岸田の信頼する森山裕自民党総務会長が菅義偉前総理と会って「岸政権は持たないから次はあなたがもう一度総理をやってはどうか」と言った。岸田はそれを聞いて烈火のごとく怒った。岸田の座右の書が吉川英治の宮本武蔵だ。武蔵は五輪の書に「何事も先手を取れ」と教えている。3月１日の夜、港区の料亭に菅、萩生田光一、小泉新次郎が集まり、岸田の次をどうするかを話し合った。彼らが上げた候補は新次郎、石破茂、河野太郎だった。麻生はそれを聞いて奴らは全部おれの嫌いな面々だと思って岸田と面会し二人で次の総理を決めようじゃないか。二人でキングメーカーになろうじゃないかと話し合った。決めた後は二人で院政を敷こうじゃないかと。石破や河野やらのろくでもない輩を総理なんかにして溜まるか。こん畜生、次の総理はおれたちで決めようと。岸田は断崖絶壁から半分落ちかけている。しかし負けてたまるか、この野郎、今に見ておれ僕だって。