ブリコラージュ

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子どもの絵と算数

2022-10-14 15:10:33 | 中学受験

ぐっと寒くなってきて冬に近づく秋の深まりを感じます。秋といえば、芸術。多くの学校で文化祭たけなわですね。

 横浜駅からヒラメくらぶのある建物の中間地点で今大きな工事をしています。地上43階・地下2階の全459戸の高層マンションの建設中、2024年4月完成予定とのこと。その工事関係の影響で途中の歩道わきの仮設壁に近隣の小学校の生徒の絵画が掲示されています。1年間の学校行事をモチーフにした楽しくなる素晴らしい作品です。全部で20枚くらいはあるでしょうか。(後日数えると51点ありました。)名前や学年は書かれていませんが、低学年中心の作品と思われます。子どもらしい描写で心温まるものが多い中、何枚かは大人の手が加わっているように思えるものもあります。不自然なので多くの人は見れば気づくと思います。

それぞれの作品が完成するまでにドラマがあったことでしょう。

 私事で恐縮ですが、小学校1年生の時の絵画が特別賞に選ばれて島根県邑智郡の全小学校で掲示されたことの思い出を記載します。その絵はその年にあった東京オリンピック重量挙げの金メダリスト三宅義信選手のバーベルを高々と挙げている絵です。その絵を当時の担任の先生に一部修正されたいやな思い出があります。ロージン(滑り止めの粉)の入った容器がチューリップの花の形をしていて、それを三宅選手の横に描きました。チューリップはおかしいからと言って消され、ただの箱に修正されたということの顛末です。

大人が手を加えるに至る理由があったとは思いますが、子どもの手だけで描かせて欲しかったなぁ、もしも子どもの手だけだとどうなっていたのかなぁと思いながら、毎日この絵の前を通っています。

子どもの発想は無限で、奇想天外です。算数の解き方も同じことが言えます。宿題点検をしているとまれに大人の数字で教えてある形跡を目にします。教えてはいけないとは思いません。長い目で見て、時間がかかってもいいから子どもの自力解決を見守りたい、と自分に言い聞かせる今日このころです。

 

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