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パジェロイオの純正ナビ(MMCS)を外して2DIN社外ナビを取り付ける方法

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パジェロイオ
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パジェロイオに2DINサイズのカーナビを取り付けたのでご紹介します。

作業したのは平成14年式H77W型のZRグレードです。

作業内容としては、純正ナビ(MMCS:ミツビシマルチコミュニケーションシステム)を取り外して、エアコンスイッチの移植をして、PanasonicのStradaカーナビを取り付けました。
その際、パネルの小加工等も行いました。

同じ型(H77W/H76W)のパジェロイオで、下の写真と同じ形状のインパネであれば作業内容は共通とは思いますが、年式・仕様・グレード等により作業内容が異なる場合がございますのでご注意ください。
また取り付けるカーナビによっては作業内容や準備するハーネス等、異なる可能性ございます。

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パジェロイオのカーナビ交換

まずはもとの状態をご覧ください。

通常のカーナビ取り付けと違って以下の作業が必要です。

  • 一番上のモニター部は、通常の1DINや2DIN規格とは異なるため、そこにカーナビを取り付けられません
    →そのままにします。
  • ナビスイッチとエアコンスイッチ部はそれぞれ1DINサイズのため、2DIN規格のカーナビを取り付けられません
    →ナビスイッチと下のナビ本体は取り外して、エアコンスイッチは下のナビ本体がついていた場所に移設します。
  • 1DIN+1DINのスペースが空きますが2DINサイズのナビがつけられません。
    →パネルを加工し2DINサイズのナビがつけられるようにします。

取付けカーナビ:Panasonic Strada【CN-HE01D】(7インチ180mm)

純正ナビ(MMCS)外し

以前も当サイトでも作業して紹介していますが、再度ご紹介します。

まずはオーディオパネルを外します。
クリップで差し込まっているだけなので内張りはがし等を使用して外します。

ナビスイッチの両サイドを固定しているネジ(計2本)を外して、手前に引き出し、裏のカプラーを外してスイッチ本体を取り出します。

エアコンスイッチも同様に両サイドを固定しているネジ(計4本)を外して手前に引き出し、カプラー外して取り出します。

サイドコンソールパネルをバラします。

シフトパネルを外します。
今回はミッション車だったのでシフトノブを回して外して、内張りはがし等を使用してシフトパネルを外します。

前側のサイドコンソールを外すときに後ろのサイドコンソール(サイドブレーキがついてる側)が邪魔なので、ドリンクホルダーしたのネジを外して浮かせるようにすると、ネジが出てくるうのでこれを外します。

続いて前側コンソールの両サイド下側についているクリップを外します。

これで前側コンソールが外れます。その際、シガーソケット裏の配線を外します。

これでナビの本体が外せるようになります。
両サイドのネジ(計2本)を外して、手前に引き出して裏のカプラー類を外して、本体を取り出します。

本体につながっていた配線類は上(元々エアコンスイッチが付いていた方)にもっていっておきます。

エアコンスイッチ移設

先ほど外したエアコンスイッチのカプラー、ホースたちを下までもっていき、エアコンスイッチに接続していきます。
※延長等しないでもそのまま繋げられます。

そのまま取付けようとしても、左右ともに固定用のネジの穴が合わないので、真ん中へんを穴あけ加工してネジで固定できるようにします。

動作確認して問題なければエアコンスイッチの移設は完了となります。
オートエアコンの場合は、配線つけなおすだけでよいので簡単に移設可能です。

ナビ取り付け

ハーネス接続(電源・スピーカー・車速信号・バック信号等)

新しいカーナビを取り付けるために各ハーネスの接続が必要です。

電源ハーネス

まずは電源ハーネスですが、
これはエーモンのオーディオハーネスを使用することで、車両側の電源ハーネスとカーナビ側のハーネスを接続することが出来ますので是非利用したいところです。

車速信号(車速センサー・車速パルス)取り出し

車速信号はオーディオコネクター(14Pカプラー)の下側、左から3番目の白/青ケーブルです。
※写真の通り白/青ケーブル自体は3本くらいあるので、間違えないように注意。

クラリオンでも紹介されているのでご参照下さい。
https://www.clarion.com/jp/ja/files/speed/mitsubishi/mitsubishi_50B.pdf

バック信号

アクセルペダル横のトリムを外して、中にあるカプラーからバック信号を取り出しました。

シフトをバックに入れてテスターでチェックしたところこの赤いケーブルが反応したので接続しました。
※年式や仕様等により異なる場合がありますので、不安な方はテスターを使用して探すか、テールレンズのバックランプ裏側から取り出す方が確実です。

配線はペダル等に干渉しないように固定しながらカーナビの裏側まで取り廻します。

パーキング信号

パーキング信号はサイドブレーキの線に接続します。
なお、このパーキング信号をアース線に接続することで走行中もナビ操作や映像視聴が出来るようになりますが、危険なのでやめておきましょう。

これで各電源、各信号の接続までできました。

地デジフィルムアンテナ・GPSアンテナ取り付け

地デジ対応ナビのため、地デジフィルムアンテナをフロントガラスに貼り付ける必要があります。

ピラートリム外し

ピラートリムは、ピラーグリップを外すことでトリム自体も外せるようになります。

グローブボックス外し

グローブボックスは、開けた状態で赤丸の位置が引っかかってるだけなので、中央方向に力を入れると引っかかりが外れて、手前に落ちますので、下側根元のロックを外せば取れます。

アンテナ貼り付け・配線取り回し

フロントガラス上部にフィルムアンテナを貼り付けます。
貼り付ける際はガラスの表側に養生テープ等を貼って、目印をつけておくときれいに貼り付けることが出来るのでオススメです。※作業は実際に取り付けるフィルムアンテナの説明書をご覧ください。

アンテナ線はルーフトリムとの隙間に入れ込んで、隠しながら左のピラーまで引き回します。
ピラーに固定しながら、ダッシュボードとの隙間に線を入れていきます。
この時GPSアンテナがある場合は同様にダッシュボードとの隙間にアンテナ線を入れます。

ダッシュボードとの隙間にいれたアンテナ線は、先ほど外したグローブボックスの裏側に出てきます。
そのままグローブボックスの裏からカーナビの裏まで引き回します。
その際、余った配線はグローブボックスの裏でまとめて固定しておきます。
※グローブボックスを取り付けた際、開け閉めで干渉しない位置に固定します。

これでアンテナケーブルもカーナビに接続できるようになりました👍

実際に取り付けるカーナビ、ナビメーカーによって接続方法や用意するハーネスが異なる場合がありますので、説明書にならって作業してください。

ナビ本体の設置

もともとついていた純正ナビスイッチの両サイドについていたステーを新しく取り付けるナビに付け替えます。位置は写真を参照下さい。

オーディオパネル加工

元々ついていた1DIN+1DINのオーディオパネルの仕切り箇所をカット加工します。
プラスチックなのでカッター等で切れますので、切った後にヤスリでバリを取って綺麗にしておきます。(写真忘)

仕切りを切るのでその分だけデッキの上下にスペースが空くようになってしまいます。
厚めの隙間テープやプラスチックボード等で隙間を埋めます。
今回はちょうどいいパネルがあったので使用しました。
なお下側は隙間テープを使用

各配線を接続していきます。
ラジオアンテナ線も忘れず接続します。

いったん固定して通電確認

動作に問題なければ外してあったパネルたちをすべて組み付けて作業完了となります。

エアコンの動作も問題なく違和感なく2DINカーナビを取り付けることが出来ました。
なお、上部のモニターは映らないので真っ黒のままとなりますので、必要に応じて取り外して小物入れにしたりするといいかもしれません。

あると便利な工具

今回のような作業はドライバーなどの基本工具に加えて内張はがしやクリップ外し、信号取り出しようの検電テスターがあるとスムーズに作業ができますね

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