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身近な生き物:右巻の憂鬱

2021-12-01 06:29:09 | 日記
5つの基準

 森林公園の歩道を歩いていたら地面に大きなカタツムリ。
この公園ではこれまでに何度もカタツムリを見かけたけれどいずれも小指の先
程しかない小型版。
目の前のは殻が2cm以上の超ド級。
こんな大物を見つけたら知りたくなりました、正式な名称を。
 日本にはなんと700種ものカタツムリがいるそうで。
それだけの種類を見分ける基準は<①大きさ ②殻の巻き方 ③形 ④色 ⑤模様>
(カタツムリの見分け方 より)
 先ずは大きさですが、その前に成長しきった姿なのか発育途上なのか区別を
しなければいけません。
<殻の入り口が外側に反り返っているのは大人、平らになっているのが子供。>
(キッズネット より)
 大人を前提に各地の分布を調べた結果では<1円玉ほどが52%、ゴルフボール
ほどが30%、野球ボールほどが1%。
残りの18%は「見たことが無い」>(ウェザーニュース より)
 ちなみに野球ボールサイズは沖縄に入り込んだ外来種のアフリカマイマイだそうで。

 カタツムリは種類によって殻の巻く方向に決まりがあるといいます。
<殻頂を上にして口を自分の方に向ける。
口が右にあれば右巻、左にあれば左巻き。
遺伝で巻き方は決まっており、ほとんどの種類は右巻。>(Wikipedia より)
 基準の各項目を確認した結果、目の前のカタツムリはウスカワマイマイかオナ
ジマイマイのどちらからしいと絞り込めました。
いずれも聞いたことの無い名前。
 <オナジマイマイは東南アジア原産の外来種。
殻は茶色でコロンとしている。
乾燥に強いので分布を広げている。>(科学バー より)
 日当たりの良い場所を徘徊しているから、こちらかな。

タヌキの答え

 子どもに人気のカタツムリですが、一方できつい視線にも晒されます。
<天敵はホタルの幼虫、オサムシ類のマイマイカブリ、多くの野鳥もエサにする。
イタチ、タヌキ、アナグマ、イノシシなどの哺乳類も食べる。>(Wikipedia より)
かわいいキャラクターの割には敵を作りやすいタイプの様です。
 天敵と言えばネットにこんなクイズがありました。
<右巻と左巻きのカタツムリ、どちらの寿命が長いか?>
 答えは左巻き。
<カタツムリを捕食する生物は右巻の中身を食べやすい形に顎や口が進化した。
(たとえば右の歯が多いなど)左巻きは食べられにくいので寿命は長くなる。>
(モノシリ より)

 なるほど!と思ったけれど別の考えも湧いてきました。
「マイマイカブリみたいな殻に潜り込む天敵の場合はそうだろな、でも」
 サザエの中身がどうしても取り出せない場合、私なら金槌で殻を叩き割って
食べてしまいます。
空腹のタヌキがカタツムリを見つけたら、ガブリとやって殻を砕くだろな。
 そんなタヌキに「どっち巻きだった?」と尋ねても、「知らない」
素っ気なくそう答えそうな気がします。


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