2021年09月11日

アイテサガシのジレンマ

私は結婚相談所に登録したことがない。なので、正確に、それが何であるか伝えることはできないが、今、結婚相談所に登録しようか迷っているふたりの女性が周囲にいる。
ひとりは、28歳で実家暮らし、紆余曲折、試行錯誤があって現在学生。卒業は31歳になったときだ。結婚願望があり、子供は3人欲しい。ホントはすぐにでも結婚したかったが、特定な相手がタイミングよくいるわけもなく、迷った末に専門学校に入学した。

28歳女:「私は35歳までには子供を産みたい。今から行動しないとダメかも。出会いがなかなかないから結婚相談所に登録しようと思うのだけど」

私:「ずいぶん、性急な感じだね」

28歳女:「雑誌にね、結婚相談所でまず女性は年齢で選別されるって書いてあった。20代の方が圧倒的に有利なんだって」

私:「そういう傾向はあるかもね。私の男の友人、年収は当時から1000万以上あったし、港区にマンションも所有していたのだけど、パートナーに恵まれず結婚相談所に登録したのだけど、学歴的には専門学校卒だったから、最初からふるいにかけられてしまって、スタートに立てないと言って辞めてしまっていたから、男女ともにどっちもどっちな世界だね」

28歳女:「そうなんだ、、」

私:「ただね、学歴を言い訳にして自分を慰めている部分があって、ホントはただの奥手、引っ込み思案のコミュニケーション苦手なのが、結婚できなかった真の理由だと思う」

28歳女:「そうか!まず、身近な人で考えてみる」

私:「そっちが先決だね」


もうひとりは、40歳ひとり暮らし。医療系の仕事をしている。趣味の世界(ライフワークに近い)に打ち込んできて、気が付くとアラフォ。先日、身体を壊した母の検査入院に同行したときに、母から「100万円出すから、結婚相談所に登録して相手を見つけなさい」と真顔で言われた。すかさず、「100万ちょうだい。彼氏作るから」と言うと「それはダメ、相談所に私が払う」と返された。さすが、母上、娘のことをよく知っている。

40歳女:「今更、結婚相談所に登録して意味あるの?」

私:「それなりの年齢をターゲットにした相談所もあるようだよ」

40歳女:「私、束縛されるのが嫌なんだ。しつこい男性が嫌い。こんなんで結婚できるのかな」

私:「あの彼はどうした?」

40歳女:「彼、私と同じ年なんだけど、結婚をしたいって事前に言ってあるのに、真剣に考えようとしない。40歳になっているのに、まだ遊びたいみたい」

私:「私はダメ男や悪い男ばかり見てきたから、よくわかるんだが、恐らく彼は他にも女性がいるよ」

40歳女:「世の中の男性ってそういうのばっか?」

私:「そうじゃない男とも付き合ってきただろ?過去には結婚しそうな相手もいたよね?」

40歳女:「うん、いた。でも、しつこくて分かれた」

私:「ある意味、それがフツーかもよ。真剣に好きな相手はあなたに会いたがるのが普通だよ。連絡もマメに入れてくるし、、。(あなたを束縛しない男は、束縛されるのも嫌だし)」

40歳女:「やっぱり、結婚には向かないのかなぁ、、」



mira69 at 04:09│-Cmt-(0)"結婚の自由" | "Love"

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Club Deep Blue 主宰

Shinobu

生きづらい世の中にあって、性と言う根源的欲求の本質を見つめながら、人間関係、純愛、婚外恋愛、規格外恋愛、法律婚、事実婚などの結婚制度、セフレからリフレな関係やセクシュアリティのダイバシティーなど、愛と性と制度の間で囚われて揺れる心の自由を徒然に語る。

工藤 忍
Shinobu KUDO
男性、東京在住、年齢相応
小さい会社の一番エラい人
Club Deep Blue 主宰
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Sexualityの多種多様、愛と性の狭間に揺れる心と身体の自由を語る。
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