですか。

昼をまわり、気温がほぼピークまで達し、暑いのと、暑いからなのか胃腸が気持ち悪いのが辛いけど、足を進めないとゴールにたどり着かないですからね。

長い一本道になると、かなり遠くに先ほど会話を交わした男性のレージャーロゴが見えます。

しばらくはそのロゴを見つめて走っていたっけ。長身の人だったから、一歩が大きいのが羨ましかった。

47.9km地点、轟小学校の給水はにパンをひとかけら、水だけいただいて、ほぼ休憩なし。

この終盤にやっぱり間隔離れた給水はキツかったですね。しばらく水をカップに入れたまま持って走っていたくらい。今、コースマップを改めて見ると、次の給水地点は50.6km地点だから、3kmも離れていないんですよね。まあ、ペースが落ちてたんでしょう。

50km手前には私設エイドがあって、コーラやスポーツドリンクを配ってくれていて、私は、開けてない冷たいお茶(生茶だったかな)のペットボトルを目ざとく見つけて、「お茶ください!」って、図々しくいただいちゃいました。

お茶ってカフェイン入ってるし、何気に覚醒した気がする。も少し先でも同じく私設エイドでオレンジーナスパークリング?をゴチになる。そして、弱音もきいていただく。

もー、なんでこんな辛いのエントリーしちゃったんでしょう💦

ははは、初めてのウルトラですか?頑張って!あと10km!!

体型から見るに、私設の皆様、ランナーなんですよね、たぶんレースのキツさを経験したことのある(だろう)人たちに、辛いって弱音を吐くと楽になったような。。。

分かってる人に吐露するのと、知らない人にするのは違うんだ(笑)

後半は私設エイドの皆さんに本当にお世話になりました。皆さんのエイドがなかったらボトルなしで走っていたものだから、脱水になっていたかも。

もし読んでらっしゃったら、改めてありがとうございました!

50km地点では記念撮影していた若者2人組に声をかけて、2人の写真を撮って差し上げる。

素敵な思い出になるといいね。うん、きっとなる。

小さな親切のつもりが、

女性でこの時間帯にここまで走ってきているのは速いですね〜

などと煽てていただいて、ちょっと元気になる。流石のお調子者、健在(笑)

50.6km地点の給水地点は温泉保養所内敷地で、

あー、お風呂入りたいな。今日はお風呂入ってから、帰京する時間あるのかな、、、

などと思ったり。

こちらでは冷たいお素麺をいただく。胃が気持ち悪いわりに、ちゅるんといけた。

ボランティアが水を柄杓でかけてくれるので、男性ランナーはもう頭からザブザブかぶってるけど、さすがに女性はちょっと…。

でも、柄杓を借りて、シューズにかからないように、太ももにジャバジャバかけてアイシング。これも気持ちよかった。

さて、あと残りは10km。

私はこういう時、いつも思うんですよね。あとセントラルパーク1周と。

周りからも、あとはいつも走ってる距離だから〜、みたいな声が聞こえてきてました。

しかし、こっから木陰がない(泣)そしてあれだけ厚く覆っていた雲が剥がれ、太陽が顔を出し始めた。。。

これはキツイ。

ウルトラは気象条件ひとつで天国にも地獄にも天国にもなるというけど、ここまでのが恵まれていたのね。

この日、雲ひとつないかんかん照りだったなら、果たして私はどうなっていたのか。

そんなことも思うけど、もしもはない。もう今は先に行くしかないんだ。

さすがの冷感タオルも太陽の熱を吸収して熱くなり始めてきた。

51.9km地点。

最終関門地点で制限時間は14:00。

タイムは全く問題なし。最終関門だともきづいてなかったくらい。

こちらでは水素水のパックをいただく。蓋があるのだったから暫く携帯出来て有難かった。水素が私にどう作用したかは全く不明だけれども。

55km地点。だましだまし走っていたけれど、完全に足が売り切れ状態だと認める。

一応、5週連続ロングしたんだけどな。。。走り足りてない、練習不足なのは明らかだったから、もうこれは仕方ない。

痛い。とにかく痛い。ひどい筋肉痛で、これ、始めてNYCM走った時以来の辛さ。

この辺りから脚が痛すぎて、胃の気持ち悪さが気にならないほど。

いまさら悔いても仕方ない。練習不足なのは自己責任。この痛みと付き合いつつ、ゴールまで行くしかない。

もう脚は残ってない。あるのは気持ちだけ。根性で走る、それしか私にはない。

そして、県道279と62の交差点大室。ここを右折さえすればもうゴールなの私は知ってる。きよし食堂っての、試走の時見たの覚えてるもの。

あと6km近く、どこをぐるっとさせられるのだろうか。

…というところで、大室ダムの貯水池に出た。

100kmの人は左、62.195kmは右回りで池を廻る。魚が跳ねたりするのを見ながら、また頭がぼーっとして天に召されそうになる。

で、脚を一歩前に出すたびに痛みで我にかえる。もうその繰り返しが続いていました。

57.2km地点、大室小学校給水所。

こちらではほとんど休まず水だけ。どちらでも中学生くらいのボランティアが活躍していて、彼らから見て、私達は一体どう映っていたんだろうか。

結構ドン引き(笑)してたようにも思うけれど。

いい歳したおっさん、おばさんが、汗だく死にそうな顔で水くれ~、水かけてくれ~っていってるんだもん。まさに中高年大運動会ですよ(笑)

君らもいつか分かるかもよ。

大人になるとカッコばっかり気にして普段はすましてるんだけど、、本当は熱く気持ちを剥き出しにしてみたいのさ。そ、馬鹿なことしてみたくなるのさ。

私は私の知らない私に出会いたい。

それだけで最長走行距離を一歩一歩踏んでるんだよ。

で、まあ、分かった。ホントに弱いし、カッコ悪い、頑張りきれない。知ってたけど再確認したわ。

大室小学校を出ると、表示がlast何キロに変わって、ゴールを近いことを実感します。

でも、だからって速く走れないんですよね。。。

そして何気に登りも結構ある。。。

登りの途中で、100kmの部の人参に抜かれる。なんで着ぐるみ…(なんで人参…)。

後ろから走ってきた、気持ち良いほどに日焼けしたお姉さんに励まされる。ありがとう、絶対ゴールしようね。

Last4km、3km、2km…。

ゴールのある今市運動公園のある、県道62に出る!

コンビニエンス、セーブオン!

ここはね、ただのローカルコンビニなんだけれど、試走で立ち寄って赤飯おむすびやらアイスやら食べたとこ!

もうゴールまでの景色、全部知ってる!!

足どりが軽くなりましたね。

なんだ私、まだ足動くじゃない。全く気持ちが弱いんだよね。。。

あとは62を真っ直ぐ。古河電工、今市工業高校を超えて、、、見えた!!運動公園!!

スタート地点がゴールではなく、どうやら球場がゴールみたい。

周りの人たちがよくやったと声をかけて、拍手してくれてる。

うん、帰ってきたんだけど、相変わらずあんまりだった。。。

でも嬉しい、ついつい涙ぐんでしまった。こんなのいつ以来だろ。

やっぱ、私なりに頑張って、まだ知らない自分に会いにいったんだもの。62.195kmも走ってさ。

アナウンスで、私のナンバーとフルネームが呼ばれる。

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ゴール!!

あ〜も〜!!帰ってきたよ〜〜!!

8:31:57。

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8時間半も!長かった。よく走った、私。。。

続く。

 

 

 

 

 

 

日光ウルトラマラソン完走記④初めてのフル超え、yamako、日光のお空に消え入りそうになる。。。

こんにちは。

日光ウルトラマラソン完走記も④ですね。

後半は体力と気力のギリギリ限界で走っていたので、所々記憶が飛び飛びです…

だから印象に残っていることが中心になります。

では、続きを。

引き続き鬼怒川温泉の街を走って行きますがなんだか町中が閑散としてました。

前日も、寂れてるな〜と思ってましたけど、殆ど応援の人は出ていません。

幟のひとつくらいあっても良さそうなもんなのにね。。。

第一回大会なので、あんまり厳しいことを言うのは…と思いましたが、私、ちょっと大会アンケートに厳しいことを書きましたよ。。。

鬼怒川温泉って、今回の大会で、ツアーのランナーやフリーのランナーの宿泊があり、少なからず潤ったはず。それなのに、

泊めて、ハイ、おしまい。

みたいなのはいかがなものかと。。

ランナーのうち、少なくない数が、スタートの古今市に泊まりたかったけれど、宿がなくて鬼怒川温泉まで来て泊まったと思うんですよ。少なくとも私たちはそう。

それでこれじゃあね。

ランナーはただ遠くに泊まらされただけじゃないか。朝もそのぶん早くなるわけだし。

別にレース自体に支障があったわけじゃないけど、ツアー絡みのホテルは沿道に出てきて応援くらいしたっていいんじゃないのかなぁ。

私が鬼怒川市長なら歓迎の横断幕や幟を絶対出すけどな。

私たちには知る由もないけれど、大会主催者側と観光関係者との間でコンセンサスが取れていなかったのでは?と邪推したくなりました。

来年以降のためにも、是非色々検討し直して欲しいなと思います。yamakoの個人的な意見です)

一方、大会エイドの皆さんは素晴らしかったです。

鬼怒川温泉を出て、最初の給水地点が藤原運動公園だったんですけど、うんまい給食に加えてマッサージのブースまでありました。

今までのレースでマッサージなんて、止まったことなかったんですが、もうふらふら〜とテントに吸い込まれる。

こちらは、62.195kmの第2関門で36.9km地点。(11:30閉鎖)

だいぶ時間的余裕があったのと、ここまで走ってきて、もはや目標を「できる限り早くゴールする」から、「とにかく完走する」に下方修正していたので。

イスに座るともう至れり尽くせり(涙)冷たい水に浸して絞ったタオルを脚や肩にかけてくれて、2人掛かりでマッサージです。

あのときは、ついに休んじゃったな。。。と思っていたんですけど、今考えると、あそこでクールダウンしたから最後まで保ったのかしら。。。

さらに、係のお姉さんに図々しく、首に巻いていた冷感タオルを、冷たい水に浸して絞ってもらうようお願いしちゃいました💦

ワガママにも笑顔で即対応してくださり、ホントに有難かったです。

やっぱ首元冷やすと生き返りましたね〜!

冷感タオルを巻いてきた私、GJ!お姉さん、ありがとう!やっぱジャパンテクノロジー!千円でこんなに役立つとはね、ブラボー!!

覚えてる限り、100kmの部、女性のトップランナーに抜かれたのが、この藤原運動公園。

かっこいい方で、旦那様が車でコースをまわりながらサポートされていたみたい。

結構、そういうご夫婦がいましたね。決まってランナーのが女性(笑)

自転車で廻っている方もいました。何度もなんども自転車に乗って現れるもんだから(のわりに誰に声を掛けて応援してるわけでもない)

この方、マラソンファンなの?それともご近所さん??

とか思っていたら、奥様をサポート、応援されていた方だとゴール後に判明。ちなみに奥様(推定70代)には、ゴール300m前で刺されて、まるで追いつけなかったです。…速かった…。

さて、藤原運動公園を出て、国道121を少し走ると、今度は東武ワールドスクエアへ。

ここ、距離合わせなのか、細かくちょこちょこと走らせられて、キツかった。。。だいたいのエイドも5km以上間隔があるのにここは近すぎるというか。

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何故か撮影スポットはピラミッドをバック(笑)写真だけみるとまだ元気そう。

このテーマパーク、世界の有名建造物のミニチュアが立ち並んでいるんですけど、911以来、NYに今はないツインタワーがエンパイアステイトなんかと並んでいたのが大変にシュール💦

ちなみに、この日、私の履いてるランスカはNYC柄です。ますます…ねえ。

さて、ワールドスクエアを出て、121をまたトコトコ行きます。

そして、62.195kmの部、42.195kmの看板が!

おー、昨年10月シカゴ以来のフルだわ。

そして、ここから未体験のゾーンに突入。今回のレースはここからが本番といっても差し支えないでしょう。

時間は正午近くになって、気温もかなり高くなってきているのも感じていました。

フルは過去に何本も走っているとはいえ、もうここまでに6時間近く走ってきている。最近のフルってせいぜい4時間ちょいだから、長い時間走るのはそれで疲労するんですよね。。。

あと、夏場と冬場はやっぱ違うわ。(当たり前)

121の対面を100kmのランナーが続々走ってきているのをぼんやり見つつ、段々意識がぼんやりしてきたのは、フルを走りきって、張っていた気持ちが途切れたからなのか。。。

44km過ぎのエイドで、パイナップルをふた切れ食べ、水をもらい、これ飲みきるまでは暫く歩くかな。。。

ぼーっと、もうこのまま日光の空に消えていってしまいそうな自分。。。

そのとき、道路の反対側から、、、

yamakoちゃん、しっかり!がんばれ!!

不意に名前を呼ばれました。

一緒に日光にやってきたYさんです。何人か100kmの部を走ってる友達はいたけれど、まさかコースで会えるとは。しかも歩いてるとこ見られた(笑)

これ、今にも天に召されそうになっていたところ(笑)を引き戻されましたね。ハッと我にかえった。

私も出来る限りの大声で返します。

Yさ〜ん!!頑張ってください〜!!

…お前がガンバレよってところですが、Yさん、私が既に走った鬼怒川まで行くのです。あと40km近く走るのです、60km以上走ってきた脚で、これから。

私も気持ちが再び奮い立ちました。Yさんには試走にも連れてきていただいているのです。

さあ、行こう。とにかく先に進むんだ。完走するんだ。

水の入ったコップを持ったまま、また走り出します。

しかし、数百メートルいったところで、信号ストップ。

ああっ、ツイてない。。。

日光ウルトラは基本、交通規制がないので、レース中、何度も信号ストップにぶつかりました。

私はもはやタイムより完走にシフトしてましたから、ロスは別に良かったんですけど、気持ちが切れたり、脚を止めると走り出すのが大変っていうのはあったかな。

ま、正直ね。

ラッキー。休める!(嬉)

ってときもありました(笑)

…ダメだな〜。

信号ストップじゃ仕方ないと、持ってたコップの水を太ももにかけてみる。ランスカ、ペロリとめくって。

こういうときって、人に見られちゃうんですよね。。。同じ信号に捕まっていた男性ランナーともろに目があってしまった。。。

…はしたなかった(笑)すいません、アラフォーが。

そして、自然に言葉を掛け合います。

…暑いですね。

…ホントに暑いですね。

ああ、お腹空いたなぁ。。。

もうお昼ですもんね。。。

ちょうど通ったJAにあった時計は12時10分を指していました。

…もうかれこれ、6時間も走ってるんだな。。。

制限時間は午後3時半。あと3時間半で17kmくらい。動き続けられさえすれば、ゴールまで間に合いそうです。

しかしここから自分がどうなるのか全くわからない。

じゃあ、自分は先に。という男性ランナー(この方とは繰り返し繰り返し会って、しまいにはゴールでもお会いした)を見送って、私は私で終盤戦に突っ込む覚悟を決めたのでした。

続く。

 

 

日光ウルトラマラソン完走記③鬼怒川温泉にさ、鬼が出るって噂、知ってるかい?

こんにちは。

暑いですね。今年、日本の湿度に慣れていない私は確実に夏バテすると思われます。。。

そう、日光でも暑さ、湿気にかなりやられちゃいましたしね。

さて、続きです。

うんまい給食に舌鼓をうち、若干の下り基調でもあり、県道247を順調に走っていきます。

なかなか順調なペース…と思ったら、だいぶ周りの顔ぶれも固定されてきました。だいたい7:00/kmちょいの人たちが集まっていました。

よく見ると、かなり年配の方が多かったです。そもそもウルトラはフルより参加層の年齢が高いと思うんだけれど、70過ぎと思われる方が周りに数名いて、しかも走りが安定してる。無茶しないから一緒に大変走りやすかったです。

私もスピ練してないから、速く走るのはそもそも出来なかったですけど、

…ウルトラの良いとこは苦しいほど速く走らなくてよいとこだね(笑)

だから、歳をとっても走り続けていたら、若い人に混じって参加出来るし、ガチで勝負すらできる。さらに、ウルトラ、女性のが向いてるかもなー、などとぼんやり考えながら走っていました。

3週間前の試走では、日光駅スタートで、この247を下り、国道121を左折、のち、途中まで鬼怒川へ向かって走り、下今市の運動公園、日光杉並木を通り、日光駅に戻っておしまいというコースで走っていたので、このあたりはこないだ走った!という余裕があったんですよね。

試走しといてよかった〜!!

これ、レース中に何度思ったことか。(特に終盤)

突き当りを左折し、国道121に入ると、やっぱり日光って観光ありきなんですね。湯葉やたまり漬けのおみやげやさんや、きのこ資料館等々、いろんな施設前を通過しました。

そして、予想よりもだいぶ早く、22kmくらいでしたかね。。。

タッタッタッタ〜!!

という小気味好い足音が背後から近づいてきて、あっという間に追い抜かれる。

そう、100kmレースのトップランナー!!

100kmではこのあたりが60km付近でしょ。

…速い、速すぎる…。

まわりランナー一同、一瞬の出来事に思わず、顔を見合わせちゃいました。

…100kmですよね?

…100kmだよね…。

と。

このまま、あの彼が残りの40km、トップを独走し続けたかは分からないけど、ホント風のように過ぎ去っていってしまった…。

その後も勢いのある足音が背後から来ると、もう全員100kmのランナー。ゴールまで何十人もに抜かされました。。。凄い、脱帽です。

フルの速い人とはまた別の、なんとも言えない凄みがありますね。。。

日は出ていないものの、暑いし、30km近くなり、だいぶ疲れてきたところで、日光江戸村に到着!!

私はこちらでニャンまげ(ゆるキャラ)と写真を撮ろうと思って走ってきたんですよ。

もうね、ささやかな楽しみでも拾っていかないと走りきれない(笑)そんな感じ。

ニャンまげ、ニャンまげ〜、何処にいる?!

(普段ならばそこまで渇望するほどのキャラではないが、メンタルがやられ始めているためおかしい私)

!?!?

なんと、私が辿り着いたときにニャンまげは不在(泣)

なんだよ、公式FBで「ニャンまげ、見つけてたら抱きつこう!(声はかけてね)」とか煽っていたくせに〜〜!!

仕方がないからむしゃ喰いです(笑)

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さくさく食べてちょんまげ(笑)さくさくと2枚いった!!

さらに仕方ないから姫様と殿様とスリーショットです。

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私: 殿〜、疲れたでござる〜。

殿: 苦しゅうない。さあ、行くのじゃ〜〜。

…いや、苦しゅうござるよ。。。

注)実際のやりとりです。

日光江戸村を出て、次は数キロ先の鬼怒川温泉を目指します。

もうねー、このあたりは地味にアップダウンキツくて、死にそうになっていました。。。

誰だよ…日光ウルトラ、62.195kmはフラットだとか言った人…。

エベレーションはいろは坂とか派手な登りのせいで、地味なのがうまく隠されていただけなんだよ。。。

来年走ろうと思ってる方、エベレーショングラフの見た目に騙されてはいけません。

さて、やっとの思いで、33km地点鬼怒川ホテル三日月のエイドに到着です。江戸村から5kmも走っていないのにこの疲労…。

しかもこの辺りが胃腸の気持ち悪いのマックスでしたね。エイドの前にジェルを1本取ったけれど、やっぱり気持ち悪くて、もうジェルはやめようと決意。

クリームパンやバナナやらもりもりと、半ばヤケ気味に頬張り、このあと後半も一切ジェルはとりませんでした。レース中、摂取したのはたったの2本。

まわりもだいぶ疲労してきて、この辺りのエイドには、ぐったりと横になったり、座り込んだりする人がちらほらいました。

あー、私も座りたいけど…座ったらマジで終わりだな…。

休みたがる身体に鞭打ち、鬼怒川に架かる橋を渡ります。

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しかし、鬼怒川渓谷って見事なものですね。レース中、鬼怒川を4回渡ったらしいですけど、ここで2回目で、3回目がね…もう…。

…鬼怒川温泉にさ、鬼が出るって噂、知ってるかい…?

※弱虫ペダルのバキュンの人っぽく、ご再生ください。

渓谷に架かる橋をトコトコと渡る私の前に現れたんですよ。

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お、鬼!?鬼でしょ〜!??

(見たまんまのことではなく、この階段が、こんなコース設定した人が、鬼という叫び)

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※後日友人が撮影したもの。

これ、35km、蒸し暑いなかへろへろに走ってきたランナーに物凄い精神的ダメージぶちかましてくれましたね。

100kmの人は言うまでもなし。。。

ホントに精神的に動揺してしまい、

えーっと…どうするんだっけ…ああ、登るんだよね?登るんだ、これ…。

私は一瞬フリーズしちゃって、その後、我に返って、もうここは歩きましたよ…。傾斜もキツくて、疲労した脚で駆け上がるのは危ない感じでしたので。

この鬼階段、実は昨夜泊まっていたホテルのすぐそばだったんです。にもかかわらず、存在を全く知らなかった…。

なんでも、友人のランナー、シゲ子さんによると、前日の説明会で話に出たらしいんですよ。

我々チームの男性陣は何をきいていたんでしょうか(笑)←人任せにする私が1番悪い。

あとで聞いてみたら、

そんなこと言ってたような、聞いてないような…

というお返事(笑)

知っていたら、こんな精神的にダメージ、受けなかったでしょうね。。。

ただ、私もブログでこうして書いていますし、今年走ったランナーは必ず語るであろう、衝撃の一コマだったので、来年以降、走る人には事前に知れちゃって、つまんないかもね、あはは(強がり)。。。

さて、なんとか階段を登り切って、宿泊したホテルの前まで戻ってきました。こちらで35km。

さて、レースは後半戦に移ります。

続く。

 

日光ウルトラ完走記②日光杉並木に魅惑のうんまい給食。わりと好調の序盤戦。

こんにちは。

昨夜のつくばマラソン、クリック合戦は凄かったですね〜〜。

帰国して以来、ぽけ〜としていたので、いまさらクリック合戦初参戦ですよ💦

無事にエントリー出来て、ホッとしています。(はてなの皆さんにもお目にかかれるかな。。。かかれたら嬉しい。)

今後は、9月にMédoc Marathon(フランス)、11月につくば、2月に東京というスケジュールになりました。

なんだかまたランナーっぽいカレンダーになってきましたよ〜。

さて、続きを。

下今市運動公園をスタートして、一路日光を目指します。

今大会、早朝スタートした100kmはともかく62.195kmの部は交通規制なし、初めから歩道を走ります。

だからいきなし渋滞ですね。…とはいえ、皆、先を急ごうという気配はあり

私は、もうスタート直ぐ、お仲間の3人に別れを告げ、一人旅です。

…だって、みんな速いんだもん(笑)

今回のペースはざっくり7:00/km〜7:30/kmで走ると決めていました。それで何処までいけるのかは…

正直わからん(笑)

こんな距離は走ったことないんで。。。

3km程走ると、コースは有名な日光の杉並木に入ってきました。

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巨木が並び、マイナスイオンたっぷり。湿度の高い日でしたが、こちらは心なしかひんやり感じました。

ま、早朝でどちらにしてもまあまあ涼しい時間帯だったんですけど、走っていて気持ちがよかったです。

…どうせなら、ここは疲れ果てた終盤に走りたかった…。

なにせ、yamako、3週間前、こちら日光に試走に来ており、カンカン照りのなかを40km弱走っているのです。

…だから知ってる。

後半はなにもない!見所もなければ、木陰もない!!

ゴールをさ、この杉並木を通って、日光駅前にすればよいのに…ぶつぶつ。

文句を言っても、もはやどうにもなりません。まあ、観光客との兼ね合いを考えたら、ランナーには、日光駅周辺を早朝に走ってもらいたいところでしょう。はっきり言って邪魔だしさ(笑)

この杉並木はJR、東武ともに線路と平行に日光駅近くまで続いていて、コースは途中、杉並木を右折するんですけど、終始緩やか〜な登りです。

…うん。これも分かってた…(笑)

試走の帰り、日光から乗った電車が下今市あたりまで、ずーっと下ってましたからね。

10km走って、コースは東照宮に続くメインストリートに入っていきます。

よし!第1ステージ、クリア!!

今回、決めていたことのひとつが、走行距離をトータルでカウントして、あと何キロ…と数えないようにすること。

10km、ワンステージと考えて、つぎの10km走ることだけを考えるようにしていました。

やっぱり62.195kmって、私には長すぎる。果てしなさすぎますもの。。。

30km走って、まだ30km以上ある…とか考えたら、気持ちが萎えそうな気がしたもので。

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この辺りから登りの傾斜が若干キツめになってきます。

沿道に観光者用の公衆トイレを発見したので、このあたりで行っておこうと、コースアウトしました。

並びながら、まあ、滝汗が滴ってきます。

気温はともかく湿度が高いので、相当体感温度は暑かったのだと思いますね。ホントに日差しが出てこないのだけが救い!

後ろに並んでいたお嬢さん(推定25)が、

暑いですね〜💦もうずっと登りで、、、どうなっちゃうんでしょう〜。

などと話しかけてきたので、

大丈夫!登りは神橋までで、あとちょっと!そのあとはもうずっとフラットだから!!

ドヤった(笑)←だって試走したもん。

トイレを済ませてまたトコトコと走り出します。

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つきたあたり左に見える神橋。

※この写真は試走した時に撮ったもの。晴天でした。

100kmの人たちはここから東照宮に行って、いろは坂登って、と大変なんだけれど、62.195kmはなし。次は日光江戸村や鬼怒川温泉を目指します。

この辺り、100kmしか走らないコースがエグくて、世界遺産シリーズでも富士五湖より大変っていわれてるみたい。飛騨高山も同じくキツイらしい。。。

さっきのお嬢さんには、登りは神橋までと言ったけれど、

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右折してからもちょっと登りだった(笑)

このあとお楽しみは、13.3km地点の“うんまい給食”、地元の名物が振る舞われるというエイドですね!

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東武バスの営業所には大規模なエイドステーションが設けられていて、ランナーたちが集っていました。

まだまだ13kmだから、そんなに食べなくても平気なんだけれど、もう道中長いですからね。

食べないと、食べれないと終わる。

こういうとき、自分って案外ナイーブなんだなぁ…と思うのですが、レース1週間前くらいからずっと胃腸の具合がイマイチだったんですよね。

原因は自分で分かってました、ええ、レースがどうにも気が重かったからでしょうね。。。

ああ、メンタル、弱っ。

当日も胃がイマイチ重たかったんですけど、もう日光までわざわざやってきましたからね!参加費も高いしさ(笑)!食べましたよ〜。

こちらでは、羊羹や湯葉、特筆すべきは金谷ホテルのチーズパンが美味しかったこと!

yamakoは持ち前の食い意地を発揮してふた切れも食べた(笑)

あと冷たい湯葉もちゅるんと美味しかったですね。

相変わらず胃腸はイマイチだったんですが、これだけ長い道中なんだから、そのうち治るでしょうと、満腹のお腹をかかえて、日光路を再び走り出すのでした。

続く。

日光ウルトラマラソン完走記① さ、壮大なる遠足の始まりです!!

こんにちは。

日光ウルトラマラソンの話を書こうと決めて、半年以上のブランクを経て、はてなに舞い戻った私。

お馴染みの皆さんが元気に走られている様子が分かって、何だか懐かしかったですね。

さて、続きです。

当日の朝は3時起床。

なぜならば、鬼怒川温泉から会場に出ていたバスが4時20分発だったから。

日光ウルトラは100kmの部が4:30スタート、62.195kmの部が6:00スタート。

私たちのお仲間では、エグゼクティブダンディYさんのみが100km出走だったけれど、同じ旅館にはこれまた沢山のランナーが宿泊していた模様で、朝?は1:00頃から館内がザワザワしてましたね。

前夜は地元の蕎麦屋で鍋焼きうどんなどを食して、21:00には就寝。睡眠は、前菜に前日からよくはしゃいでいたため、なかなかぐっすりと。良い感じでした。

ちなみに私たちが泊まっていたホテルがこちら。(決して積極的にオススメするわけではございません)

鬼怒川温泉 絶景の宿 佳祥坊福松

一言でいうと、うらびれた安宿(笑)

皆んな、個室を取ってみたものの、シングルベッドふたつに座敷…みたいな広すぎる部屋に案内され、なんか夜が怖かったです…Kさんとおんなじ部屋にしたらよかった…と若干後悔。。。

レース特需が若干普段より値を吊り上げていた模様で8900円くらいだったかな。

もう最低限の人数で、簡素化を極限まで推し進めている感じ。

だって、バスタオルはもちろん、フェイスタオルが持ち帰り不可。何度洗濯したのか…というくらいのヨレヨレ具合(笑)

部屋も水しか出ないし。部屋のユニットバス入って、水を使われないように、お風呂を閉じてありましたもん。

でも、掃除はキチンとしてあったし、畳だけはなぜか新品同様のピカピカ、一点豪華主義なのか、鬼怒川渓谷に面した大浴場は良かったですよ。

実はこのホテル前は、コースの35km地点。

さあさあ、無事に帰ってこれるんでしょうか!?

さて、シャトルバス乗り場まではホテルから10分ほど歩き、鬼怒川パークホテル前から、バスの到着を待って乗り込みます。

このパークホテル近くに、一応、セブンイレブンがありますが、ホテルが鬼怒川パークホテルの逆サイドの場合、コンビニ皆無なので、朝食は日光か下今市で調達されておくことをオススメ致します。

さ、バスに揺られること、20〜30分。この道は日光から鬼怒川を往復する際に通るルートでもあるので。まわりの風景を眺めながら。

あー、またこの鬼怒川に戻って来る頃には、いったいどんなコンディションなのか。そしてそこからさらに30km走る!!

全く予想できなかったですね。。。

5時前に古今市運動公園に到着。受付は5:30くらいまでしていますから、当日のbib pickでも充分間に合います!

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 朝のスタート地点。既に4:30に100kmの部は走り出しており、静かでした。

今大会の参加者はこんなうちわけ。

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うーむ、100km参加の男性がダントツで多かった。

日光の難所“いろは坂”を駆け上がる100kmがメインで、62.195kmは所詮はおまけ(笑)

エントリーしたものの、走らなかったランナーも結構いて、私も正直、直前までビビって走るのを悩んでいたので、なんか、それ、すごく分かるわ〜〜。

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朝の会場。

大多数の100km出走者が旅立っていった後とはいえ、600人近くが集結していて、もう異様な雰囲気でしたね。

フルマラソンとはやっぱなんか違います。。。

基本、ウルトラって、最低、フルマラソンは完走したことあるランナーが参加してるでしょうし、、、

…なんかね、もうみんな強そうだし…速そうだし…こわいよ〜〜!!

まわりにビビって、救いをもとめるべく横を見たら、私たちの身内(Kさん)が誰より一番速そうだった(笑)

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ご一緒したFさんとスタート前にパチリ。

NYではあまりおつきあいがなかったのですが、今回、試走からお世話になりました。優しくて、話題も豊富なFさん、大好きになり、yamakoは完璧に懐きましたね(笑)

そして、今回の装備。

前日までは雨が降る中走ると思っていましたが、幸か不幸か雨は止み、日差しがでてくることだけが不安でした。

上から暑さ対策で、バイザーをやめてキャップ。

首には冷感タオルを巻き巻き。コレは水で冷やしても汗でもひんやりする優れものです。(これが後半大活躍する!)

アディダスの脇が大きめに空いてるUVカットシャツにアームカバー。

ボトムはランスカ社のNYC柄のスカートに、C3fitのゲーター。

シューズは履き古したbrooksでした。

ウルトラ用に靴を買おうとも思いましたが、うん、62kmだし、大して練習もしてないから(笑)やめときました。

ウルトラ経験者の方からは、とにかく日焼けによる消耗に気をつけたほうがよいとアドバイスいただいていましたから、一応色々と覆ってみました。

さて、5:30くらいから、スタート地点に並ぶようにアナウンスが入り、トイレを済ませて、私たちも並びます。遅れてKさんがやってきたけど、横から入れてもらっても、皆、何も言わず気にしてない様子。

そうなんです。ピリピリしてないの。これから62kmも走るから、ここでちょっとくらい慌てたってねえ(笑)

これ、フルマラソンとの違いですか。

さあ、スタートですよ。

走り切れるか否か、全く予想がつかない今日のレース。兎にも角にも走り出します。

スタートでは、道中たちよることになる日光江戸村から、殿と姫、ゆるキャラのニャンまげがお見送りしてくれています。

無事に江戸村に着いたらニャンまげと写真撮るんだ〜〜!!

さ、初めは10キロちょいを走って、日光東照宮に続く参道を目指します。

制限時間は9時間30分。ってことは、走り切れてもダメでも3時半には終わるということ。

これ、ホントに壮大なる遠足ですよ。

さあ、はじまりましたよ〜〜!!

続く。

 

 

 

お久しぶりです☆yamako、日光ウルトラマラソン走ってきました!の巻。

こんにちは。

…というか、どうもどうも、ご無沙汰しております…💦皆さま、お元気でしたか?

日本に帰国して、早半年以上がたち、なんとか社会人として日本の世間に紛れ込んでいるyamakoです。

日本ではブログは辞める、と決めていたんですが、今回、どうしても書いておきたい事柄が出来まして…恥ずかしながら舞い戻ってきた次第です。

…ほらさ、日本のyamakoの日常なんて、皆、興味ないでしょ。。。日本で変に身バレしても困るしさ。

さて、、、

去る7/2に、私、yamakoは、第1回日光ウルトラマラソンを走ってきましたよ〜〜!!

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あ、100kmではないです💦62.195kmの部ね。

私、勿論、ウルトラマラソンは初挑戦で、帰国して以来というもの、ランはサボりまくって(ランはサボり、ZUMBAというラテンダンス系エクササイズにハマり、もはやランナーは返上。ズンバーと化していたのであった…)いたので、もう戦々恐々のガクブルでしたよ。。。

前情報を取って安心しようにも、今回が第1回大会なわけで、ブログ記事とかないんです。

だから、私、書いておきます(笑)色々楽しかったしね。

事の発端は、NYで大変お世話になったKさんが一時帰国に合わせて、日光ウルトラマラソンに出るとのことで、彼女の1番の舎弟を自認する私には、不参加というチョイスはありえないのでした。。。

しかしさー、5月くらいまで、月間走行距離100kmを割り、だらけまくっていたもので。。。慌てて5末から、日光試走も含めて、5週連続20mile走をやり、まあ、それでもかなりの付け焼き刃状態で日光に乗り込んだのでした。

日光には、前日の土曜、北千住から特急スペーシアに乗ってGO!

午後からスタートゴールの下今市運動公園で説明会&受付ということだったので、まあ、車中はランナーだらけ。ところどころに中国語も混じっていたり、、、

なにより、なんたら100kmとかトレイルとかプリントされたTシャツ着た人ばっかりでしたよ(笑)

そして、会話がヘン!

…サロマのリベンジが…

とか聞こえてくるんですよ。。。

←サロマは前週あったばっかでしょ。。。2週連続ウルトラ走るのか〜〜!!

私たち一行の横のボックスに座っていたおじさま方(推定60代)なんて、冷凍枝豆を家からジプロックに詰めてきて、それを前菜、ビール(勿論ロング缶)→チューハイ(こちらもロング)→発泡酒(更にロング缶)と飲み続けて、シメに駅弁食べてましたよ。。。

恐るべし、お達者ランニングクラブ。。。

ご一緒していたエグゼクティブダンディ(今回はNY繫がり5名のグループで参加)も、

ああいう人、絶対強いんだよね…内臓、ホントに強い。

としきりに感心していました(笑)

他の人たちも、ごつそうな(笑)駅弁にビールがデフォルトで。

もうなんか凄いわ、ウルトラの世界は。。。

もう、私なんかは前日から、翌日のレースにビビっていたもんですから、北千住駅のパン屋で買った豆乳黒ごまバナナジュースだったってのに(笑)可愛いもんです。。。

さて、下今市の駅は日光駅の手前です。ここから会場まではシャトルバスが出ていて、まあ歩いても15分くらいかな。

この日はどしゃ降りだったものですから、歩きって選択はなかったと思うんですけど。

…で、私はこの説明会に行かず、Kさんと日光駅で待ち合わせて、金谷ホテルにお茶しに行った(笑)

すみません〜〜、女子チームはお茶しにいくんで、話聞いといてください〜〜。

…ナメてる(笑)男性陣にこちらは任せて、私はKさんとお茶です。

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アップルパイに紅茶。

なんで私らがビールじゃないんだ(笑)って笑いながらも、マグをカチン☆と乾杯!!

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ついでにクラブハウスサンドも食べた〜(笑)

流石のクラッシックホテルで、パンがとても美味しい♡こちらのベーカリーのパンはレースのエイドでも出るとのことで楽しみ楽しみ!

さて、宿泊は鬼怒川だったので、また下今市に戻り、男性陣と合流して、電車を乗り換えてホテルへ。

まあ、、、この鬼怒川が寂れてるんですよ。。。鬼怒川温泉、ホントに言ってやりたいことがありありなんですけど、それは後述しますわ。

下今市には宿がほぼなくて、ランナーは鬼怒川温泉に泊まり、翌朝はツアーのバスで会場入り、そんな人が多かったと思います。

さて、久々にブログを書くとなかなかリズムが掴めませんね。。。

こんな感じでウルトラ完走記を書いていこうと思います。

現在、私、かなりの社畜ぶりなので、のんびり待っていただけたら有り難いです。

それでは。

Hudson River Side→East River Side Jog【evening Twilight】アメリカ決断の日。

こんにちは。

日本に帰国しております。ようやく時差ぼけも軽減されてきたような…。

帰国1日目で!取り敢えず新居を決めたんですけれども、諸々の手続きがあって、暫くはホテル暮らしをしています。

さて、ここからは、帰国前に更新出来なかったNY最後の日々の記事になります。

もう体は彼方にないのに変な感じですが、ちゃんと残しておきたいので。。。

ニューヨークラン生活のなかでは、幾つかのお気に入りのランコースがありました。

帰国前のバタバタで結局走れずじまい、というルートもありましたが、ハドソンリバー沿い→イーストリバー沿い(マンハッタン南部)は、是が非でも走っておきたかった。

走ったのは、アメリカ決断の日。

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❼線、34th Hudson Yardの駅で下車して、NYCM EXPO会場でもあったコンベンションセンター前からスタート。

夕方早い時間、この周辺は沢山の報道機関とNYPDで騒ついていました。

そう、この日11月8日は、アメリカ大統領選挙が行われていたのです。

まさに“アメリカ、決断の日”。

こちらのジャビッツセンターには、開票速報を見守るヒラリー・クリントンがいたこともあり、世界中から報道機関が集結していたのでした。

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今日は14th ST、チェルシーマーケット辺りまで、ハイライン上を走ろうと思っていましたが、警備上の関係でしょう。クローズされていました。

残念ですが仕方ない。諦めて、34thからハドソンリバー沿いを走っていきます。

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3時半頃、スタートしましたが、だいぶ西日が差して、黄金色のランニングロード。

こうしたアーティスティックなベンチが点在しているのがNYっぽいよね。

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リバーサイドにオープンカフェ&バー。お酒や飲み物を楽しめる場所もとても増えました。

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お隣ニュージャージー州を臨んで。平日の夕暮れ時にヨットを浮かべる人ってどんな人でしょうね。。。

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南下するに従って、大きく見えてくるワールドトレードセンターのタワー。

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秋の夕暮れ時は本当に美しい…。もう余計な説明はいらないよね。

やはり、アメリカの一大事の日だけあり、いつもよりも閑散としていて、静けさが際立っていました。それがより切なさを加速させることよ…。

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遠くにNYCM、スタート地点のヴェラザノナローブリッジ。

たったの2日前に、5万ものランナーが駆け抜けたとは信じられない静けさです。

そして、、、マンハッタンの南端まで来ました。

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スタテンアイランドフェリー乗り場です。

正面に立つのは、NYCMのキャンペーンでNYC中に設置された“Smile Marker”。ランナーが決戦の地に向かう始点に置かれたこちらは#1。

こちらもまた丸一年後のその日まで、通常通りですね。

さ、東側East River Sideに折り返します。

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夏にyamakoもレースに出掛けたガヴァナーズアイランドフェリー乗り場。こちらも来年の夏までクローズされています。

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さて、徐々に姿を現わすのは、、、

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堂々たるBrooklyn Bride!(奥はManhattan Bride)

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East Riverに掛かる二本の橋。

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Manhattan Bridgeから臨んだWall StreetとBrooklyn Bridge。

この辺りからの眺望は本当に素晴らしくて、暫し脚を止めて立ちまらずをえません。

このランニングルート、東側の魅力は個性的な四本の橋(下からブルックリン、マンハッタン、ウィリアムズバーグ、クィーンボロ)を堪能できることにあると思っています。

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あゝ、もう最高!!

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ウィリアムズバーグブリッジ下を走っていく二台のウォータジェット。

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今は寂しい感じ“アシカ公園”。(命名者、yamako_笑)

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夏はこんな感じで、アシカ達の間から噴水がフシューっと。

リバー沿いを走ってきたランナーはこちらに飛び込んで、汗だくの身体を冷やすのです。気持ちよかったな〜。

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さあ、ゴールが近づいてきましたよ。FDR横の、、、

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こんな細い道も通り抜けて走ります。

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エンパイアステイトビルも見えてきました。

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この日は大統領選挙とあって、どんなカラーリングになるのでしょう。

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煌き始めた街とQueenboro Bridge。

もう直ぐゴールの34th ST EastRiver Ferry…というところで、

…!!??

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路上に横たわるお魚!

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釣ったのはこちらのおじさまで、魚はBlue Fishという鯖とか鯵の仲間の青魚だそうです。

かなりの大物に御満悦なおじ様。

彼には大統領選挙の行方<今夜の獲物、なのね(笑)なんだか和んでしまった。

さ、ゴールからはフェリーに乗って、我が家のあるLICへ。対岸にあるのでほんの数分で到着してしまいました。

ターミナルにあるカフェで乾杯!

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もう日が落ちて寒いので、野外でビールって感じじゃないけど、飲む。意地汚く飲む(笑)

エンパイアは大統領選挙のため、アメリカカラーに染まり、近づくとこんな感じだったよう…

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トランプとクリントンの顔と、それぞれの得票中継が。。。

この夜、アメリカの下した決断については、皆さん、ご存知のとおりですが、yamakoはといえば、この日の夫が会食だったのをよいことに、10時あたり早々に就寝し、結果に驚愕した日本の友人に真夜中叩き起こされ、それを知るのでした。。。

それでは。