日本向け特別仕様だからSAMURAIの絵だってさ…この蒸溜所のイメージと釣り合わない気がするんだけどラベルのせいで一悶着が起きるが、中身はさすがのELIXIR DISTILLERS間違いないわ

DSCF3379

DSCF3380

DSCF3381

ELIXIR DISTILLERS WHISKY TRAIL LINKWOOD 1991-2020 28y 51.6% 700ml
Cask Type;BARREL
Cask No.10338
Bottle No.174 BOTTLES
 aroma: 
桜は散り始めたが、菜の花は未だ生き残っている、そしてツツジが咲き始めた、そんな4月中旬の季節を感じる花蜜香る道端。蜂蜜漬けしたレモンスライスにすりおろした葉生姜、ツンと鼻を刺される柑橘系と植物の青味、白樺に付いたオークタンニンは溌剌とした様、探せば居る?ピートスモークが滞在してそうなんだが…昔は花々に埋もれても存在感を示せる程度の勢いがあったが、近頃の酒にはそういった匂いは煙たがれるのか?少なくなったもんだ。
 taste: 
少々粉っぽい舌触りにて舌先を擽られる。ヘザーハニー、蜂蜜漬けの金柑は皮ごと漬け込んだもの、少々加糖した檸檬紅茶は香草のニュアンスを有する。緩やかなボディで開幕するがお互いが溶け合わさり濃縮され、味濃くボディが増強される。終幕は収斂性を帯びながらオレンジゼスト・セージ・グローヴ・オークスパイスらが沸騰。蒸気のような温かみでフローラルな香りを包んで鼻孔を通過する。
 finish: 
フローラル・フルーティー・スパイシー 圧迫される余韻

 from: 
禁煙のウイスキー専門店 まつもると

またまたRPG調ラベルでお馴染みの…もう説明し飽きたこのシリーズよく普及してんな、人気なのかな?今回はサムライを描いた日本向けだそうなとは言っても蒸溜所はスペイサイドの美女と白鳥と呼ばれているLINKWOOD…個人的には女白魔導士が妥当だと思うんだが

かつてはコスパ優秀蒸溜所として、色々なパターンで扱われても結果出す優良企業のLINKWOODさんも、近年じゃ素性がバレて高騰化、段々と気軽に呑めない存在になってきたけど今回は奮発して呑んでみた。中身は申し分なく華麗で甘やかで花の香りがする個性味は変わってない、少々尖ってる気がするのが昔とは違う「ツンデレ」ってヤツですかね?癒しを求めた私ですが本日の御機嫌は斜め状態だったらしいです
 
そう言えば…如何なるBarにもド定番の如く置かれていた花と動物シリーズが、近年見かけない気がするんだが…G&M鷹ラベルが呑めない値段になった以上、花と動物で懐かしむ打算をしたがそれすら絶たれる時代か