投資をしているからには資産を増やしたいと思っているからこそ投資をしているわけであり、増やせるのであれば大きく増えてくれればいいな~と思っている投資家も多いと思います。それが強くなってしまうと、大きく増やしてみようという思いのみが強くなってしまって、投資資産をいち早く増やすことに注力するようになってしまう事があります。

確かに投資資産が大きく増えてくれると嬉しいよね



でも、大きく増やそうと思うと、それ相応のリスクが必要だよね
普通に投資をしていると大きく増やすのは難しく、大きく増やそうとするのであればリスクを高く取る必要が出てきます。一番手軽にリスクを高く取って大きく増やそうとするのであれば、レバレッジを掛けて投資をしていくという方法になっていきます。
S&P500やナスダック、個別株などに 2倍・3倍のレバレッジを掛けて運用していき、普通のリターン以上のリターンを狙う形になっていくよね。
相場が好調な時であれば順調に増えていくのでいいのだけど、相場が逆回転する(軟調になる)と資産は加速度的に減少していく事になってしまいます。
多くの投資家が退場していく理由で一番大きな要因は、不用意なレバレッジを掛けてしまっていたことで想定以上の損失を被ってしまって退場していくというものです。
投資で大切な事の1つは、時間を味方にするというものです。多少軟調な相場が続いていたとしても、時間を味方に付けながら投資を続けていく事でジリジリと資産を増やすことが出来ます。
投資ファンドなどでは1年ごとに成績を求められるので、年間でマイナスリターンになる事はダメな事なのですが、個人投資家においては単年度でマイナスリターンに陥ったとしても、数年かけて戻していけば問題なく、長期的な運用においてプラスリターンにしていければいいんです。
でも、レバレッジなどを掛けてしまうと、マイナスリターンが非常に大きくなってしまって取り戻すことが不可能なぐらいのダメージを負う事があります。通常のマイナスリターンであれば数年かければ戻せるものも、激しいマイナスリターンとなってしまって取り戻せないようなぐらいになってしまっては、時間を味方につけるという個人投資家のメリットを活かす事が出来なくなってしまいます。
投資なんて失敗の連続です。間違える事なんて沢山あります。大きな失敗さえしなければ立て直す事は何度でも出来ます。それなのに、レバレッジを掛けてしまうと一発退場のリスクが高まってしまい、その後の投資を継続するのが困難になる事があります。
何度失敗してもやり直せばいいのだと思います。そして、そのやり直すという事が出来なくなってしまうようなレバレッジを掛ける事を辞めておけば、長期的には投資で成功する可能性は高まっていくと思いますよ。
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