トラカリコン!

「虎・借り・コン!」。虎の威を借りた狐。虎の威を借りて吠える狐が私…。虎が何であるかは、本人にもわからない。

「役得」を利用して圧力をかける光景を見慣れそうなこのごろ(「日曜討論」、共産党についての閣議決定)

2021-11-21 23:03:26 | 政治や経済
(1)立憲民主党代表選の報道は自民党のそれとどれほど違うのか、(2)4人の候補者の誰が良いのか(関係者じゃない私には投票権はないけど)。
そんなことを考えながら「日曜討論」を見た。


(1)については。

自民党総裁選の際には、候補者達の他はNHKアナウンサー2人だけだったような。今日は、そこに識者2名、経済学教授と若者団体代表が加わっていた。
アナウンサーと識者の計4名による、候補者4名の圧迫面接みたい。
長期的経済政策を示していない・若者から支持されていない・共産党との共闘はどうする・・・など、立憲民主党に否定的な人達が言ったり書いたりしている言葉が候補者達に繰り返しぶつけられていたような。自己アピールしても反応は薄く、「で、英語は苦手なの?」と問い詰められる感じ?
4人の候補者は、面接試験を受けている学生達のように真面目で初々しい。おじさんとおばさんなのに。

このように減点主義な番組作りだったが、神妙かつ冷静な(小川淳也議員は緊張気味なのが基本な感じだが)態度でいた4人。嫌な質問への対応の訓練になるだろう、とは思う。


(2)については。

討論というか圧迫面接の具体的な内容は、1回見ただけでは私には整理できない(見直して書・・・けるかなあ)。公約を果たせていない、スウェーデンでは解雇され易く転職しやすい日本でいうネオリベ的な・・・という、若者団体の代表者のせりふについていけなくて。
「公約」って「自分達が与党になったらやります」かと思ってたけど違うのか。スウェーデンってネオリベなんだっけか。・・・と、いちいち頭が止まってしまうのだ。勉強しないとだめだ。

そんなわけで、あくまで印象だが。泉議員と小川議員は発言が抽象的に思えた。逢坂議員と西村議員は、話を聞いていて予定表作る二・三歩手前なくらいに具体像が見えた感じ。
番組の作り的に、今回は候補者同士の討論がなかった。今後、他の番組でそういう場面もあるだろうから、候補者達の主張などがもっとわかってくるのだろう。

(ところで、枝野議員の年齢は逢坂・西村の間だ。若い時から重責を担ってきたんだなあ)



変わるかもしれない立憲民主党。
一方、自民党は相変わらず、アベスガ路線。共産党についての閣議決定ひどい。



「昭恵夫人は私人である」という閣議決定など(他に「募る」と「募集する」もなかったっけ?)からして、質も格も低いものなのでは。
でも、「閣議決定」がどんなものか知らない人には、なんとなく効果があるだろう(「ひるおび」の八代弁護士はそういう人達にアピールしていたのだ。嫌な奴だなあ)。
共産党なんかと共闘したから立憲民主党は議席を減らしたというイメージ作りに加えて、共産党は暴力革命する方針でいるという根拠薄弱な閣議決定。政権与党になって公共放送掌握も箔付けもた易くできて。政権が小学校のいじめっこ児童みたいになってる。




「日曜討論」も岸田内閣も、自力で得たのではなく仕事にもれなくついてくる権力・強制力を使って人を圧迫するような振る舞い。醜いと思う。
だが、そういう振る舞いを見慣れてしまっているような気もする。以前なら、ああいう陰険さはもうちょっと隠されていたような。陰でこっそり、だったような。
そう、もっと「うちうち」での行為だったんじゃないかな。例えばクラスや職場といった狭い社会で、「みせしめ」として。

いつのまにか、政府があからさまに日本中に見せつけるようになっていた。権力側が誰かを辱めたり脅したりするのが、日常茶飯事に。
嫌な国になったものです。自民党・公明党に投票はしても、そういうのは嫌いな人も多いだろうに。
これはやめなきゃ。

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