『エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才』

先日、これを見にいってきました。巡回しない展覧会で、東京に行くしかなく。

https://www.egonschiele2023.jp/

どうしても見たかったのはなんだろう、ある種のノスタルジーもあります。中高生の頃に強く惹かれた画家さんなのです。

尖った画家さんに、思春期特有のアイデンティティの悩みを重ねていたのかもしれない。今、彼の絵を見ても、そこまでヒリヒリしません。若さに特有のなにかが描かれてるなぁと思ったんですよ。

10代半ばで才能を見いだされ、ウィーン画壇で早くから活躍するも、28歳で亡くなってしまったシーレ。もし長生きしていたら、中年期以降はどんな絵を描いたのだろう?

不穏さを感じる絵は、シーレが生きた時代、20世紀初頭を覆う不安の現れでもあったようです。戦争もありましたしね。

19世紀末ウィーンの退廃、クリムト的な美とはまた違ってきてるでしょう?人々の精神性の変遷も見られるような展覧会でした。

ほかもちょっとブラブラしましたが、東京は路線が多くて目的地までの行き方がいっぱいあるのに惑わされました。でも色で識別できたのは便利。カラーとその路線のイメージが合ってるかはわからないけど、色をたどってけば乗り換えできますからね。

下の写真はとある場所で、太陽系の天体を模したライトがあったのでぱちり。これもカラフルできれいでした。

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