「たまたま」「なんとなく」が開いてくれる

家業のほうのお客様Yさんが「ふと思い出して」来てくれました。いきなりでびっくり。いや、なつかしい。

「近頃はどうしてる?」て何年分もの話が終わらない。

「だいぶ白髪になっちゃってね」ておっしゃるけど、話してるとその人自身は変わらない印象。単純な見た目よりもにじみ出る内面のが強いのかな。

「そういえば、弾き語りのHくん知ってるでしょ。あの子、いまだにカラーセラピーやってもらったこと言ってるよ。あれで方向性が見えたって」

わぁぁ、驚いた。

駆け出しのセラピストだった頃、Yさんのイベント開催時、ホールの隅でカラーセラピーやらせてもらってたんです。出番の合間にアーティストさんたちも受けてくれてました。

あれはもう10年以上も前のはず。よく覚えててくれたものです。

心に残してもらえたのは、そのときのその人と色のメッセージが合ってたんでしょうね。

いや、セラピストがなにか良いこと言ったわけじゃなく、その人が選んだカラーがしゃべらせてくれたんです。

大切に受けとってくれた人がいるのはうれしいことでした。

あらかじめ「カラーセラピーしたい」って思ってじゃなくて、「やってたからなんとなく受けてみた」方がほとんどですが、狙ってなくてもベストタイミングだったり、受け止めていただく感性が高まってるときだったりするの不思議です。

たまたま、なんとなく、これは案外いいんじゃないですかね。

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