“あのね、鈴芽、いまはどんなに悲しくてもね、

 

 鈴芽はこの先ちゃんと大きくなるの。
 だから心配しないで、未来なんて怖くない。
 いまは真っ暗闇に思えるかもしれないけれど、
 いつか必ず朝が来る。
 
“お姉ちゃん、だれ?”
 
“私はね、鈴芽の明日!”