NPO法人　地域福祉協会

日時:11月24日
内容:休養日。地域ケア推進事業。研究と思索(コロナ禍と近代文明の行方)。



感想:
西欧近代文明の始源を
ユダヤ教の経済倫理に求めるか
プロテスタントに求めるか
近代哲学に求めるかは
意見が分かれる。


ただ
救われる人が
初めから決定しているとする
予定説により

人々が
ある種の諦念により勤勉になって
近代資本主義が生まれたという説は

全く説得力がない。



そもそも
そのような異端の珍説が
一般大衆レベルで普及し
信仰されていたとは
思えない。



すなわち
現実には
ユダヤ人の経済社会的な出世と
西欧諸国の近代化に相関関係がみられるため
ゾンバルト説が事実に近い。



よって
ウェーバーや大塚久雄の
プロテスタンティズムの賛美説は
脆くも崩れる。



私は
そもそも近代化が
人類の福祉を破壊したと考えるので(アンチモダニズム)

仮に
プロテスタンティズムの一派や
ユダヤ教世俗派の一部
イルミナティ哲学者やグノーシス神智学派が
近代化を招来したならば

その教義(モダニズム)は
誤謬であり
本質から照射された真理でない
と断じざるを得ない。



いずれにせよ
日本の学術なるものは
西欧
近代
ユダヤ教とキリスト教
ヘレニズム
土俗的なアングロサクソン
といった一般概念の
本質理解が浅はかなため

日本という一般概念
国体の認識も浅はかである。



日本の近代保守なるものは
明治憲法と教育勅語と軍人勅諭の復活を企図し
天皇陛下を
大元帥としたいようだが

その理念型は
近代プロシアや近代のイギリス、フランスに過ぎない(おかしな時代のおかしな政体)。




私は
少なくとも
明治以降の日本よりは
江戸幕府

江戸幕府よりも
飛鳥天平時代の皇統にこそ

理想の国体が
顕現していたと考える。



すなわち
どの時代の
どういった感じが
理想、理念型なのかを
各自が露わにすべき
でありましょう。🌌




おわり





高橋記(アンチモダニズム)