植物たちは、香りで話をしているという。
上橋菜穂子さんの新作「香君(KOKUN)」を読み終えた。
動くことのできないものたちは、香りで友を呼び話をする。
また、傷つけられると助けを呼ぶ
お互いにすべての生き物はつながっている。
一人歩いていると、ふっと匂いを感じ取ることがある。
何かに呼ばれる気がすることがある。
人は自分の見えているもの、感じていることしか理解できない。
一人で森に入るのが好きなのは、さまざまな声に耳を傾けたいから。
五感を研ぎ澄ませて感じたいから。
感じる世界を広げたいから。