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日々の愚問:気分は晴れ晴れ

2024-03-23 06:29:19 | 日記
私が死んだとき

 毎週土曜日は日々の暮らしの中で生じた極々小さな、ドーデもいい愚問
を取り上げています。
 今週のテーマは1枚のチラシがもたらしたすこぶる厄介な問題。
たぶん今年の初めに新聞の折り込みで配布されたと思われますが、上質な
紙にきれいなカラー刷り。
 一番上に「相続遺言などのご相談はお近くの司法書士へ」とあり、その下に
「今年の4月1日から相続登記が義務化されます」の一文。
更に「相続人が困らないように事前にできる手続きとは?」「自分の家を
家族に贈与するときには登記手続きが必要になります」などの文句もあります。
 我が身に関係するのかしないのか、はっきり分からないのでモヤモヤした
まま捨てずにしまっていました。
気づけば期限まで残り僅か、こりゃまずいと慌てました。

 4月1日から義務化とあるので、3月末までに何をすべきかネットで検索
しました。
先ずは「相続登記」の言葉の解釈から。
 <亡くなった人から土地や建物などの不動産を相続したときに、相続人へ
名義変更する手続きを指す。>
 いきなりモヤモヤ感が晴れました。
親の遺産相続は数年前に済んでいるので、次にこの手の話が出てくるのは
私が死んだとき。
今すぐすべきあれこれは無いと分かって安心です。

こりゃまずい

 それにしてもどうしてこんな法律改正が行われるのか、厄介なだけじゃ
ないかと文句のひとつも言いたくなります。
ネット検索を続けたらこんな解説がありました。
 <今までは相続登記を何時までに行わなければいけないかなどの法的な
取り決めが無かったため、名義が変えられないまま放置される土地などが
発生した。
それが所有者不明の土地となり社会問題となっている。>
 空き家や放置土地などの問題がワイドショーでも取り上げられるので、
深刻さは分かってはいたつもり。
でも気分は他人事でした。
ところが。
 <国土交通省の土地白書によれば登記されている土地の約20%が所有者不明。
これは九州の面積に匹敵するが、2040年には北海道に迫ると推定される。>
(SMC税理士法人 より)
こりゃ無関心ではいられません。

 それで相続に関する検索を続けると「結婚・子育て資金の一括贈与」は
2025年の年度末、「教育資金の一括贈与」は26年の年度末が適用期間
の終了日、そんな話も出てきました。
法律が変わるので節税対策が難しくなると書かれていました。
 「こりゃまずい」と再び慌てましたが、よく見るとネット画面には次の一文が。
<ある程度の預貯金を持つ少人数の家庭では相続税の納税が必要になる
可能性がある。
まずは自分の財産の棚卸を。>
 よく考えてみれば贈与する財産なんてありゃしない。
良いか悪いかは別にして、気分は晴れ晴れしました。



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