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ミニチュア・プードル ハリーとアジリティーを楽んだ日々の想い出

断層岩―地震の化石を発見

2022-09-17 23:30:56 | 日記

断層岩―地震の化石を発見

広島空港に近接する中央森林公園のピクニック広場で、以前、孫と遊んだとき、数十トンの花崗岩類の巨岩に断層の痕跡があり、どうやらその断層の鏡肌にシュードタキライトができるという動力変成が起こっているのを発見したので、本日は改めてデジカメ持参で撮影に来ました。

ピクニック広場の一画、自然の小山の一部に空港の工事で出た岩石を積んで子供の遊び場にしているところがあります。

そこの岩石は全て花崗岩類で、カリ長石がピンク色に見える粗粒黒雲母花崗岩、鉄さび色が渋い班状花崗岩などです。

そのうちの一つの巨岩は白色の基盤に黒ゴマを蒔いたような、おにぎりみたいな白い色合いをしていて、明らかに黒雲母と石英の粒が認められます。ただし、カリ長石があるのかどうか、あっても白色なので斜長石との見分けがつきません。多分粗粒黒雲母花崗岩かとは思いますが、専門家が見たら花崗閃緑岩か、トーナル岩になる可能性もあります。

この岩が、黒雲母花崗岩か否かは今回重要ではありません。この岩には明確な断層の痕跡が、長さ1.5メートルくらいはっきり刻まれていることです。

この断層の鏡肌には、断層のズレの方向に線状にシュードタキライトができて、縞模様になっています。断層が動いた時の摩擦熱で岩石が局所的に溶けてできた液体が岩の割れ目にしみこんで溶けて固まった黒っぽいガラス質の岩石(シュードタキライト)ができていたのが、空港造成工事の火薬で爆破されて割れて鏡肌が露出しました。その鏡肌に、動いた方向に幾重にも線状に黒い鉱物(シュードタキライト)が付着しています。

何千万年・何百万年も昔に、大きな地震の震源地になった可能性もあります。シュードタキライトの放射年代を測定できれば、何時のできごとか明らかになる可能性があります。まさしく、地震の化石と言えるでしょう。

 

 今日は私、サイクリングステーションでマウンテンバイクを借りました。地震の化石の見分のほか、健脚コースを一周して、季節の植物も観察して楽しみました。

 出会った(撮影した)植物は、ママコナ、ヤハギソウ、赤い果実が美しいヌルデ、一部紅葉しかけたイロハモミジ、カワミドリ、クサギの果実、クルマバナ、コシオガマ、シロザ、ヌスビトハギ(又はアレチヌスビトハギ)、ビロードモウズイカ、アメリカセンダングサ、ハギ(ヤマハギで良いかな?)

 名前のわからない白い花の植物2種です。

名前を知らない植物 2種

 

 

 


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