【口惜しい!大事なことが抜けている】 | JRTハナのあらえっさ日記~犬と子供と時々株式投資~

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ジャックラッセルテリア愛犬ハナの日常を綴ります。
2018年3月、CMで女優犬デビューしました(^○^)
2018年に生まれた娘と微妙なライバル関係です。

【口惜しい!大事なことが抜けている】

 

ご覧いただいてありがとうございます。

 

毎週末にいく大宮公園にて、たまに小型犬連れで「トレーニング」を施されている飼い主様を目にする事があります。

 

先日お見かけしたある方で、他の犬連れとすれ違う際、大人しく(スルー)する事を意図して食べ物で気を逸らす働きかけをしていた…ただ、その前後を見ていて、根本的に犬の心理を導く飼い主側の意識に手つかずなトコロがあり、これでは繰り返し試みても望む成果は得られない。

 

装備具や前後の犬の所作を見ただけで、犬が物事をどう認知しているかまで分かってしまう…必然的に「あ~あ」と思える事が多々ある。

 

でも、こうした「ご自分なりに愛犬に対して何かしら取り組もう」と分かる飼い主様…周りと比較して私は思うのですが素晴らしい事、だからこそ口惜しい。

 

遠目に30代くらいのその女性飼い主様、食べ物を用いて試みる一方、伸縮リード&ハーネス着用で犬に勝手気ままに振る舞わせていましたが、この設定は失敗する典型なのです。

 

これでは、その人以外の誰がやっても上手く行きません。

 

 

ある程度制限を設けた中で犬との間に意思疎通(主張→行動→評価)を計る

 

ハーネス&伸縮リードだと犬に対して制限がまるでかからない。これは実際の行動面もそうですが、心理的な面も両方です。

 

勝手気ままとは「あなたの好きな様にしていい」という飼い主側の容認とイコールで、逆に言うと「不安な(不慣れな)状況でも自分でどうにかしなさい」という事になる、だから気負い易くなる。

 

片側が気負いを見せれば、通りすがろうとする相手側にもそれが伝播し易くなる。両方野犬気負えば、穏やかに通り過ぎれる確率は大きく下がります。身体のサイズは関係ない。

 

「制限を設ける⇒可哀想⇒出来ない」、褒めるだけのしつけに偏りがちな心優しい方はこの図式に陥り易い。

 

この図式を無意識に選択されていてかつ少しも変えられない方、心理的に思い込んでいて固定化されている方、外からの意見に耳を傾けられない方…犬に指示を通せるポジションに極めて立ちにくく、残念ながら犬側もそういう風にその人を見ません。

 

 

こちらの指示に倣う(しかも継続的に)という結果は、犬がその人の指示を尊重する意識…行動の優先度をそこに置く意識が働いてこそ真に機能するものですが、果たしてその飼い主様が実践に移せるか?こればかりはお話してみないと分からない。

 

食べ物で気を引く(対象から気を反らす)事はある種のテクニカルな手段で、もしそれが無いとまるで出来ないなら、犬が指示の中身を理解出来ていないか、犬がその人自身を優先して意識していないという証拠です。

 

今回の内容的には、テクニカルというよりメンタルがとても大きいものです。

 

 

余計なお世話を重々承知の上で、こういう方を見かけたらそれとなく近くを通りすがってみようと思います。

 

 

ではまた!