2019年末から始まった新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)では世界が混乱し、私たちの生活も今後変わっていくほどの影響を与えています。中でも第6派と呼ばれている2022年1月からのオミクロン株の感染者激増の中では、花粉症の患者さんがコロナウィルスの「みなし陽性者」として扱われることでさらなる混乱に陥ることが指摘されています。

花粉症の症状はたくさんある

花粉症の症状として代表的なのは、くしゃみ、鼻水、目のかゆみですが、他にも「頭痛」「咳」「痰」「のどの痛みやイガイガ感」「発熱」「倦怠感」などが確認されています。詳しくは当サイトでもまとめていますのでご参考にしてください。

 

【花粉症と咳】別の病気を併発?!咳と黄色の痰の原因と対策

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【特集】花粉症で喉の症状が出る原因と5つの喉対策!

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【危険】花粉症の症状で咳が止まらないが意外にヤバい!

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花粉症で頭痛になるの?頭痛の症状がでる原因と4つの改善策!

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このような症状は新型コロナウイルスの「オミクロン株」と症状が似ており、さらに感染者数も多いことから検査キットも不足する事で発熱外来を受け付けているクリニック等では医師の頭を悩ませています。

 

みなし陽性とは?

発熱などの症状がでると、本来は医療機関で受診をしてPCR検査で陽性となった場合に医師が陽性者と診断します。ただし、陽性者の濃厚接触者に同様の症状が表れた場合、検査をしないで、医師が症状を確認して「みなし陽性」と判断されます。そう診断されると当然自宅療養などの措置をとらなくてはならず、仕事や生活に大きな影響が出てしまいます。

 

花粉症や他の風邪と症状の見分けがつきにくくなっていることが混乱こきたす原因となっていますが、実際にみなし陽性と診断された患者さんのうち、後日検査を実施した結果、本当の陽性者はその半分以下であったことも報道されていることから、「みなし陽性」という仕組みに疑問を持つ人も少なくありません。

 

さらに検査を受けて陽性が確定していない患者さんが感染者数にカウントされてしまうと、政府や自治体の判断の精度も下がってしまい、社会・経済の回復も遅れてしまうことが懸念されます。

 

 

まとめ

花粉症の症状が新型コロナウイルスの「オミクロン株」と似ている場合があり、濃厚接触者となった場合は「みなし陽性」診断される場合があります。

花粉症の症状が新型コロナウィルスの「みなし陽性」とされる可能性がある問題について、診断された本人は困ることになってしまいます。自治体の今後の有効な判断に期待する他ありませんが、私たちにできることは、うがいや手洗いなどの感染対策を十分した上で花粉症に対する対策も並行して強化することに尽きるでしょう。