男マンの日記

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3月5日ガンバレ☆プロレス高島平大会。ベストバウトは高瀬みゆきvsYuuRI!佐藤光留登場!

変わりゆくガンバレ☆プロレス!舞台は3・5高島平大会!

3月5日、ガンバレ☆プロレス高島平大会を観戦してきました。前日にガンバレ☆女子プロレス勢のイラストを描いたこともあり、4月1日の横浜ラジアントホールでのガンジョ再旗揚げに注目していたのがまず一つ。そして新設されるタッグベルトを賭けたSOGタッグトーナメントへに向けての動きがありそうなこと、そして個人的にその動きの良さが気になっていた新人、中村宗達が筋金入りの格闘家・和田拓也とシングルマッチを行うこともありました。

 

特に中村宗達選手、先月見に行った大家健とのシングルでも良い動きを魅せていたし、アマレス、柔道経験がある現役大学生ということ。バチバチの格闘技マッチが期待できるはず。期待しながら久々に高島平に向かいました。

高島平とはいえ観客はほぼ満員。選手挨拶では大家健と勝村周一朗が入場。前回の興行でタッグ結成が決まった二人、タッグの名称も「大勝健」と決定。トーナメント優勝を確信(というか、このままエントリーチームがなければ不戦勝で優勝!と勝手に決めつけ)してました。とその流れで興行開始!第1試合はいきなり個人的お目当ての試合、和田拓也VS中村宗達でした。

試合は和田拓也が鮮やかなクロスヒールホールドを極めて勝利。しかし序盤はレスリングの攻防で白熱。あえてワダタクがアマレス的な攻防を仕掛けたような節はありましたが、そこにしっかり応えていった中村。ワダタクのタックルを潰して上になる場面もあり、マウントを取ったりと見せ場は作りますが、下になっても全く動じないワダタクの関節地獄にハマっていってしまい、なんども悲鳴を上げながらロープに逃げるも最後は捕まってしっかりと極められてしまいました。

ドロップキック連打で反撃する場面もあり、闘う気持ちは見えた中村宗達、これからもアマレスを生かしたファイトスタイルで闘っていってほしい。ガンプロ期待の新人への期待感、そしてその新人をしっかりと極めた和田拓也の強さが際立った第1試合でした。

 

 

そして先日SOGのベルトに挑戦し、惜しくも敗れた冨永真一郎に前口太尊が挑んだシングルマッチ。蹴りで攻めたい前口にそれを翻弄する冨永、いつもの2人のスタイルが交差していきます。

一進一退の攻防の中で場外へのトペ、蹴り連打からの裏拳など意外性のある攻撃も交え、徐々にペースを掴んでいった前口、フラついた冨永に放った飛び膝蹴りが冨永のアゴにヒット!そのまま崩れ落ちた冨永がカウント3を許し、前口が堂々の勝利を収めました。

そしてその場でSOGタッグトーナメントへの出場を直訴した前口、「私をプロレスに引きずり込んだ人と組みたい」と叫ぶとテーマ曲が鳴り、入場口から登場したのは佐藤光留!おお!これは意外かつ意味のある人選。たしかに私、前口太尊デビュー戦を佐藤光留興行で目撃してます。

入場した佐藤光留、「ここにはDDT、ハードヒット、ユニオン、雀荘で闘ったことのあるやつらがいる」とオファーを快諾。ここに前口太尊&佐藤光留の「パンチドランカーズ」が誕生しました。

そして、この日のカードでは次々とSOGタッグトーナメントの参加チームが決定していきます。翔太と高尾蒼馬のROMANCE DAWN、そしてなんといっても驚きだったのはメインイベントで勝った高岩竜一が今成夢人にタッグチーム結成を呼びかけたこと。しかもその理由が泣かせる。

ガンプロにタッグベルトが出来て、その初代王者をトーナメントで決める。オレはIWGPの初代王者だった。そのときのパートナーの大谷晋二郎とこのベルトを巻きたいよ、だけど大谷はケガと闘っている。そこで...その大谷を一番わかってる今成夢人!オレと組んで初代チャンピオンになろう!

そして「そのかわりストロングスタイルだ、パンツを黒にしてこい」と要求された今成、「そうだ!俺たちストロングスタイルですね!ジュニアオールスターにも出たし、俺たちジュニアオールスターズ、略してジュニスタだ!」と怪気炎を上げるも高岩「いや、それは金本浩二とのタッグ...」と気まずい空気になり、結局ジュニスタならぬオルスタにチーム名は決定。「いくぞー!3・2・1・オルスター!」で大会は締め。タッグトーナメントへの期待感が上がる大会になりました。

 

 

4・1ガンジョ横浜大会に向けて!高瀬みゆきVSYuuRI!

そして男子がタッグトーナメントに向かっている一方、女子は4月1日、横浜ラジアントホールに向けての闘い。まなせゆうな欠場という事態のなか、YuuRI、長谷川美子が立ち上がり大会の開催を直訴、二人に檄を飛ばす春日萌花とHARUKAZE。そんなガンジョの試合が2試合組まれていました。

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第二試合に組まれた春日萌花&朝陽vsHARUKAZE&長谷川美子。この試合、大会開催を直訴した長谷川美子が試される一戦でもありました。

しかし、試合のペースは春日&朝陽組が握る展開に。HARUKAZE&長谷川美子も反撃を試みますがのきなみ単発に。終盤合体攻撃で春日を攻め込む展開もありましたが、朝陽のちゃんまるボーイで丸め込まれた長谷川がカウント3を奪われて敗北。4・1を一ヶ月後に控え、少し物足りない部分が残る試合のように感じました。

 

そして試合後何かを考えていたような春日萌花。3月25日の王子大会ではYuuRIとの一騎打ちが予定されている春日。何かのアクションを起こすのか、気になる態度を見せていました。

 

そして、この日のベストバウトと言ってもいい試合だったのが高瀬みゆきvsYUURIのシングルマッチ。

 

いつも通りガンガン攻め込み、相手に檄を飛ばしながら技を重ねていく高瀬みゆきに泥臭く食らいついて反撃していくYuuRI。得意の蹴りをバンバン放っていくと高瀬もあえて「蹴ってこい!」と煽っていく。その煽りに応えてさらに強い蹴りを放つYuuRI。しかしいちいちYuuRIの攻撃を受け止め、倍返しで叩き潰していく高瀬。しかしそのときの表情はどこか楽しげで充実しているように感じました。

YuuRIも悔しがりながらもどこか闘いを楽しんでいるような、二人の闘いがどんどんスイングしていくような試合。ガンガン走っていく高瀬みゆきになんとか食らいついていくYuuRIでしたが、得意の神風ベイベーからのダイビング・ギロチンドロップでカウント3を奪った高瀬みゆき。しっかりとその強さを見せつけました。

試合後肩を組み、四方に挨拶したあともYuuRIが高瀬に頭を下げ、高瀬もYuuRIの頭をくしゃっとするなど互いにどこか認めあったような二人。気持ちいい闘いのあとの気持ちいい光景でした。

 

 

このように、男子は中村宗達vs和田拓也の格闘技路線の試合、かけひきと蹴りが交差した前口太尊vs冨永真一郎、玄人好みの結末だった翔太VS高尾蒼馬、激しさと大人の悪ノリと明るさが同居していたメインの6人タッグ。本当にバラバラな、いろんな試合をギュッと詰め込んだような興行でした。

とにかく大家健、今成夢人の無闇な熱さ、勝村周一朗、和田拓也、中村宗達のところどころ光る「強さ」、チャンピオン渡瀬瑞基、前口太尊、石井慧介のえげつないバチバチファイト、翔太、高尾蒼馬、冨永真一郎の光る巧さ、それぞれの光が交差するガンプロのリング。混沌、だから面白い!

そして4・1ガンジョ興行に向けて走り続けるしかないガンジョ勢。今日とにかく良かったYuuRI、しかし長谷川美子とともに試合には敗北しているわけで、今後どう期待感を高めていくか。そのためにどう行動を起こしていくか。春日萌花、HARUKAZEはどう関わっていくのか。最後にガンジョの選手4人のイラストツイートを貼って今回は締めくくろうと思います。ガンバレ☆ガンプロ!ガンバレ☆ガンジョ!ガンバレ☆俺!