イルミネーションデザイナーの想い|千葉友也

京都を拠点にイルミネーションをデザインするデザイナーのブログ。

地域活性化プロジェクト私案「京都版電子地域通貨」(仮)

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以前に一時期、地域通貨が流行していたことを思い出し、このご時世で観光の機会も少なく京都市も将来的に財政破綻する可能性があると言われている中、地域活性化プロジェクトとして今一度地域通貨についての私案を考えてみる。


地域活性化プロジェクト私案「京都版電子地域通貨」(仮)

2020年から世界的な疫病の影響により外出する機会が減る世の中になり、飲食業や観光業、様々な業界でダメージが広がるようになりました。
人々は外出を控え、イベントの開催中止&延期、旅行を控え、飲食店に足を運ぶ機会も少なくなり、あまり楽しくない話題が続くところに、先日、近い将来に京都市財政破綻してしまうんじゃないかというニュース。
京都に住む民としては、少し今から何か地域の明るい可能性をと思い、私案を考えてみることにしました。

(※この記事に書いている内容は、あくまで個人の私案です。)


今回、自分が個人的に注目してみたのが、電子通貨(マネー)です。
今は、様々な「~pay」や「~コイン」があります。有名なところでは、「paypay」や「楽天Edy」でしょうか。

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地域通貨とは
地域通貨とは、特定地域やコミュニティ内で、モノやサービスとの交換のために使える通貨です。日本では1990年代後半から注目され始め、多くの自治体が地域活性化のために独自の通貨を導入してきました。
地域通貨といっても、厳密には「通貨」ではありません。「お金」は、日本銀行が発行している法定通貨というものになります。
一方で地域通貨の発行元は、地域の企業や団体、自治体行政などです。地域通貨には、保存・貯蓄機能はほぼ備わっていないもので、あくまでも、地域活性化のために使われることを前提とした、地域ポイントや割引券などという通貨(のようなもの)となります。

|電子地域通貨の目的とメリット
今回の私案、京都版電子地域通貨の目的は、下記です。

・地域経済の活性化

地域内で使用できる通貨の流通量が増えれば、その地域の活性化につながるのではないか。そう考え、京都には京都に関連するモノやサービスに使用できる独自の通貨を作ることを思いつきました。
京都版電子地域通貨として、コンビニATM等でチャージでき、京都に旅行に来られた方々や住んでいる地域の方々が、京都府内にあるお店や施設でのモノやサービスに利用できるといったものです。
また、この京都版電子地域通貨を利用すると、ポイントが還元されて通貨に加算されたり、旅行や出張から帰った後でも通貨は持ち続けることもでき、京都版電子地域通貨の専用サイトで、そこでのみの「特別な」京都のモノやサービスのショッピングに利用できる。
このような京都の中でも外でも、京都の地域経済の活性化につながるのが今回の私案の目的です。

|問題点・課題
やはり、ここまでやろうとすると、この地域通貨を作り、運営・管理していく時間や手間、コストがかかります。
最初に盛り上がったとしても、継続的に続けていけるかの懸念点もある。
また、実際に進めようとすると、法律的なこともクリアしていく必要があり、これも大きな問題点・課題になるでしょう。

しかし、デジタル化が進んだ今、スマートフォンやインターネット、キャッシュレス決済の広がりによって、手間やコストが減らせれるところも出てきたのではないか。京都にも、導入することを検討する段階に入ってきてるかもしれないと思います。

|今後と可能性
近年、キャッシュレス決済が日常的になり、電子地域通貨の導入もできる環境が整ってきていると思います。地域活性化は日本や地域の常の課題。今回は電子通貨をひとつの案として考えてみましたが、今後どのような地域経済の活性化につながるサービスが登場するのか注目してみたいと思います。

この度は、当記事をお読みいただきまして、ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。

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