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ソニー FE 24-50mm F2.8 G レンズレビューVol.2 遠景解像編

ソニー「FE 24-50mm F2.8 G」のレビュー第二弾を公開。単焦点ほどではないものの、ズーム全域で良好な画質を実現しいているように見えます。

FE 24-50mm F2.8 Gのレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2024.4.19 晴れ 微風
  • カメラ:α7R V
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO 100 絞り優先AE
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・レンズ補正外せない

24mm

中央

絞り開放からほぼピークの性能、絞っても大幅な改善はありません。

周辺

F2.8は中央と比べてごく僅かにソフトですが、細かいこと言わなければ同程度。F4以降でわずかに改善しますが、ほぼ変わりません。

四隅

周辺減光の影響こそ目立つものの、解像性能を分けてチェックすると非常に良好。

28mm

中央

24mmと同じく、絞り開放からピークの性能。絞っても画質に大きな変化はありません。

周辺

24mmと同じ傾向。中央よりもやや低めながら、F2.8からピークの性能。

四隅

24mmと同じく良好な結果。比較すると、僅かに非点収差のような像の流れがあります。この像の甘さは絞っても改善しません。

35mm

中央

引き続き絞り開放からピークの性能。絞りによる改善はほとんどありません。

周辺

中央と同じくらいシャープで良好な結果。

四隅

細部の解像性能は中央や周辺より低いものの、目立つ欠点のない安定した画質。絞っても大きな変化はありません。

50mm

中央

他の焦点距離と比べて、細部のコントラストがわずかに低下。F4まで絞ると改善します。

周辺

概ね良好な画質。ピークの性能は高くないかもしれませんが、大きな欠点のない安定した画質。

四隅

周辺と同程度で一貫性のある画質。絞りによる改善はほとんどありません。

まとめ

ショートズームが功を奏しているのか、ズームレンジ全域で安定感のある良好な結果を得ることができます。高水準な単焦点と比べると周辺部や隅における非点収差のような像の甘さがあるものの、細かいこと言わなければ十分な画質と言えるでしょう。像の甘さが歪曲収差の強制的な補正からくるのか、本体の光学性能なのか断言はできません。諸収差編で紹介しますが、コマ収差は良く抑えられ、F2.8を活かした夜景やイルミネーションシーンでも活躍できそう。携帯性も良いので、旅行などに携帯して活用するのも面白い。ただし、周辺減光はズーム全域で少し目立ちます。周辺光量の補正時にノイズが派生しやすい点には注意が必要です。

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