シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

カスタムイメージ「九秋」を(ようやく)試す

ふむ。

今回は、ようやくですが、秋になって追加された限定カスタムイメージ「九秋(Kyusyu)」を使ってきたので、そのことを書いておきたいと思います。

 

カスタムイメージの何が限定なのか。という、そもそもの話ですが、ある特定のカメラとLimitedレンズの組み合わせだけ使えるカスタムイメージという縛りがかけられています。それを、春夏秋冬に合わせ4つリリースするとのこと。

news.ricoh-imaging.co.jp

夏は、青が鮮やかな「夏天」が出ました。

秋は、この「九秋」ですね。

冬と春も、多分、聞いたことないような、冬と春の字が入っている2文字の名前なんだろうと思います。

 

この限定という仕様、どうなんでしょうかね。賛否両論あると思います。

私もLimitedレンズは2本しか持っていないので、この秋(70mm)と春(20-40mm)しか使えない予定です。

そのうち何かレンズを購入してしまうかもしれませんが、この前、HD10-17mmを更新したばかりなので、しばらくは無理ですね。そもそも、カメラも限定されていて、K-3Ⅲ、K-1K-1Ⅱという縛りっぷり。

私は、肯定的か否定的かといわれると、何とも答えづらいのですが、使えない季節のは口惜しいし、使える季節は普通にうれしいという…なので、今はうれしいターンです。

 

と、まあ、口上が長くなりましたが、撮ってきた写真を上げてみましょう。

 

九秋

無調整のままだと、あまりパリッとした感じが出なくて、もう少し強さが欲しいと感じたので、カスタムイメージの調整をして、キーをグイっと下げて、コントラストをグッと上げております。

 

赤の色が独特で、朱色というか、鮮やかな赤ではないですね。秋っぽさですね。赤が飽和しないので、良いですね。

だが、しかし、まだ、高知の平地は、本格的には、もみじが赤くなっておりませんで、赤い被写体を探すのに苦労をしました。これなども、良い赤具合。

 

ここら辺のオレンジ色の葉やネコさんは、ほぼ見た感じこんな色合いだったように思うので、素直に出ています。シャドウ部というか、影になっている部分などが少し青みがかるでしょうか。

そこが、少しノスタルジックですね。

 

シャドウの青みを意識してみると、暗めの写真にも合いますね。

 

私がもっている対応レンズは、HD DA70mm Limitedなのですが、このレンズ、ボケは綺麗ですね。中望遠で良くボケます。

ただAFはなかなかいうことを聞かない。のと、最短撮影距離が長いので、結構被写体と離れないといけないのが難点ですかね。写りは良いので悩ましいところです。

 

これなどは、まさに九秋っぽさが出ているというか、木肌のすこし青みがかった感じとか、葉の複雑なニュアンスの色合いを印象的に描写してくれています。

 

ということで、限定カスタムイメージ「九秋」でした。

もう少し、もみじが赤くなったらもう一度行ってみなければと思っております。

 

この限定カスタムイメージもなんですが、最近、PENTAXソフトウェアのアップデートを色々と頑張ってはいて、K-1系には、風景撮影用のグラデーションNDフィルター再現機能が有償アップデート(プレミアム機能)で提供されています。

www.ricoh-imaging.co.jp

残念ながら、このプレミアム機能は、K-3Ⅲにはこなかった…。

が、K-3Ⅲには、そもそも、アストロトレーサーType3という究極の隠し玉が投入されていますので、それで満足をしておかないといけない。

ソフトウェアのアップデートは、どんどんやってほしいですね。ハード(新しいカメラ)をどんどん投入できるメーカーでもないだろうと思うので、製品寿命はできる限り伸ばしてほしいですね。

と、いいつつも、KFという新カメラ(というか…かぎりなくK-70というか…)が出ます。

こうなると、おそらくは、多くの人がとにかく首を長くして待っているであろう、K-1Ⅲの動向が気にはなりますね…。

 

ではまた。