ウィリアム・アンド・メアリー大学留学日誌

ウィリアム・アンド・メアリー大学留学日誌

日本生まれ、日本育ちが日本でIBを取得し、アメリカ、バージニア州にあるウィリアム・アンド・メアリー大学に入学。日々の生活をつづります! Go Tribe!!

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いよいよCommencement (卒業式)です!

 

5月12日が全学の卒業式が行われる日です。

 

 

まずは朝8時20分にWren Buildingに集合し、Senior Walkを始めます。

 

 

Wren Buildingを通り抜け、キャンパスを練り歩いた後、卒業式の会場へ向かいます。

 

 

 

 

首の部分が白の学生がBachelor of Arts (BA, 文学士)、黄色がBachelor of Science(BS, 理学士)、黄土色がBachelor of Business Administration (BBA, 経営学士)になります。

 

修士の学生も分野が同じ場合は同じ色です。

ガウンが少しだけ違います。

 

上の写真の左側に写っている緑のガウンは博士のガウンです。

 

 

 

Crim Dellという池にかかる橋

大学のシンボルであり、在学中は渡れないという言い伝えがあります。

 

 

卒業式のこのSenior Walkで歩くのが伝統の一つです。

 

 

そしていよいよ卒業式が行われるZable Stadiumへ

 

 

今まではKaplan Arenaというホールで行われていましたが、今年は初の試みとして外で行われました。

 

天気が良くてよかったのですが、この日は気温が35度近くまで上がっていたので、ものすごく暑かったです。。。

日本だったら熱中症でバタバタ人が倒れるような環境だったのですが、意外とアメリカ人は耐性があるようです。。。

 

おそらくスタジアムで行うことにしたのは、座席数が圧倒的に多いからだと思います。

 

ちなみに、チケットは3月ごろにそれぞれ何枚必要か(最大6枚)申請して、4月後半に受け取ります。

雨天の場合はホールで行われる予定だったので、雨天の時には使えるチケットが制限されます。

 

多くの学生が両親、兄弟、祖父母など大人数で卒業式に駆け付けるので超大規模なものになります。

 

 

9時から式典が始まります。

 

 

まずは、学長のスピーチ。

学長であるテイラー・リーブリー IIIも今月で退任します。

 

 

そのほかにも、総長であるロバート・ゲーツや学生代表のスピーチであったり、4年間の累積GPAトップ1位・2位(4.00と3.99)の表彰など、2時間以上にわたって行われました。

 

 

暑い中にさらに黒いガウンを着ているので、結構きつかったです。。。

 

 

 

そして午後2時からは国際関係学科の卒業式が行われました。

 

 

午前の全学のに引き続き、それぞれの学科でも行われます。

通常は13日(日)に行われるのですが、国際関係学科の場合は土曜日でした。

 

というのも、「国際関係学科」という学科自体は厳密にいうと存在していなくて(departmentではなくprogram)、教授もみんな他学科(Government, Economics, Sociology, Historyなど)に属しており、双方の卒業式に出席できるようにしているからです。

 

WMの場合、国際関係学が他分野に横断する学問であるという姿勢を強調するため、こうした形をとっています。

 

 

Phi Beta Kappa HallというホールでGlobal Studies専攻と合同で行われます。

 

 

それぞれ名前が呼ばれ、専攻の修了書が渡されました。

(学位記自体は日曜にならないと受け取れません)

 

 

夜には、Alumni Induction Ceremonyと呼ばれる同窓生に迎え入れられるイベントが行われました。

 

これが、学長にとっての最後のスピーチです。

 

学長は10年近くにわたって大学の運営のトップとしてWMを引っ張ってきました。

つねにユーモアのあるスピーチで学生からとても人気でした。

 

ちなみに、校歌の1フレーズである、Hark upon the Gale というのが学長のお気に入りです。

かならずスピーチに組み込まれているのがこのフレーズです。

 

 

 

そして13日の朝、学位記を受け取りに行きました。

すべてラテン語で書かれています。

 

その後、キャンパスを両親に紹介したりしました。

 

 

他学科の式典。これは政治学科です。

 

それぞれ学科の校舎に大講義室がある場合はそこで行い、ない場合はWren BuildingやPBK Hall、Sunken Gardenなど大きなスペースのある会場で行われます。

 

 

 

すべて寮の部屋をきれいにして、14日の朝、ウィリアムズバーグを出ました。

このとてもきれいなキャンパス、町を離れるのはとても残念でした。。。

 

でも、4年間このとても素晴らしい環境で過ごしてきたことを振り返ると、本当にいい経験ができたなと改めて思います。

 

 

<おわりに>

4年間、この「ウィリアム・アンド・メアリー大学留学日誌」にお付き合いいただきありがとうございました。

 

大学の魅力を紹介するというよりも、自分の留学生活のなかで起こったことや考えたことなど個人的な記録がメインとなってしまいましたが、こうして4年間続けてこれてよかったと思います。

 

これにて370本以上に上るブログの投稿もひとまず終わりとしたいと思います。

 

では!