今は亡き大切な人と思いを繋ぐ電話として、
岩手県大槌町に実在する「風の電話」をモチーフに映画化した。
8年前の東日本大震災で家族を失い、広島の叔母のもとで暮らす17歳の少女ハル。
ある日、叔母が突然倒れ、自分の周りの人が誰もいなくなってしまう不安にかられた彼女は、
震災以来一度も帰っていなかった故郷・大槌町へ向かう。
豪雨被害にあった広島で年老いた母と暮らす公平や、
かつての福島の景色に思いを馳せる今田ら様々な人たちとの交流を通し、
ハルは次第に光を取り戻していく。
道中で出会った福島の元原発作業員・森尾とともに旅を続けるハルは、
「もう一度、話したい」という強い思いに導かれ、
故郷にある「風の電話」にたどり着く。
お薦め度☆☆☆☆