ゲームマーケット春のエリア出店を終えた感想

到着しました。ゲームマーケット春会場。

今年はプロジェクターを使いつつ、iPad展示と並行して2台体制のモニターで出展しました。今年スピマテはエリア出展しました。3作品の展示+スピマテオンラインの作者様にお越しいただきました。まずは3作品の紹介からしていきます。

「現場より仕事猫」

 

仕事猫をテーマにした、坊主めくりカードゲームです。前回、一瞬で完売し、前回のゲームマーケット春にもイエローサブマリンの売り上げランキング上位に入った作品で、今回エリア出展に踏み切った主力作品でした。今回、前回の2倍の数を持ち込んだので、売り切れになることはありませんでした。あるボードゲームの販売店の方が来て、現場より仕事猫の「3」が出るのか?と聞かれました。どうも、仕事猫系のゲームはなかなか新作が出ていないようです。とりあえず、ストーリーは「3」まで用意してあるので、もしかしたら出るかもしれません。と回答しています。個人的には、この作品は今後売れ行きが伸びると思っていて、ここで買えた方はラッキーだったかもしれません。前作はヨシ!が余りにも強かったゲーム性でしたが、今回はムジーナが登場したことにより、2人用のゲームとしてかなり良バランスに仕上がっています。3人以上ルールもとても試遊ではかなり評判が良かったです。

 

「星占いのアルカナカード」

 

今回のダークホースです。ゲームマーケット秋にこのゲーム単体で出展しようと思っています。7つのトランプゲームを収録した運勢向上アイテムで、今回はそのうちのひとつ、「星占い七並べ」を紹介しました。非常に評判が良かったです。今後、キャンペーンキャラクターの「教祖様」のTwitterアカウントで、どんどん宣伝していこうと思っていますので、是非フォローお願いします。

 

「スピマテカードゲームSt-BCG」

スピマテカードゲームシリーズの新スターターセット。遊んで頂いた方からは評判が良かったです。ボックスカードゲームという、全てのカードプールが箱に揃った状態で遊ぶトレーディングカードゲームというゲーム性です。今回は、旧作StAと混ぜたものを紹介しました。ルール説明をしていただいたお手伝いのハセガワ様が、インスト用に組んで頂いた物が上記のデッキです。

スピマテカードゲームは、やや難しめのルールですが、仕事猫や星占いのアルカナカードで興味を持った方は、是非次のステップとして初めてみて頂きたいと思っています。交流を目的として、大会も開催したいと思っています。

 

「スピマテオンライン」

スピマテカードゲームは、実はウェブ上で遊べます。そのウェブ版のスピマテカードゲームが進化したリメイク版のスピマテオンラインを体験することができました。新スピマテオンラインでは、AIと戦うことができ、そのAIの数も6人も登場していました。UIが大きく進化しており、操作をしやすくなっていると感じました。背景などももしかしたら付くかもしれないということで、期待も大です。

 

以下、箇条書きのエリア出展のメモ

・試遊卓を使えたのが大きかった。特に、スピマテカードゲームSt-BCGは、なかなかプレイする場がなく、ルールも購入者しか分からなかった為、多くの人に遊んでもらえたのはメリットが大きかった。

・エリア出展で、子供が遊びに来てくれて、「現場より仕事猫」を楽しんでくれたのが非常に良かった。

・隣接出展の大手サークル「キープドライ」さんの混み具合がすごかった。

・個人的に、売るだけなら一般販売でも十分だが、「試遊」「音」「家族連れ」というあたりを考慮すると、エリア出展のブースにもそれなりにメリットがあるように感じた。

・「現場より仕事猫」はそのまま委託販売に繋げられたり、大箱で置くだけで宣伝になる「スピマテカードゲームSt-BCG」をお取り扱いたり、なんとなく風向きが良かった気がします。エリア出展を介することで委託が有利になった部分もあったかもしれません。思い込みかもですが、そういうメリットもあるかもです。エリア出展したという看板は、割と企業化してない同人にとってはメリットがあるのかも。

・エリア出展の利益は、もろもろ含めてプラマイゼロ。赤字でもないし、黒字でもないという感じです。同人としては、まあまあの結果なのではないかと思います。仕事猫がものすごく売れても、出展料で差し引きゼロになるように計画しました。その結果、今回仕事猫の値段が1200円と半端な値段になり、売り子の人にお釣りの面ですごく迷惑かけました。エリア出展なんかしてお金は大丈夫なの?とか、エリア出展するほどお金儲けてるなんて気に入らない、とどちらも言われない様な結果です。

・「ボードゲーマーがスピマテTCG大会で優勝する」というのを一つの目標にしています。そういう目標もあって、2021〜2022年のスピマテのデザイナーズパックに星占いのアルカナカード、現場より仕事猫を出している面もあります。是非、推しのボードゲームから入ったデッキで、大会優勝を果たして欲しいです。なんとなく目的は果たしたので、2022年の後半からは、またTCGっぽいデザイナーズパックを出してこうと思ってます。

・裏テーマですが、「現場より仕事猫」はトップドロー解決、「星占いのアルカナカード」はダイスと、2テーマ連続でTCGプレイヤーの嫌う運ゲーカテゴリを出しました。セオリーから逆行するテーマを出したかったというのが主な犯行の理由です。是非、スピマテを否定するこの2つのデザイナーズパックで、スピマテ大会で優勝を目指して欲しいです。

・自分は、TCGは「ゲーム性が高いか」ではなく、「どんな人がTCGをやりに集まるか。」だと思っているので、スピマテはゲーム性よりも、多くの人が入って来やすいインフラのあるゲームにしていきたいと思っています。デッキ自慢ならぬ、ボードゲーム自慢。大会を通じて、交流会を開きたいと思っています。是非参加してみてください。今後本格的に告知していこうと思っています。

次回のゲームマーケット秋には、「星占いのアルカナカード」をメインにして出展します。また、スピマテカードゲームの対戦環境を整える1年にしたいと思ってます。今後ともスピマテ制作委員会をよろしくお願いします。