ダイハチ建築骨組み模型

木造建築の美しくて繊細な骨組みの状態を模型にしてみました。

水廻り・リビング・オール電化工事

2019-10-12 07:06:38 | インポート
【築50年木造建築物】
 キッチン・トイレ・風呂・リビング・オール電化工事



ブロックチッキン・トイレ・風呂・壁解体(赤線)


確認のため小さく解体です。コンクリート(高打ち基礎)と木材(土台)が見えます。昔の風呂は高打ち基礎で作っていることが多いです。大体赤い部分が高打ち基礎です。そして家全体の壁が土壁になっていました。


あれっ。・・・これ通し柱?もう図面が残ってないので考え事が多いです。


キッチンの梁は一階に一本も柱が立っていません。この梁は二階の柱と屋根を支えるから大きい梁だと思います。絶対重い。


柱二本排除。柱一本新設。柱を取らない間取りを提案しましたが変更したくないそうです。眠れない日々が続きます。


解体です。キッチン・風呂の入り口・リビング壁


リビング二本柱撤去。今の梁は集成材やLVLなどの新建材で、普通の木材と比べるとすべてのデータが勝っています。しかし、数十年経ったデータはありません。この梁は背が上に付いていて正しい施工がしてあるので、家の重さに梁が負けることなく支えていて柱が簡単に取れました。


お風呂の柱ですが通し柱でなかった。よかった~。しかし、柱を切るといろいろなつなぎ目の隙間が埋まってしまい二階の床が下がってしまう可能性があります。一度下がるとなかなか上がりません。ひとつ手前で建てた柱の下束石をそのままコンクリートで固めました。



取り外す柱の梁の接合部はホールダウン金物とボルトで見えない隙間を無くしました。取り外さない柱を利用してホールダウン金物と鋼製束を使って梁を持ち上げました。パキパキ音が鳴りました。


基礎を壊して柱切断。一安心。


和室の天井を直してみます。天井裏を見たいので廊下の天井に点検口を設けました。下がったのは写真の通りです。隣の天井は下がっていません。作った人が違うのかもしれません。大きい梁が使っています。潜れそうにない。


とりあえず下から支えて持ち上げます。一枚づつ竿の上で切り目を入れて外していきます。


手の届く範囲を補強して吊りなおしました。手の届かない奥の方は垂木をトンボ状にして、接着剤を塗り、奥の竿の上に宛がい、下からつっかい棒をして接着させました。出来たっぽい。


UBサッシが大きすぎて壁がきれいに仕上げらないのでサッシを小さいものに交換。洗面所の床とUBの床の境目でUBの壁が決まります。柱を移動できなかったので少し切り欠きサッシを寄せてサッシ枠の厚みを考慮しての仕上げ方が必要になります。


UB工事終了。窓の取り合わせOK。天井裏問題なし。


トイレ工事です。洋便器ですが古いので交換します。床と壁なので寒くて掃除しにくいから今風にリフォームします。


便器を取り外してからタイル床を壊すと大変なのでこのまま床を作ります。壁のタイルも壊すと大変なので掃除がしやすいキッチンパネルを直接貼ります。床のクッションフロアーを貼って設備器具を取り付けたら完成です。


細かい設備器具を付けたら完成です。

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