縄文文化に見る日本人の伝統。 | 真昆布|道南伝統食品協同組合@北海道函館

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商品と浜の食卓レシピ、そして、真昆布の郷の四季折々の情報をお届けします。

 

前回のブログにてご紹介しました当組合があるここ函館南茅部の世界文化遺産、縄文「大船遺跡」で行われた「北の縄文CLUB」さんの縄文土器製作における土器の野焼きにちょっとお邪魔してきました。

 

 

土をこねて造形したのち一ヶ月ほど風乾させておいたものを焼いて仕上げるのですが、燃料は薪を使います。

 

そして、焼き上げるにも3工程あり、最初に中心の溝で火をおこし、ふちに並べた板の上に土器を置いて、熱風で土器に残っている水分を飛ばしていきます。

 

次に土器を溝の中に入れてさらに熱で水分を飛ばし切ります。

 

これが画像の場面ですね。

 

ここでしっかり水分を飛ばしておかないと最終的に割れてしまったりするそうです。

 

そして、最後は土器を溝の中心部に置いて薪をどんどん入れて土器を覆ってしまうぐらいにして高温で焼き上げます。

 

かなりの熱量です。

 

熱くて1mも近づけないですね。

 

ナイロン系のウェアではこの作業は出来ません。

 

そして、焼きあがったのがこちら。

 

 

素晴らしい出来栄えです。

 

北の縄文CLUBさんは20年以上にわたりここ南茅部地区で縄文文化の啓蒙活動をされてきているので、もはや熟練の陶芸家といった感じです。

 

実際に縄文時代もこんな感じだったのでしょう。

 

細かな装飾や意味を込められたデザイン、こだわり、手間、技術、こうしてみるとモノづくり日本の原点を見たような気がしますし、その伝統が技術大国日本と言われるまでにしたのではないでしょうか。

 

近年ではさまざまな技術で海外に抜かれている状況があり、このコロナの世の中でさまざまな弊害を経験し、再度、モノづくり日本の再興を望む声が聞かれるようになりました。

 

やはり伝統は大事です。

 

当組合は食文化における日本の伝統を大切にしていることから組合名に「伝統食品」というのが入っております。

 

だし文化日本。

 

そして、四季折々で旬の食材を調理して食す。

 

当組合では洋食がメインとなり和食離れが進むこの国でだし文化、和食への回帰を啓蒙する活動もしているわけですが、10月に入り、ここ函館南茅部では「スケソ刺し網漁」が解禁され、早朝の漁港ではスケソウダラの水揚げが見られるようになりました。

 

 

このスケソウダラ、卵は「たらこ」として販売され、身はかまぼこなどの練り物製品で主に使われますが、北海道にはこのスケソウダラで作る「三平汁」という出汁は真昆布で味付けは塩だけの郷土料理があり、また、醤油を加えて煮ものにもして食べる習慣があります。

 

スケソウダラの煮物

 

スケソウダラは出汁も出て美味しい魚ですね。

 

卵も煮ても美味しい。

 

あと、卵は「たらこ」になってからは当組合の「塩吹きこんぶ」と絡めるとこれもまた美味しいおにぎりの種になります。

 

 

四季折々で旬の美味しいものを味わう。

 

これも日本に生まれてよかったと思える瞬間です。

 

当組合ではここ函館南茅部で水揚げされた最上級の函館真昆布、がごめ昆布を丹精込めて製品化し、みなさまにお届けいたします。

 

加工する製品は自然由来にこだわり、使用するお酢にもこだわり、日本伝統の健康的な食文化をはぐくむ取り組みをしています。

 

・お酢のこだわりのお話はこちら

 

道南伝統食品協同組合オフィシャル通販サイトはこちら

お電話またはFAXでのご注文、お問い合わせはこちら(平日9~17時)
TEL:0138-25-5403
FAX:0138-25-3590

 

北海道の美味しい海藻を食べて健やかな生活をおくりましょう!

海藻を食べる簡単、料理レシピをご紹介している当組合のクックパッドページはこちら

 

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