こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

シラホシヨトウ飼育 <採 幼~羽 化>

2025年03月30日 | 飼育日記


シラホシヨトウ
日本各地に分布する蝶の仲間で、開張は40㎜~45㎜前後。
幼虫はヤナギ類・オオバコ・フキなど様々な葉を食べる。



2024年9月 採幼
山地のフキとイタドリの葉を食べていた2匹の幼虫を採集しました。




2024年9月 幼虫
6日後、1匹は体が硬く小さくなりおそらく前蛹のようです(上)。
もう1匹はなんだか寄生?病気?きっとこのまま死んでしまいそうな感じです(下)。



2024年9月 蛹化
翌日、上の写真の個体は蛹になりました。




更に3日後、蛹は濃い茶色になり瀕死の子はやはり死んでしまいました。
原因はわかりません寄生ではなさそうです。



2025年2月 羽化
シラホシヨトウが無事に羽化しました。
以前も飼育をした事があるので今回で2回目の飼育。
前回はエゾトリカブトを食べて育ちました、今回はフキとイタドリ両方を与えました。


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ウスタビガ飼育 <採 卵~羽 化>

2025年03月29日 | 飼育日記


ウスタビガ
日本各地に分布する蛾の仲間で、開張は75㎜~110㎜前後。
幼虫はクリ・クヌギ・コナラ・カシワ・ハンノキ・キハダ・サクラ・カエデなどの葉を食べる。





2023年10月 採卵
成虫を採集し産卵してもらいました。
野外に保管して越冬させます。



2024年5月 孵化3㎜
翌春、飼育ケースを見ると幼虫たちが孵化していました。
真っ黒3㎜ほどの幼虫です、自宅のさくらんぼの葉を与えます。



2024年5月 幼虫8㎜
脚や側面に模様が出てきました。



2024年5月 幼虫20㎜
どんどん大きくなってきます。



2024年5月 幼虫30㎜
全身が黄緑色に変身しました!
側面の水色のポチが格好良いです、そこから毛が生えています。



2024年5月 幼虫40㎜






2024年6月 幼虫43㎜
頭の突起が可愛くて仕方ありません。
その後葉をもりもり食べて60㎜くらいまで成長しました。









2024年6月 繭作り
6月入りいよいよ楽しみにしていた繭を作り始めました。
綺麗なエメラルドグリーンの色の繭を作りその中で蛹になります。



2024年8月 羽化
第一号が羽化しました、オスのウスタビガです。
孵化してから約3ヶ月ちょっとでした。





その後の9月くらいまでちょこちょこ羽化が続きます。





10月に入るとメスの羽化の割合が増えてきます。
最後は12月中旬に羽化して羽化は終了しました。



オスとメスの交尾を得て2025年もまた飼育を楽しみたいと思います。


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マダラバッタ

2025年03月28日 | 探索日記(生物)



マダラバッタ
作シーズンの散策で出会ったいきものたちのご紹介。
初めて見たバッタ、北海道にもこんなバッタがいるって嬉しいです




黄色とピンク色のイナゴ





オオカマキリ



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ガの仲間(2024年)⑩

2025年03月27日 | 探索日記(生物)


ウスベニコヤガ
作シーズンの散策で出会ったいきものたちのご紹介。
2024年7月 所々に赤ピンク色が散りばめられた美しい蛾です。
日本各地に分布、ホストは不明。





アワノメイガ
2024年8月 自宅にもきてくれる蛾です (〃艸〃)ムフッ。
北海道・本州・四国に分布、ホストは トウモロコシ・キビなど。



ウスゴマダラエダシャク
2024年11月 大きくてゴマダラ模様の可愛い蛾。
北海道・本州。四国に分布、ホストはモクレンなど。



ウススジオオシロヒメシャク
2024年7月 白地に丸い模様が特徴的の蛾。
日本各地に分布、ホストは不明。



ウチキシャチホコ
2024年7月 赤と黄色の憎いやつです (〃▽〃)ポッ。
北海道・本州・四国に分布、ホストはカンバ類。



オオタバコガ
2024年8月 毎年自宅に来てくれる常連さん!!
日本各地に分布、ホストはトウモロコシ・ダイコン・キャベツ・キュウリ・レタスなど。




オオチャバネヨトウ
2024年7月 光の当たり具合によって輝く紫色にも見える大きめの綺麗な蛾。
日本各地に分布、ホストはガマなど。



オオバコヤガ
2024年11月 これも毎年自宅に来てくれます。
日本各地に分布、ホストはギシギシ・アキノウナギツカミ・タデ類。



オオヒサゴキンウワバ
2023年7月 金色に輝くとても綺麗なオオヒサゴキンウワバ。
北海道・本州に分布、ホストはエゾイラクサなど。



クワエダシャク
2024年8月 大きくて地層みたいな模様の蛾 
日本各地に分布、ホストはクワなど。


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オクエゾトラカミキリ

2025年03月26日 | 探索日記(生物)


オクエゾトラカミキリ
作シーズンの散策で出会ったいきものたちのご紹介。
例年同様、昨年もオクエゾトラカミキリを探しに行って来ました。
良さそうな河川敷を見つけヤナギの流木をチェックしたら1匹目の個体が張り付いていました。



ちょっと角度を変えて撮影。



別の樹にも・・・



更に追加








オクエゾトラカミキリ
何回見ても奥ゆかしいカミキリムシです。



別の日、数年振りに初めて入るポイントへ足を運んでみた。
個体数は少ないが初ポイントでも見る事が出来た





オクエゾトラカミキリ
こちらも別日に別の新産地で見つけたオクエゾトラカミキリ


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足の短いヤナギトラカミキリ

2025年03月25日 | 探索日記(生物)


ヤナギトラカミキリ
作シーズンの散策で出会ったいきものたちのご紹介。
採集時には気が付かなかったが展足して右足が短い事に気づいた。
最初は欠損個体かと思ったがそうじゃなく、単に足が短い個体でした。



同個体の後脚の拡大画像


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ブタクサハムシ

2025年03月24日 |  ●ハムシ科


ブタクサハムシ Ophraella communa

[分 布] 日本各地
[食 樹] ブタクサ・オオブタクサ・ヒマワリ・キクイモ・オオオナモミなど
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約3.5㎜~4.7㎜前後のハムシ科ヒゲナガハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、ブタクサなどが生える明るい草地環境に生息し個体数は多い。
北海道では主に南部で見られるが元々は北アメリカ・メキシコ原産の外来種
※ ブタクサは明治初期に日本に渡来した北アメリカ原産の帰化植物。
幼虫・成虫ともにブタクサやオオブタクサなどの葉を食べて育ちます。
1996年頃に関東で見つかり各地へ急速に分布を広げている。
体色は淡黄褐色で上翅に黒色の細い筋模様が見られるが、黒筋の濃淡や長さにはやや個体差がある。
前胸背板には3本の縦長の黒紋が見られる。
国内では春に産卵し、孵化した幼虫はホスト植物を食べて育ちそのまま成虫で越冬する。
秋口になるとホスト植物の枯れた葉をシェルターとして越冬。



採集したブタクサハムシ






北海道のブタクサハムシ



夜間ブタクサの葉上で休んでいたブタクサハムシ


[ブタクサハムシの飼育記録]


2024年9月 ブタクサの葉の上に産み付けられたブタクサハムシの卵


2024年9月 卵を採集して5日目に孵化、さらに5日目の2㎜前後の幼虫


2024年9月 孵化から11日目、4㎜に成長した幼虫


2024年9月 4日後、蛹になった


2024年10月 孵化してから26日目に羽化したブタクサハムシ


[ブタクサハムシの生息環境]

 
道路脇や草原脇にブタクサが生える環境


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ガの仲間(2024年)⑨

2025年03月23日 | 探索日記(生物)


マエグロツヅリガ
作シーズンの散策で出会ったいきものたちのご紹介。
2024年8月 さんかくおにぎり見たいな蛾。
日本各地に分布、ホストは不明。



マダラキンウワバ
2024年8月 同定がちょっと難しいグループ (〃艸〃)ムフッ。
北海道・本州・四国に分布、ホストは トリカブト類など。



マルモンシロガ
2024年7月 日の丸弁当の様な蛾ですね。
日本各地に分布、ホストはクルミ類・サワシバ・アサダなど。



ミツモンキンウワバ
2024年8月 割と良く見かけるミツモンキンウワバ。
日本各地に分布、ホストはニンジン・ゴボウ・ダイズなど。



ミドロミズメイガ
2024年7月 湿地で良く見かけるメイガ (〃▽〃)ポッ。
北海道・本州・九州に分布、ホストはスイレン科のヒメコウホネ・ジュンサイ・コウホネ類。



ムラサキツマキリヨトウ
2024年8月 胸部の毛が痛そうですね!!
日本各地に分布、ホストはツルシノブなど。




モントガリバ
2024年8月-9月 何故か自宅で良く見かけるモントガリバ。
日本各地に分布、ホストはクサイチゴ・クロイチゴ・モミジイチゴ・エビガライチゴ・アジイチゴなど。




モンムラサキクチバ
2024年8月 あまり個体数は多くないので見つけると嬉しい蛾。
日本各地に分布、ホストはマメ科のフジ・ネムノキまど。




ヨコハマセニジモンアツバ
2023年9月 初めて見る格好良いヨコハマセニジモンアツバ。。
北海道・本州に分布、ホストは不明。



ユウグモノメイガ
2024年7月 色彩が非常に美しい蛾です、たまに我が家の玄関にも飛来します 
日本各地に分布、ホストはスイバなど。


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エゾミドリシジミ飼育 <採 幼~寄 生>

2025年03月22日 | 飼育日記




エゾミドリシジミ
日本各地に分布する蝶の仲間で、開張は32㎜~34㎜前後。
幼虫はミズナラ・コナラ・カシワなどの葉を食べる。




2024年5月 採幼
林道沿いに落ちていたミズナラの葉にくっついていたエゾミドリシジミの幼虫。



2024年5月 幼虫
幼虫を採集してから5日後、体の色が変わり動かなくなってきました。
前蛹かなぁと良く見ると頭部付近に大きな穴が開いてます!?
寄生です・・・・(´;ω;`)ウッ…



2024年5月 寄生
2日後、やはり寄生されていました。
幼虫は見るも無残な姿に(左)、そして寄生した主の蛹(右)が転がっていました、本当に残念です


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ウラクロシジミ飼育 <採 卵~羽 化>

2025年03月21日 | 飼育日記


ウラクロシジミ
日本各地に分布する蝶の仲間で、開張は30㎜~35㎜前後。
幼虫はマンサクなどの葉を食べる。



2023年 採卵
マンサクの枝で見つけたウラクロシジミの卵。
採集した後は野外で管理して冬になる前に冷蔵庫へ



2024年4月 加温
翌春、庭のマンサクの葉が開き始めたのを確認し、冷蔵庫の卵を確認して見る事に。





2024年4月 孵化の準備
既に卵の中心が穴が開いているものもありましたので、加温+加水を行います。





2024年4月 孵化
加温した翌日から3日間で数匹が孵化してきました、既に3㎜。
マンサクの葉の隙間に喰いつかせます。



2024年4月 幼虫6㎜
餌を変えるついでに体長を測って撮影。
順調に育っているようです。



2024年4月 幼虫14㎜
孵化してから12日目です、終齢幼虫になりました。



2024年5月 前蛹
さらに6日目、前蛹になり蛹の準備を始めました。





2024年5月 蛹化
翌日は無事に蛹になりました。






2024年5月 羽化
蛹になってから13日後に1匹目が無事に羽化。
その後4日間の間に次々と羽化してくれしまた、やはりウラクロシジミはカワイイですねエ


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