[官能小説] 熟女の園 孤独な貴婦人 ~外伝・AV貴婦人~
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孤独な貴婦人 ~外伝・AV貴婦人~

 教えてもらった住所に行くとそこは雑居ビルでした。外からは中の様子はわからず、指定された階数まで上がっていったのです。本当にここであっているのかという不安ばかりが募ります。私は隣にいる直樹の手をずっと握っていました。



 ドアを開けると身なりの汚い男性が私と直樹の身元を確認し、中へと入れてくれました。扉の向こうはフロア全部が一つの部屋になっていてその中を細かく区切ってあります。奥から恰幅のよい中年男性が私の方へとやってくると笑顔で挨拶をしてくれました。

「本日はありがとうございます。写真で見るよりもずっと素敵ですね。今日はいい画が撮れそうだ」

 私の姿を舐めるようにその中年男性は見てとても満足げに頷いていました。部屋には他にも多くの人々がいてそれぞれ仕事の準備をしながら私の方を見て頷いています。
 私はまだこれからすることにようやく実感を覚えました。これからここで直樹と二人でAVの撮影に挑むのです。

 きっかけは私がもっと刺激的なことを体験してみたいと言ったことでした。それを聞いた直樹がなら一緒にAVに出てはどうかと言ってきたのです。人前で、しかもカメラで映されるなんて確かに刺激的でしょうがとてもはずくしくてやる気には最初なれませんでした。けれど直樹は乗り気のようで何度も説得され、ついに製作会社に連絡して出演することになったのです。

「似合ってますよ」

 着替えやメイクをしてもらった私を見た中年男性、監督がそう仰ってくれました。素性をできるだけ隠したいという条件を提示したところ白髪のショートヘアの上から茶髪のウィッグを被ることになりました。地毛よりも少し長めのウェッグは明るい茶色でパーマをかけているように毛先がカールしています。さらに化粧も自分ではしたことのない派手な化粧を施してもらったのです。ラメの輝く口紅に濃いめのアイシャドウ、チークも明るい色でプロの方がやると本当に魔法のようです。
 その顔は10歳は若くは見えることでしょう。それに普段の自分とはとてもかけ離れたものでした。
 ガウンを羽織りスタッフが待つ撮影場所の方へと向かいました。そこには直樹もガウン姿で待っていて私を見て目を丸くしています。

「まるで別人みたいだ。すごく綺麗」

「ありがとう」

 直樹は髪型をややアレンジしてあり普段よりも素敵に見えました。
 私が撮影に対して提示した条件は素性をできる限り隠すこと、相手は直樹だけということです。製作会社はそれを認めてくれたのです。

「撮影はじめますから。節子さんはお一人でベッドのほうへ」

 そう言われ、私は白いシーツのかかったベッドに腰かけました。目の間には直樹や多くのスタッフがいます。それに大きなカメラが私の方に向けられていました。
 これから私がするであろう痴態が世に晒されるのだと思うと恐怖と同時に興奮してきたのです。

「じゃあ本番!」

 監督の声と共に撮影がはじまりました。スタッフは黙って私を見つめています。カメラが私の顔をはっきりと捉えていました。

「こんにちは、お名前を教えてください」

 最初に決められたセリフ通りに監督が聞いてきました。

「橘節子です。年は75歳です」

 勇気を振り絞って笑顔でそう答えました。苗字はもちろん偽名です。監督はそのまま撮影続行するようでした。

「75歳には見えませんね。ご趣味はなにかありますか?」

「趣味は読書と・・・・エッチな事です」

 セリフとはいえ本当に恥ずかしくてやや顔を俯けてしましました。ですがそれがよかったらしくまだカメラは止まっていません。

「エッチな事というのはどういうことですか?」

「その・・・オナニーです」

「へえ、どんな風にオナニーするのか見せてもらえませんか」

 私は真っ白なガウンを脱いでいきました。その下には用意されていた紫色のベビードールとTバックのショーツを身につけていたのです。スタッフは皆、私にくぎ付けになっています。カメラも舐めまわすように私の身体を写していきました。
 これまで身につけたことのない物を着た姿を撮られながら私はそっと自分の胸と股に手を当てていきます。

「うぅ・・・」

 カメラや人前ということで緊張してなかなか思うようにはいきません。ですが時間をかけながら自分の身体に触れ続けると徐々に感じていくようになりました。

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

 淡い吐息を上げながら自分の乳房や股を押さえる姿をカメラがしっかりと撮っています。「こんないやらしい姿を」と意識するとさらに興奮し、股の方は濡れてきていました。

「節子さん、家でするときもそんな感じなんですか?」

「いえ、もっと・・・激しいです」

 ベビードールの上から乳首をきつく摘まみ、カメラに向かって開いた股に指を押し当てていきます。薄いショーツが湿っているのがはっきりとカメラにも映っていることでしょう。指をさらに強く動かして自慰を続けました。

「あぁ・・・感じてくる・・・・感じる」

 自慰の撮影がはじまってどれくらい経ったのかわかりません。長い時間、私は続けていました。徐々に緊張しなくなりカメラの前で声を出しながら快感に浸っていくようになったのです。ベビードールの肩ひもが落ち、露出した乳房を掴みながらショーツの中にも手を入れていきました。

「ああん!んん・・・んふぅ」

 ショーツをずらして膣に指を入れているところをカメラがアップで映します。そこは撮影のために毛を剃ってあり、無毛になった私の股にカメラが迫ってきました。

「中がビショビショに・・・あん、もっと濡れてくる」

「節子さん、ほらカメラにもっとオマンコ見せて」

「やだ、恥ずかしい」

 そう言いながらも興奮気味にカメラに股を近づけ、ショーツをずらして丸見えになった部分を見せつけました。後でモザイクが入るとはいえここにいるスタッフには私の濡れたところをしっかりと見られています。監督もカメラの横で興奮気味に見つめていました。

「どんなこと考えながらオナニーしてるんですか?旦那さんですが?」

「いえ、夫はもう亡くなっていて・・・若い男性のことを考えながら・・・」

「若い男性のことってどんなことを考えてるんですか?」

「私とセックスするところです」

 スタッフの奥から直樹が前へと出てきました。羽織っていたガウンを脱ぐと紺色のブーメランパンツだけの格好で身体にはオイルを塗ってあり引き締まった肉体が輝いています。

「節子さんの大好きな若い男性ですよ」

 パンツだけの格好の直樹が私の隣に座りました。直樹は先ほどまでの私の自慰を見ていたため充分興奮しています。

(節子、すごくよかったよ。俺興奮してる)

(じゃあ今から一緒に楽しみましょう)

 作品上は直樹は用意された男優でありそう振る舞いことを求められています。
 直樹は私の両腕を掴むと顔を寄せてきました。私も顔を近づけていきキスをします。リップで潤んだ唇の感触はいつもと違い、それ以上に人前ですることに気分はより高揚してしまうのです。

「はぁん・・・」

 スタッフが固唾をのんで見守る中、直樹と舌を重ね合っていきました。直樹の手が私の乳房へと乗り、ベビードールを下ろして露わになった両乳房を揉んでいきます。敏感になっている乳首が掌に擦れ、私は堪らず声を上げてしまいました。

「あっ!!」

「乳首感じるんですね」

「すごく感じる」

 直樹が乳首に吸い付いてきます。いつものように上手に唇で挟み、引っ張っていくとさらに乳首から刺激が走ってくるのです。

「乳首!ああん!だめ!!」

「節子さんの乳首すごくいいよ。敏感なんですね」

 横目で監督の方を見るととても満足げな表情でした。そのまま続けることとなり、喘ぐ私の表情や乳首に吸い付く直樹へとカメラが迫っていきました。

「節子さん、若い男のどこが好きなんですか?」

「男の人の・・・ここです」

 直樹のパンツを握りしめると硬く、熱くなっています。触れながら直樹の顔をじっと見つめると直樹はさらに顔を赤くし、股間も硬くなってパンツが破れてしまいそうになっていました。

「ちゃんと名前を言ってください」

「チンポ・・・男のチンポが大好きなんです」

 直樹は立ち上がり、パンツを下ろしました。人前であっても直樹のペニスはしっかりと勃起して堂々としています。
 私はそれを見て堪らずすぐに口を開け、フェラチオをはじめました。

「はぅ・・・んふぅ・・・おっきなチンポ好き・・・大好き」

「くぅ、気持ちいい・・・節子さんエロいなあ」

 私は我慢できず直樹のペニスに激しくしゃぶりつきました。いつも家でしているときのように根元を掴み、頭を激しく振っていったのです。その様にスタッフも監督も驚いていました。カメラが寄ってきて咥えている私の様をしっかりと撮っています。

「おチンポ見せられたらもう我慢できない。もっとしゃぶらせて」

「いいですよ。ほら、ほら!くぅ!」

 直樹が私の頭を掴んで口の奥へと押し込んできます。腰を振り喉の奥深くまで先端が刺さってきますが私もそれを求めて動きを合わせて上半身を振りました。大量の唾液が唇から溢れて垂れていくことも気にせずにペニスを咥えていったのです。

「節子さんのマンコに入れたい。入れさせてください」

 下着を脱ぎベッドの上で全裸で四つん這いになりました。その身体をカメラがじっくりと時間をかけて映していき、最後に直樹が後ろから指を入れる膣穴を写したのです。ぐっしょりと濡れた膣に入った指が動き、私の汁が垂れ落ちていきます。

「ほら、こんなに塗れてます。75歳なのにすごくエロいマンコです」

 直樹は後に見ることになるであろう視聴者に向かってそうコメントしながら膣を弄ってきます。カメラもより股に近づき、濡れて汁を垂らす私の膣をアップで映しました。

「節子さんの大好きなチンポ入れますよ」

「入れて・・・ください」

 指で弄るのをやめて直樹は私の腰に手を置いてペニスを後ろから挿入してきました。ゆっくりと慎重にペニスが中へと入ってきます。熱く汁を先端から垂らす直樹のペニスが人前で私の中へと入っていったのです。

「んん!!チンポいいです」

「うう、俺も気持ちいいですよ。このマンコ・・・」

「あんっ!」

 直樹が腰を動かしペニスを出し入れさせると私は耐えられず大きな声を上げてしまいました。さらに直樹は勢いよく私へ腰をぶつけてきます。

「ひっ!ひっ!!奥に来る!んんん!」

「気持ちいい!いいぞ!」

 直樹はいつもと雰囲気が違い、AV男優という役になりきっているようでした。そうなることでいつもと違う気分で私を責め立てることができるようなのです。私もそれが新鮮で自分から腰を振ってしまいました。

「そんなに気持ちいいのか」

「気持ちいい!すっごくいい!」

「エロいよ節子ちゃん!」

 バシンと尻を強くたたかれました。

「やっ!」

 プスっと尻から音を立ててガスが出てしまったのです。その音もしっかりと記録されています。すぐさま横を見ると監督は喜んでいて続けろと指示してきました。

「屁まで出すなんて恥知らずなおばあちゃんだな」

「つい出ちゃった・・・また出る」

 今度はブボっとより大きな音で出してしまいました。直樹と二人の時だってこんな音をさせることはないのに生まれて初めて人前で大きな音を立てながら出してしまったのです。けれど恥も捨てカメラの前でセックスをしている最中ともなればそれさえも快感になってしまいます。

「いいぞ、節子ちゃん!」

「ああん、もっと・・・もっと突いて!」

 片足を持ち上げられ、繋がっている部分がカメラに晒されています。普段はしないような格好、AVという映像撮影だからこそのいやらしい体勢です。犬のように四つん這いで片足を上げたまま直樹に突かれていました。

「おお!チンポ、チンポ来る!太いのが奥まで来る!」

「節子ちゃん、マンコ締まってる!75とは思えない締まりだ!」

 直樹の動きが早くなっていき、中ではペニスも熱を増していっていました。もう限界が近づいているのだと私にもわかります。私も我慢していましたが限界に達しつつあったのです。

「もう無理だ。出る・・・うう、出る!!」

 私の上げた片足を強く掴み、奥まで挿入した直樹は射精しはじめました。私の中へと大量の精液が注がれてきます。それを受けると私も我慢できなくなりついに逝ってしまいました。

「ああ、イクゥ!!イクイクイクイク!イッグゥ!!」

 撮影スタジオ中に声を響かせ、片足を上げた股から勢いよく一筋の水流を放っていきます。飛び出していく潮がシーツをびしょびしょにしていきました。顔を横に向けるとそれをスタッフ一同が興奮して見つめています。それにカメラもしっかりと撮影していました。
 私はこれまでにない興奮を覚えてしまいました。

 後に発売された私の作品は一部のマニアから高く評価されることになったそうです。


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