キャンベラを皮切りに、現在オーストラリアで開催中の日本映画祭。
https://japanesefilmfestival.net
パースでは11月21日から27日まで開催され、その後はブリスベンにバトンタッチ、その後メルボルン、シドニーへと移動して行く。
日本映画が大好きってほどじゃないけど、サスペンス系とかスリラー系の日本映画は素晴らしいと思う。
そこはかとない虚しさとかどうしようも無さとか、やり場のない怒りや悲しみ、憎しみの映し方は、日本ならではの重さがあると思っている。
で、どんな映画があるのか上映スケジュールを見てみると、スリラーが3本もあった。
そしてMJと2人で3本ともチケット購入。
今夜その一本目を観て来た。
「空白」(英語名はIntolerance)
館内は日本人の姿よりも、断然白人の方が多かったと思う。
しかしこの映画、強烈に良かった。
開始数分後、館内全員が2度に渡って息を飲んだことが忘れられない
とてつもなく心が重くなる中で、それでも笑える部分もあるというのは、なんとも人間心理を突いている。
そしてとてもリアリスティック。
あまりに心が重くなるシーンが続くからか、笑える場面での観客達の反応がデカい
スリラーというカテゴリーでは無いと思うけど、そんなことはどうでも良い。
とにかく素晴らしかった。