季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の果物「柿」

2020-11-23 04:49:26 | 暮らし
人生日訓(532)

「行先むかひばかり見て足許を見ねばふみかぶるべきなり」

この対照は面白い。確かに、今日でも、この広い世間には大きく分

けて、この二つの型がある。先ばかり、他人のことばかり、気にし

ているのがあるかと思うと、足許ばかり、自分のことばかりになっ

ている第二種がある。私はこの二つの型で、どちらにもいいところ

は分かるが、その中間を行くところに処世の妙味があるのではなか

ろうか。仏教はやはり、その特色の「中道」をとると思う。どっち

つかずというのではなく、その型のいいところを止揚して行くこと

だと思う。

歳時記

勤労感謝の日

勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日。

1948年に制定されました。終戦までは新嘗祭(にいなめさい)の日。

アメリカの感謝祭(サンクス・ギビング・デー)に相当するものと

されていますが、戦後廃止された新嘗祭を「勤労感謝の日」に改め

うのでしょう。

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11月に実の成っている果樹「柿」

秋の果物。  甘柿(富有、次郎、     江戸一、御所等)、  渋柿(西条、平核無等)  がある。  実の表面に黒い斑点が  ポツポツあるものは  どちらかというと  「甘い」そうだ。 ・・春の若葉は  とてもすばらしい色で、  よく目立つ。 ・葉は”柿の葉のお茶”  としても使われる。 ・花はあまり目立たない。  5月頃に咲く。  花は終わりかけになると  ボトボトッと  音をたてて地面にどんどん落ちる。  その場に居合わせると壮観。  時期はだいたい  5月下旬から6月初め頃。  梅雨の前。  「柿花落」は  その頃の季語だったと思う。  この、花が落っこちてくるようすは  青桐の花も同じ。 ・秋に紅葉する「赤」い葉と  「黄」色の実から、  「赤黄」→ 「あかき」    → 「かき」になった、  という説がある(名前の由来)。 ・「桃(もも)  栗(くり) 3年、   柿(かき) 8年、   梅(うめ)は酸い酸い13年、   柚子(ゆず)は大馬鹿18年、   林檎(りんご)ニコニコ25年」。  実を結ぶ時期のこと。  何事も、時期が来なくてはできない、  というたとえ。  ただし柿は鉢作りなら  3~4年くらいで結実するらしい。 ・英語では  「パーシモン(persimmon)」。  ゴルフのクラブの  ヘッドの材料として  柿の木が使われた時期があった。  (パーシモンヘッド)。  柿の木の前には  「ブナの木」が使われていた。 ・劇場が新築されてから  初めて行われる劇のことを  「柿落とし(こけらおとし)」  という。  この場合の「柿」の字は、  右側の「市」の部分の縦棒が  上から下まで突き抜けている字で、  「こけら」と読み、  「材木のけずりくず」などを  意味する。     新築、改築工事の最後に  足組みなどの  柿(こけら:    材木のけずりくず)を  払い落としたところから。 ・薬効   しゃっくり、げっぷ ・薬用部位 実の「へた」の部分 ・生薬名 「柿蔕(してい)」 ・薬効   止血、やけど ・薬用部位 実の「渋(しぶ)」 ・生薬名 「柿漆(ししつ)」 ・薬効   消化器官の潰瘍出血、       のどの炎症  ・薬用部位 葉 ・生薬名 「柿葉(しよう)」 ・その他の呼び名   柿餅(しぺい)= 干し柿   柿霜(しそう)    = 干し柿に吹いた白い粉 ・「柿食へば   鐘が鳴るなり 法隆寺」    正岡子規  「柿食ふや   遠くかなしき 母の顔」    石田波郷  「おりたちて   今朝の寒さを 驚きぬ   露しとしとと 柿の落葉深く」    伊藤左千夫 

(季節の花300より)

         
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