カイロからマドリードまで夢がゆく

エジプトで働きつつスペインのMBAで学び
卒業後は日本で働いています

積極的に休養を取ることの重要性

2020年02月12日 | 起業してわかったこと
起業すると、自社の活動の全責任は創業者のものとなる。
責任感の強い人ほど、その責任を常に感じ、消耗しやすい。

「もっと頑張らなければ。もっとうまくやらなければ。無駄な行動を減らさなければ。」

いろいろとプレッシャーや不安にさらされていると、消耗も激しい。
この消耗の激しさは、起業してみないとわからないものかもしれない。

そのため、私は創業者こそ、意識的に息抜きのリズムをもち、上手くストレスに対処する術を身に付けなければならないと思う。
家族がいる人は、家族サービスをするといいだろう。
そうでない人は積極的に体を動かすといいと思う。
(ただし、筋トレをしすぎて不安感が増すという人もいるので要注意。)

あと、自分で自分を褒めるということを積極的にやることも有効だ。

ポジティブマインドの維持こそ、起業家にとって最も重要だ。


独立してわかる、IEネットワークの力

2020年01月26日 | IE Business School
2019年10月から自社を経営している私ですが、独立した後、それまで以上にIE alumniネットワークの力を感じるようになりました。
独立すると自身のアンテナ感度を高める必要があり、新しい技術、新しいビジネスモデル、新しい管理業務の回し方など、いろいろとインプットが大切になります。
自分の周囲にも様々なメンターはいてくださるのですが、そうした具体的なニーズをもつと、IE alumniのつながりから得られる機会の多さに気づかされます。

特に、自らが気付いていなかった情報ニーズに、気付かせていただける機会が多いです。

日本のIE alumniの関係は良好で、転職の機会の紹介やビジネス上の情報交換なども活発だと感じてます。
その根底には、IEという少しユニークな留学経験をなさった方々が共有する共同体意識のようなものがあると思います。

あまり具体的な話ができないので曖昧な記事になってしまいますが、とにかくIEのコミュニティは、自ら事業を行うものにとって心強いものです。

経営は自己表現。経営目標を達成するために

2020年01月23日 | 起業してわかったこと
起業は、すなわち自由を得ることです。
創業者は、自分の事業を、好きなようにデザインすることができます。
IE Business Schoolから教わったことのひとつは、その「自己表現としての経営」の魅力なのではないかと思います。
「やりたいことがあるなら、まずやってみたらいいじゃない」
マドリードの風は、そう僕に言っているように聞こえました。

しかし、自由は適切に使わなければ、糸を失った凧のように、経営者は脈絡のない行動、無駄な投資をしてしまうことになりかねません。
起業すると、自由を満喫できる反面、不安感も感じやすいです。
「自分の事業は持続可能なのだろうか」
「今の大口顧客との関係を失ってしまったらどうしよう」
朝起きて、そうした不安感を感じない経営者は少なくないでしょう。
不安感は、行動をブレさせます。不安感を埋めようと、あっちに手を出し、こっちに手を出し、結果としてどれも中途半端、となりかねません。

そこで大切なのは、経営の目標を明確にし、常にすべての行動の軸に据えることだと思っています。
全ての活動、行動が、目標からブレイクダウンして明確に意義付けできること。
それが信頼感のある経営を行い、経営目標を達成するために必要です。

経営の目標を紙に書き、毎日必ず見返す、という方法が有効だと思ってやっています。

IEの友人たちとの励まし合い

2020年01月09日 | IE Business School
昨年の夏ごろ、南アフリカで自分の会社を2つも経営しているIE Global MBAの同窓生から連絡があった。

彼は日本進出を考えていて、その相談に乗ってくれる専門家を紹介してほしい、という連絡だった。

なかなかいい専門家が見つからず、時間ばかりが過ぎてしまったが、なんとか紹介することができた。

今日、彼から感謝のメッセージを受け取り、なんとなくお互いのビジネスの現状について情報交換。

同窓生という立場、そして遠い異国で奮闘する者同士だと、何となく、素直に悩みなども打ち明けられる。

IEが与えてくれた、とても有難い人間関係だな、と感じた。

Webマーケティングが求める専門性

2020年01月05日 | ビジネス構想
昨日、SEOの専門家から話を聞いた。

IE Global MBAの授業では、マーケティングの授業もあったが、Webマーケティングの具体的な手法などを習うものではなく、もう少し伝統的なマーケティング、かつ、より管理面のマーケティング・マネジメントに関するものだった。
講義名も"Marketing Management"と"Marketing Strategy and Plan"。

Webマーケティングというものは、もちろんマーケティング全体の一部なのだが、独特な専門性が必要なものなのだと認識。

無限の世界に点在するWebサイトをどう露出するか。

とても科学的で面白いが、自社で取り組むには、専門家やスタッフと力をあわせてやっていく必要があるなと実感した。

その意味では、マーケティングのマネジメントに力点をおいた、IE Global MBAの科目設定は正しいのかもしれない。
アントレプレナーを育てるのが、IE Business Schoolであって、Webマーケの専門家を養成する学校ではないのだから。