渋谷の香水専門店「Perfume Zone」

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香水って偽物あるの?何で価格が違うの?

2023年08月05日 | 香水の雑学

渋谷の香水専門店 Perfume Zone(パフュームゾーン)です。


 

香水って偽物あるの?

大変残念なことですが、安い香水屋さんの香水は偽物だと思っている人もいるようです。

実際、海外には偽物もあります。

特に高額で流通している高級ブランドの香水は偽物のターゲットになりやすいようです。

偽物も、ボトルやパッケージ、香料等、本物と同様に製造コストがかかりますので、あまり安く流通している香水の偽物は作られない傾向にあります。

さて、それでは日本にはあるのか?

全くないと言っても過言ではないでしょう(フリマサイトの偽物は後述)。

日本には数多くの輸入業者がありますが、香水を海外から輸入する際にはとても厳しい審査をクリアして輸入をしています。

偽物は成分が異なっていたり、IFRAという機関が定めた香料の国際基準をクリアできていなかったりするので弾かれます。

また、日本では偽物を絶対に許容しない風潮があるため、偽物を流通させてしまうと業界内の風評被害により業者は倒産します。

そのため、輸入業者も細心の注意を払って安全なルートでのみ仕入れを行っています。

従って、日本では偽物はほとんど見かけることはありません。

 

 

並行輸入品って大丈夫なの?

よく正規品や並行輸入品とかいう言葉を耳にすることがあります。

「安い香水屋は並行輸入品だから偽物もある」という嘘を信じている人もいるようです。

まず、正規品というのは、ブランドと正式に代理店契約をした日本の業者が、ブランドから直接輸入をしている商品のことをいいます。

そのため、価格もブランドの意向を反映したものになりがちで、高く設定されることが多いです。

一方、並行輸入品というのは、例えば東南アジアにある日本のような正規代理店から輸入した商品のことをいいます。(他にも色々な国の代理店が並行輸入品を出荷しています)

当然、同じくブランドから直接仕入れをした代理店からの商品ですので、日本にある正規品と同じものになります。

色々な国の正規代理店が海外向けに並行輸入品を出荷している理由は、自国内では捌き切れない商品在庫を減らすためです。

ブランド側は実際の需要を大きく上回る本数契約を迫るケースが多いですから仕方がないですね。

というわけで、上記の仕組みから日本の並行輸入品には偽物が混入する余地がないと言えます。

ちなみに、並行輸入品は為替レートを利用して通貨の安い国などから仕入れるため、日本の正規品よりも圧倒的に安く輸入することが可能になります。

そのため、並行輸入品を仕入れている店舗は店頭売価も安くできるのです。

また、古いものだから安いのでは?というのも上記のような理由から間違いです。

そもそも、どこの国の香水業界においても「製造から時間が経過しているのでその分安くしてください」という交渉は通用しません。

香水の箱には製造年や消費期限が記載されていませんが、それは記載する必要がないからです。

香水には具体的に定められた消費期限がありません。

さらに各国の正規代理店では適切な環境で保管を行っているため劣化もほぼありません。

もちろん、日本に輸入されたあとの問屋の倉庫でも同様に適切な環境で保管を行っています。

正規品であれ、並行輸入品であれ、時間経過や劣化の条件というのは同じです。

その証拠に、日本の正規代理店カウンターがある百貨店で購入した正規品の製造年を調べたら5年前の製造だったみたいことが普通にあります。

それでも品質には問題がないからこそ販売されてるわけです。

以上のことから、「並行輸入品=偽物や粗悪品の可能性」というのは完全な間違いです。

 

 

本当に日本には全く偽物はないの?

輸入業者が正式な手続きを経て輸入している並行輸入品には皆無です。

しかし、海外旅行で小売店から直接購入したものや、お土産でもらったもの、さらにそれをフリマサイトで売買しているようなものにはごく稀にあります。

そのような偽物の箱には日本語で表記された責任シールが貼られていないので簡単に見分けがつきます。

責任シールとは薬事法に定められているもので、香水や化粧品などを販売するためには、成分に関して最終的に責任を持つ業者名の表記が必須となります。

輸入品の場合は、日本語で日本の輸入業者の社名が表記されています。

海外で直接購入して日本に持ち込んだものには、この責任シールがないか、外国語表記のシール(日本の責任シールとは別物)が貼られています。

並行輸入品の香水を偽物だと紹介するいくつかのサイトの画像をよく見ると、責任シールが貼られていないか、外国語表記のシールが貼られているため、海外から直接持ち込んだものだとわかります。

とんでもない数の偽物や粗悪品が日本に蔓延しているかのように書くサイトもありますが、並行輸入品の流通事情に詳しくないか、正規品を優位に見せるために書いているのだと思います。

当店のバイヤーは正規代理店と並行輸入業者の両方に在籍した経歴があるため、このような流通全体の事情を熟知しています。

たしかに、日本の香水業界が未成熟で薬事規定も甘かった時代、海外の怪しいブローカーからも仕入れを行っていた大昔には正式な手続きを経た並行輸入品にも偽物があったそうですが、現在は皆無です。

ちなみに、当店では責任シールが貼られていない商品は一切取り扱っておりません。

ご安心ください。

 

 

香りが違う気がするとか薄いというものは?

結論から言うと、そのほとんどは体調による香りの感じ方の変化です。

人間の嗅覚は常に一定ではありません。

その日の体調や、湿度・気候などによっても、嗅覚の精度は変化します。

それが特に淡く軽いものであれば、なおさらその影響を受けます。

それから、先入観も影響します。

「安いもの=何か問題のあるもの」という先入観を持っている人は少なくありません。

そこに体調による影響が重なると、「やっぱり香りがおかしい。偽物だ!」という安直な結論にたどり着きがちです。

先述のとおり、日本では正式な手続きを経て輸入された香水に偽物はあり得ません。

そうなると、上記のような理由により、思い込んでいるだけということが言えます。

ちなみに、香水は古くなったり劣化したりすると、焦げ臭く、渋い匂いがするようになるため、すぐにわかります。

これは大量仕入れによりコストダウンを図るネット通販業者の在庫に時々見られる香り不良です。

保管状態が適切ではないうえに何年も経過してしまった結果、香りの劣化が進んでしまったケースです。

店舗型は少量の在庫を短期間に回転させているため、このようなことは起きません。

 

 

ボトルやパッケージが違うものは?

結論から言うと、責任シールがきちんと貼られている商品の場合はリニューアルです。

ブランド側が予告なしにパッケージやボトルのリニューアルを行うことはよくあります。

ブランドによっては少し箱の色を変えたり、フォントを変えたりと、毎年マイナーチェンジしているものもあります。

日本の輸入元も本当にリニューアルなのかをきちんと確認して把握しており、取引先の販売店にも情報が降りてきます。

これはユーザーでも確認が可能で、そのブランドの正規カウンターが入っているデパートなどに問い合わせることで確認することができます。

リニューアル直後の数か月はどこの販売店でも新旧混在となることが多く、これが偽物ではないかと言われる要因のひとつでもあります。

稀に、香りそのものをリニューアルするケースもあり、これは販売店にとっては厄介です。

これをしっかり把握してお客様に事前にお伝えしないと、クレームの原因となりかねません。

香水専属の販売スタッフを擁しない売り場(ネットも含む)ではこのような情報が伝達されておらず、何も知らずに販売してしまうケースもあるようです。

結果、偽物疑惑をかけられたり、返品クレーム事案となってしまうのです。

それと、並行輸入品の中には箱の裏や底にあるコードが切り取られているというものが稀にありますが、もちろん偽物ではありません。

これはデコードという、各国の正規代理店が並行輸入品として出荷する際に行っている処理で、流通経路を特定できないようにする意味があります。

ブランドによっては値崩れ防止の観点などから、海外向けに並行輸入品を出荷するのがNGのところもあります。

これをそのままにしておくと、どこの代理店が並行輸入品を出荷したのかをブランド側にすぐ調べられてしまうため、デコード処理を行っているのです。

しかし、代理店によって考え方は様々で、徹底的にデコードをかけるところもあれば、全く処理せずブランドからクレームが入ったらしばらく出荷をやめるというところもあります。

そのため、同じ並行輸入品であってもデコード処理がされている商品とされていない商品があるのです。

上記の理由から、「デコード処理=偽物」ではありません。

 

 

どうして高いお店と激安のお店があるの?

そうなると、なぜ価格の差がこれほどあるのか?と思う人も多いでしょう。

まず、デパートについてですが、これはブランドの日本正規代理店となっている商社が直接出しているカウンターですので、定価販売が原則となっています。

従って、高額な香水ばかりということになります。

一方、それ以外の香水店は価格の縛りがないため、自由に価格を設定することが可能です。

しかも並行輸入品であれば、特に安く販売することもできます。

多くの店舗は、自社の利益と相談しながら、なるべく安い価格を付けることによって訴求を図っています。

並行輸入業者からの仕入れ価格にも各社若干の差はあると思いますが、高い店もあれば安い店もあるのは、お店によって利益の取り方が違うからということになります。

ですから、責任シールがきちんと貼られている安い香水があれば安心して購入してください。偽物ではありません。

当店では、正規品も並行輸入品も混在しておりますが、すべて正真正銘の本物でデパートで購入するものと同質の商品になります。

他店と比較しても特に安いというお声を頂戴しておりますが、その理由は利益を極限まで削って薄利多売で営業しているからに他なりません。

変なものや古いものを扱っているということもございません。

ネット通販と違い、当店のような店舗型は逃げも隠れもできないため、リスクのある商品は一切取り扱っておりません。

ご安心ください。

 

 

いかがでしたでしょうか?

当然ですが、もし並行輸入品の香水に偽物が蔓延していたらもっと問題になっていると思いませんか?

並行輸入品はネット通販だけでなく、香水を取り扱う様々な業態の店舗にも広く流通しています。

むしろ仕入れコストが無駄に高くなる正規品の方が流通は少ないくらいです。

もし偽物だらけなのであれば、ブランドバッグ等と同様に警察も動くような事件としてニュースやテレビでも取り上げられるはずです。

日本の並行輸入業者もすべて壊滅してるはずです。

本物か偽物かは見た目だけでも判別できますし、成分検査をすればすぐにわかることです。

何十年も続く日本の香水業界がそうなっていないことが何よりの証拠だと思います。

「正規品だけが安全」というのは完全な間違いです。

どちらであれ、責任シールがきちんと貼られていれば、安い方を購入すればいいだけなのです

香水選びに不安があった方はぜひ参考にして頂ければと思います。

 

おかげさまで当店は2020年に10周年を迎えました。

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