ご多分に漏れず、殆ど毎朝NHKの朝ドラを観ている。仕事のときは録画まで、していう。
今朝、らんまんを観ていたら、渋谷の話になりそこは鍋島のお殿様の領地だったという。
実家は佐賀県唐津市なので、厳密には唐津藩で、鍋島藩とは違うのだけど、なんとなくおらが、お殿様という認識をもっていた。なので、急に鍋島のお殿様がでてきて、びっくりしたというわけ。らんまんのなかで、おいしいお菓子がでてきてそれはなんですか?と聞くとボウロだという。そこで、茶店で食べたらおいしかったという場面があった。
そして、ボウロの話。鍋島のお殿様がボウロが好きで職人を連れてきて作らせていたとか
佐賀県には丸ボウロを作っているメーカーが数多あるけれど、わたしはこの北島の丸ボウロが好きです。里帰りのときには必ずこのボウロを買って帰ります。
そこで、思い出しました。介護の仕事を始める前は軽井沢で、キャディのアルバイトをしていたのです。平成20年頃のこと、かるいざわの超名門ゴルフクラブで鍋島のお殿様の子孫がホールインワンを達成されたそうです。ホールインワン保険というものがありホールインワンを達成すると保険金がおりるのです。ふつうは仲間内でパーティーをするひとがおおいのですが、鍋島のお殿様のご子孫はゴルフ場の従業員一同アルバイトキャディにまで、この北島の丸ボウロをくれたのです。正キャディは20人くらいアルバイトキャディも30人くらいはいたでしょうか?他の従業員も含めると100人近かったのかもしれません。
丸ボウロは箱入りで2000円くらいはしたと思うので、2000円×100人とすれば、20万なので、20万のホールインワン保険だったのかもしれません。
仲間内でパーティーでもすればいいのにゴルフ場の従業員一同に美味しいお菓子を下賜されたのです。さすがおらがお殿様!と感動したことを思い出しました。
そこで、気づいたのです。これは三題噺になっていると
三題噺とは落語のはなしで、元来トリをつとめるような真打だけがやったもので、客席から三つのお題をだしてもらい即興で作った話なのだそう。お題にも決まりがあり「人の名前」「品物」「場所」だったとか
なので 「人の名前」は鍋島のお殿様「品物」は北島の丸ボウロ「場所」は軽井沢のゴルフ場 このなかのどれかひとつをサゲに使うというルールもあったそうです。三題噺の代表的な演目には芝浜があります。
なんだか、本当に丸ボウロが食べたくなってきました。