ユダヤ人大富豪の教え
（本田健）
【評価：4】
評価について
（1：聞く必要がありません、2：聞いても聞かなくても良いです、3：普通です、4：7回聞きましょう、5：7回以上聞いて潜在意識に刻み付けましょう）
日本人作家の自己啓発書として、最も有名な自己啓発書の1冊です。
大学卒業を控え、アメリカに留学した主人公ケンが講演の時に知り合ったアメリカのユダヤ人大富豪ゲラー氏からビジネスで成功するための17の秘訣を1ステップ1ステップごと教わり、成長していくと話です。
「○○をしないさい。」というような教科書の様な自己啓発書ではなく、ストーリー仕立ての自己啓発書であるので、1つ1つの秘訣を楽しみながら聞いていけます。
最後のエピローグは感動的です。
ところで、気になるビジネスで成功するための17の秘訣とは、一体どんな秘訣なのかというと・・・。
第1の秘訣：社会の成り立ちを知る
第2の秘訣：自分を知り、大好きなことをやる
第3の秘訣：ものや人を見る目を養い、直観力を高める
第4の秘訣：思考と感情の力を知る
第5の秘訣：セールスの達人になる
第6の秘訣：スピーチの天才になる
第7の秘訣：人脈を使いこなす
第8の秘訣：お金の法則を学ぶ
第9の秘訣：自分のビジネスをもつ
第10の秘訣：アラジンの魔法のランプの使い方をマスターする
第11の秘訣：多くの人に気持ちよく助けてもらう
第12の秘訣：パートナーシップの力を知る
第13の秘訣：ミリオネア・メンタリティを身につける
第14の秘訣：勇気をもって決断し、情熱的に行動すること
第15の秘訣：失敗とうまくつき合う
第16の秘訣：夢を見ること
第17の秘訣：人生がもたらす、すべてを受け取る
目標の重要性やマスターマインドなどナポレオン・ヒルの『巨富を築く13の条件』、ジェームス・スキナーの『成功の９ステップ』の感情のコントロールや決断など、他の自己啓発書と同じ秘訣がありますが、逆に言うと、それらの秘訣は成功するのに普遍的な秘訣と言えると思います。
「セールスの達人になる」や「スピーチの天才になる」、「お金の法則を学ぶ」など、ビジネス面での成功のフォーカスした秘訣の内容となっています。
また、本書で紹介されている弁護士や会計士の使い方、選び方が非常に良いと思いました。
弁護士は法律の専門家、会計士は会計の専門家であって、ビジネスの専門家ではなく、ビジネスの経験が無いから、彼らに聞くのは法律、税務の事のみで、ビジネスのことは聞いてはならない。
だから、ビジネスの相談をするのであれば、大きな事務所の弁護士、会計士よりも、自分でビジネスをやっている弁護士、会計士が良いというものです。
私は法律事務所に勤めていたことがあるのでよくわかるのですが（弁護士ではありません）、弁護士は確かに法律のことは詳しいのですが、ビジネスのことは全く知らず一般的な事しか言わなかったので、「これで良いのか？」と思ったアドバイスが時々ありました。
《このオーディオブックを聞いて、変わった私の行動》
・感情について勉強するようになりました。
・ミリオネアマインドについて勉強するようになりました。
・失敗に対する意識が変わりました。
（失敗をしているということは、将来自分が計画していた以上の成功ができるとプラスの意識をするよう心 掛けるようになりました。）
《こんな人にお勧め》
・自己啓発、成功哲学を潜在意識にインプットしたい
・楽しみながら成功哲学を学びたい
・ビジネスで成功したい
ユダヤ人大富豪の教え
- 本田健
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