妻子がありながら、結婚前提と騙してお母さんと交際し、お母さんが身ごもると、”元気な赤ちゃんが生まれる薬”と偽って、流産させる劇薬をお母さんに飲ませようとし、お母さんのお腹がどんどん大きくなると、逃げ出してしまったという、美川憲一(みかわ けんいち)さんのお父さんですが、お母さんは、一人で美川さんを生むと、そんなお父さんの実家に乗り込んだといいます。ただ、そんな気丈なお母さんも、その後、体調を崩して結核を患ってしまい、美川さんが2歳の時には、美川さんにうつさないようにと、自分の姉(美川さんの伯母さん)に、結核が治るまでの約束で美川さんを預かってもらったそうですが、まだ幼かった美川さんは、伯母夫婦を実父母と信じ込んでしまったのだそうです。

幼少期の美川憲一と養母

「美川憲一の母親は妊娠中に夫に騙され流産する薬を飲むところだった!」からの続き

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美川憲一の母親は一人で出産後、夫(美川憲一の父親)の実家に乗り込んで妻から慰謝料をもらっていた

美川さんを身ごもり、お腹がどんどん大きくなる中、お父さんはパタッと姿を見せなくなるも、お母さんは一人で美川さんを出産すると、生まれて間もない美川さんを抱え、お父さんの実家に乗り込んだそうで、

(お母さんは、ちゃきちゃきした性格で、何でも「こう!」と決めたら突き進むタイプだったそうです)

石畳のある立派なお屋敷からは、奥さんらしき女性が出てきたことから、お母さんが、すべての事情を話し、

妻子がある方とは知らずに、結婚前提と言われたのでお付き合いを始めて、この子ができちゃったんです、申し訳ありません

と、謝ったところ、

奥さんも

夫がこんな罪作りなことをしてごめんなさい。あなたはまだ若くてこれからの人生があるから、お互いにいがみ合うよりも、夫と別れてほしい

と言って、土下座をして謝ってくれたそうで、慰謝料も支払ってくれたのだそうです。

(お父さんは、この時、不在だったそうです)

美川憲一は結核にかかった母親に伯母(母親の姉)夫婦に預けられ伯母夫婦を実父母と思い込んでいた

そこで、お母さんも、仕方なくお父さんを諦めたそうですが、ショックから体調を崩して結核を患ってしまったそうで、

美川さんが2歳の時には、子供(美川さん)に結核をうつしてはいけないと、自分の姉の米子さん(美川さんの伯母さん)に、結核が治るまでという約束で、もらった慰謝料の半分を渡し、頼むと、子供がいなかったお姉さん夫婦は、喜んで美川さんを預かってくれたのだそうです。

こうして、美川さんは、東京新橋に住む実母の姉夫婦に預けられ、(決して裕福ではなかったそうですが)2人に可愛がられて育てられたそうで、まだ幼かった美川さんは、姉夫婦を実父母と思い込み、すくすくと育ったのだそうです。

(伯父さん(養父)は書道の先生をしていたそうです)

そのため、美川さんが5歳の時、結核が治ったお母さんが迎えに来た際には、美川さんは、「やだ!」と、大泣きして抵抗したそうで、お母さんは仕方なく、そのまま、美川さんを姉夫婦に預けることにしたのだそうです。

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美川憲一は叔母と思い込んでいた実母にも可愛がられていた

その後、美川さんのお母さんは、信州で暮らしたそうですが、美川さんには叔母さんと思い込まれながらも、かわいがってくれたそうで、

幼稚園の運動会では、おしとやかだった養母(伯母=美川さんがお母さんと思い込んでいた実母の姉)に代わり、美川さんをおぶって一生懸命走ってくれたのだそうです。

「美川憲一は出生の秘密を中学生の時に知らされていた!」に続く

幼少期の美川憲一と養母
幼少期の美川憲一さんと伯母(養母)の米子さん。

お読みいただきありがとうございました

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